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#よんなな朝の歌 ’23.10⑤


2023.10.23 JUN SKY WALKER(S)「START」

おはよんなな。今週も始まっちゃいました!ということで、この歌でスタート切りますか。朝の光を浴びながら顔上げて背筋伸ばしてちょっとアップテンポで駆け抜けてくださいな。お仕事に勉強に、今日も元気に行ってらっ…しゃい!
午前6:47 · 2023年10月23日

 JUN SKY WALKER(S)というバンド字体、浅学ながらあまり知らなくて。ジュンスカの楽曲と認識せずに、直感的に好きだった曲はこの「START」と、後年発表された「さらば愛しき危険たちよ」の2曲。
 2曲は対照的なイメージの楽曲がゆえに、同一のグループが歌唱しているという認識はあまりなかった。陽の「START」のイメージが強く、明るく元気な曲調がジュンスカだと思っていた。
 ただし、それは今思えば元気な時代を謳歌した歌だったのかもしれない。1991年はそういう年だった。

2023.10.24 Herb Alpert & The Tijuana Brass「Bittersweet Samba」

おはよんなな。いつかは冗談でもこの曲をバックグラウンドにして語ってみたい。深夜1時の時報を皮切りに全国30局ネットくらいだっけ?それではいってみますか、「よんななのオールナイトニッポン!」
午前6:47 · 2023年10月24日

 「Bittersweet Samba」をバックミュージックにしてフリートークをするという自分を夢見た少年青年は、ざっと星屑くらいはいたのではないかと思う。自分もその口で、深夜のラジオ番組で笑いを届けるパーソナリティに憧れたものである。
 ゆえに、この曲は自分の中では「金麦の曲」ではない。深夜25時にこっそり寝床からポケットラジオに手を伸ばし、イヤホンを耳に入れてこっそりと聴く内緒の時間。「早く寝ろよ」と言われても、聴きたい衝動は止められなかった。

2023.10.25 サンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」

おはよんなな。哀しいことも嬉しいことも、その感情の先に愛がある。愛があれば何でも大丈夫と限らないけれど、愛を叫ぶことは大事なことだから。あくまでも前を向いていこう、その気持ちを込めて…愛と平和!
午前6:47 · 2023年10月25日

 サンボマスターのカッコイイところは、カッコ悪さを隠さずに愛を語るところかと。彼らはあくまでもビジュアルを目指すスタイルのバンドでもなく、熱く…いや暑苦しく語るのがスタイルで。
 ただし、言葉の力は凄まじさも感じる。一種、魂の叫びを感じるような言葉の波は、肩先をドンと叩くようにメッセージを突きつけてくる。
 世界はこれを愛と呼ぶんだぜ…その愛も随分と重く熱いような気がする。ただし、その暑苦しさにどれだけ背中を押されていることか。そうやって世界は回りゆく。その中で愛を語り叫ぶ。明日もいい日だといいな。

2023.10.26 原田知世「Violet」

おはよんなな。原田知世の透明感溢れる声に踊るような旋律。あくまでも柔らかな紫色の世界が広がる世界観。暖かなドラムとベースの音に心を委ねて感じるのは、包み込まれるような母性なのかな。あの人の姿を、この曲の中に溶け込ませて。
午前6:47 · 2023年10月26日

 原田知世は実に不思議な女性だ。
 永遠の少女、という人もいるだろう。永遠のお姉さん、という憧れもあっていい。人それぞれに形容するものはあるだろうけれど、総じて「美しい人」であることに変わりがない。
 そして彼女はどんな色でも自分の色にしてしまうだろうけれど、「ヴァイオレット」じゃないかな?と指摘されてみると確かにしっくり来る。その紫のイメージは水が表現する深さや、朝露に濡れそぼる朝顔のようにも感じる。
 感じるに「瑞々しさを忘れていない」と言うことだろうかと思う。彼女の深さにもう少し沼るかな。

2023.10.27 宇徳敬子「まぶしい人」

おはよんなな。そういえば想い出の都会(まち)に…後輩と一緒に研修受けに来てまして。23年前のある日、あの交差点の前の定食屋で飯食ってたら相席してきた男。そういや今はどこで何をしてる?まぶしいほどにウザい兄さんだったけど。
午前6:47 · 2023年10月27日

 この日は、東京の三田に居ました。23年前の冬、英語塾のバイトで慶応大学に訪問し高田馬場にある本校に帰る途中、お昼ご飯を大戸屋(…昔は関東近辺ローカルのチェーン店でしたね。懐かしい)で食べて帰ろうか…と思っていたら、相席に座ってきた男。
 訳が分からないけれど、とにかく熱量のある人間とはこういうものだなと感心していたものだが、その熱量とやらはワガママで、眩しさはウザさで。そういうのも悪くはないけれども、そういえば害もないが…あいつは元気にしているのかな?まあ、そういう記憶はまた楽しかったかな。

2023.10.28 Crazy Ken Band「1107」

おはよんなな。幸せがどこにあるのか気づいていない。往々にそういう話はよく聞く。気づかせてあげる、なんて傲慢なことは言わない。なるべくなら気づける手助けくらいはできればとか。だってあなた、いい女じゃない。だから大丈夫。
午前6:47 · 2023年10月28日

 …そう、追憶の先にはあるのだけれども…いい女は往々にして「どこにあるのか幸せ、気づいてない」ことも。いやいや、男子は女子の「いい女」の姿を引き出すのが腕でしょ?と切に思う。
 クレイジーケンバンドとりわけ横山剣が紡ぐ言葉と楽曲は、「女性」の良さを引き出す男という構図が多い。この曲は特に、「だってお前、いい女」と全肯定をしにいく。「やることをやる、することをする」ことをしっかり見据えて、そこをクロースアップしていく。
 実はこれが「女子を前にする男の務めだ」ということかもしれない。

2023.10.29 山崎まさよし「Plastic Soul」

おはよんなな。せめて身体だけ溶け合うなら汚れてもかまわない…汚れちまった悲しみの中にも快楽は残されている。快楽を享受したカルマは互いに墓場まで持っていこうか。それでこそ秘め事。誰にも言わない、誰にも言えない。
午前6:47 · 2023年10月29日

 山崎まさよしの楽曲の中でも、この曲は毛色が違うように思う。それは、純朴な風体の彼が不純な愛を唄うことに驚きを隠せなかったというのが正直なところで。
 婚外恋愛、という言葉でオブラートに包んでいるが、大前提として「不倫は不倫」だと捉えておくべきものだとは思っている。その前提を踏まえ置いて快楽の渦に溺れる、その背徳とスリルを味わうことが人勢のエスプリとするのか、禁断の果実と捉えるのかは自分次第であるのだろうが。
 その難しさは前提として、その恋愛に踏み込むこと。やはり覚悟の必要な世界かなぁ。

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