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#よんなな朝の歌 ’23.10③


2023.10.9 松浦亜弥「ね~え?」

おはよんなな。セクシーかキュートかどっちか決めて!と言われましても。今日は10月9日だから、とりあえず1094(セクシー)の頭3文字で、セクシーということでね。910(キュート)の9月10日に思いつかなかったのは大誤算でしたね、はい…。
午前6:47 · 2023年10月9日

 松浦亜弥の「凄さ」は、単体アイドルの究極系とも言えるほどの「アイドルとしての完璧さ」であると思う。彼女がデビューした前後のアイドルシーンは、同じ事務所に所属していた「モーニング娘。」を端緒とした「集団アイドルのA級化」が進んだと考えられる。その中で、松浦亜弥は1980年代から続くスキームの中で活躍した最後の存在ではないか…と思われる。
 彼女は1990年代のアーティスト志向の流れと、1980年代のアイドル路線の双方を両立させた。この「両立あっての究極」だからこその評価のように思う。

2023.10.10 くるり「ハイウェイ」

おはよんなな。僕が旅に出る理由はだいたい百個くらいあって…と歌いだしながら、結局は旅に出る理由はない、とか。理由なんか要らないから、とにかく足を踏み出したら世界は変わる。近くでもいい、少しだけ旅に出ようぜ?とか言って。
午前6:47 · 2023年10月10日

 この楽曲は不思議なものがあって。僕らが旅に出る理由は100個くらいあって、そのうちみっつがああでこうで、旅に出る理由は何ひとつない、と。
 旅に出る理由は何だろう。
 僕が旅に出る理由も特段にないと言えばない。敢えて言語化するならば、「知らない〇〇を見たい」欲求の現れだと思う。自分が見る世界は限られたもの、だからこそ新しい気付きを得たい。その欲求が旅に駆り立てる、ということかなと。だから、旅に出る。
 この曲は「旅に出る理由はない」のだが、そこに「虚無」を感じる。それがアンチテーゼなのかもしれない。

2023.10.11 稲垣潤一「ドラマティック・レイン」

おはよんなな。1982年の楽曲らしく、筒美京平の紡いだサウンドが「いかにも」な雰囲気。本当に今から雨でも降らすような重さと稲垣潤一の声の爽やかさが美しい対比を見せる。ドラマのワンシーンを切り取って来たように。
午前6:47 · 2023年10月11日

 真面目に調べてみると意外に多かった、「ドラムボーカル」の人。C-C-Bの笠浩二、つのだ☆ひろ、シシド・カフカ…あ、ユキヒロさんもだったな。
 唯一、間近で見たのが稲垣潤一。コンサートの運営バイトをやった時に彼の現場に入ったことがあって。アンコール用に舞台にレールを敷いて、その上に盤台を載せてドラムセットを組んだっけ。
 舞台の上手奥からセンターに盤台を動かすとそこにドラムを叩く稲垣潤一、アンコール曲は「クリスマスキャロルの頃には」。でもそのコンサートは残暑厳しい9月でね…無論、雨でもなかった。

2023.10.12 キンモクセイ「同じ空の下で」

おはよんなな。秋晴れの空に、そろそろちゃんと気温含めてそう見れるよね?とかふと思って。そんな季節に、同じ空の下で生きていることを感じながら、「僕のところに戻っておいで」。秋晴れの空にそんな光景を願ったりしてね。
午前6:47 · 2023年10月12日

 ふと、「この空の向こうにいるんだよね」と思い出す人がいる。元気にしてる?ご飯食べられてるかな?ちゃんと笑っていられているかな?とかね。
 少なくともこの空の下にいれば、またどこかで巡り合えるだろう。そのくらいにライトな気分では構えてはいるけれども、どことなく人恋しい。秋の空に思う憧憬に似た思いは、どうしても懐かしさだけでなく恋しさを覚えて。
 同じ空の下で同じ風を感じていたら、いつかまたという気持ちにもなるだろう。そうして心をふと向けている瞬間に、相手も思い出してくれたなら…。そう願ってやまない。

2023.10.13 東京スカパラダイスオーケストラ feat.奥田民生「美しく燃える森」

おはよんなな。言葉の意味そのままに「美しく燃える」のは勘弁いただきたいけれど、広葉樹林が赤く染まる燃える紅葉の秋は待ち遠しくて。今年は平均気温高いからな、ちょっと遅れるよな。
午前6:47 · 2023年10月13日

 2001年から2002年にかけて連続してリリースされた東京スカパラダイスオーケストラの「歌モノ三部作」、田島貴男、先日亡くなったチバユウスケ、そして奥田民生を迎えたそれぞれの個性を踏まえた楽曲が展開された。
 奥田民生がヴォーカルを取った「美しく燃える森」は完結編としてリリースされ、オリコン最高位も4位とヒットした。
 この曲でコラボするにあたって、奥田は「スカパラと揃いのスーツが仕立てられるのであれば」と快諾したそうだ。確かにカッコイイ集団と一緒のスーツは憧れる。奥田も十二分にスターなのに。

2023.10.14 Simon & Garfunkel「Bridge Over Troubled Water」

絶望の淵にいるあなたと、寄り添い支えるあなたへ。私からこの歌を捧げます。友情の力でどんな困難も乗り越えられると信じています。どうかこの先、あなたの心に光が差すように、私は心から祈っています。
午前6:47 · 2023年10月14日

 その日は、そうだった。性のトラブルを思いがけず抱えてしまった子のことをふと思っていた。どの経緯でという前提は置いても、男の横暴で心身ともに傷ついた子にどうやって寄り添おう?という悩み。数日の間努めて明るくしていたが、夜な夜な友人のアパートで自己嫌悪に打ちひしがれていたという話を耳にし、強く憤りを覚えたことを思い出した。
 その混濁に手を差し伸ばすのが真の友情、その思いをこの曲に託した。ただしこの楽曲を創ったコンビは、この曲で仲を割くことになったようだが。

2023.10.15 Lamp「最終列車は25時」

おはよんなな。昨日は鉄道の日、ということで…鉄道にまつわる歌を。いや、既に結構取り上げちゃってってまして…初見なんですけどカッコイイナンバーをひとつ。25時の最終列車を…逃すんですね、この二人。なのに明るいんだ…健全。
午前6:47 · 2023年10月15日

 さながら、渋谷辺りで最終電車を逃したような明るいトーンの軽快なナンバーに、悲壮感は全くない。むしろ、最終電車を逃したことをポジティブに捉えている節さえ感じてしまうのは気のせいだろうか。
 冬の暗がりの街、始発電車を待つ4時間くらいをやり過ごす。ただ歩くだけでも恋人ならば楽しい世界ではある。こうした時間を過ごせるのは若さゆえのことよねと、ふと感じて。
 ちなみに、山手線渋谷駅の最終列車は内回り・大崎行の24時48分。この列車がホームを離れると、線路は暫しの眠りにつく。そうして世界は回り行く。


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