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2000

ミレニアム

1999年から2000年になる頃、ミレニアム(千年紀)とか(コンピュータが誤作動する可能性がある)2000年問題とか世の中がすごくざわざわしていました。そしてなんとなく新しい時代の到来にわくわくもしていました。

2月にZepp TokyoであったBLACK LISTでBLANKY JET CITYのライブを見ました。2階席から見ると観客が波打っていてすごい熱気でした。ライブ後の打ち上げにまぎれ混んでみましたが、ベンジーさんはいませんでした。照井さんと中村さんは川村カオリさんにがっつりガードされていたので話しかけられず、少し離れたところから見ていました。エアロスミスのグルーピーをやっている(!?)という女の子がいて、その子の話がすごく面白くて写真を見せてもらったりしました。その後5月にBLANKY JET CITYは解散を発表して7月のフジロックが最後のライブとなりました。

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俺は東京生まれHip Hop育ち

ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」(出演:長瀬智也、窪塚洋介、脚本:宮藤官九郎、監督:堤幸彦、原作:石田衣良)のキャストや脚本がおもしろくて(ヒロインが二重人格って言う原作のオチがいかにもミステリー小説って感じだったけど、、)超絶話題になりました。池袋のカラーギャングが題材になっていて窪塚洋介さんのB-BOY風ファッション(SupremeやHECTIC)が注目されるようになりました。並木橋のSupremeの近くにはロンドン発のストリートブランドショップ「SILAS & MARIA」がオープンしていつも入店待ちの人の行列ができていました。KAWS(カウズ)やFUTURA(フューチュラ)などのストリートアーティストやスケートボードなどのストリートカルチャーへの注目が一気に加速しました。

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Dragon Ashの1999年のヒット曲「Grateful Days」や「I LOVE HIP HOP」(1982年ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ「I Love Rock 'n' Roll」をカバー)でキングギドラのZeebraさんが有名になり、日本のヒップホップも盛り上がってきて2001年にはスケボーキングの「TOKIO LV」(小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」をサンプリング)がすごく話題になりました。

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スケートボーダーでミュージシャンでもあるトミー・ゲレロ(Tommy Guerrero)の「A Little Bit of Somethin'」(アルバムジャケットのアートワークはMargaret Kilgallen)やトミー・ゲレロが参加するJet Black Crayonの音楽がかっこよくて聞いていました。その頃、サンフランシスコではアーティストやサーフィン、スケートボードのコミュニティがあってマーガレット・キルガレンは夫バリー・マギー(Overview Barry McGee)と共に「Mission School」と呼ばれたアーティストグループで活躍していました。

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ソフィア・コッポラ監督「ヴァージン・スーサイズ」(The Virgin Suicides 1999 アメリカ)がすごく可愛くて、Airのサウンドトラックも良かった。1999年にソフィア・コッポラと結婚したスパイク・ジョーンズの監督映画「マルコヴィッチの穴」(Being John Malkovich 1999 アメリカ)も公開されて、はじめはふざけてるのかな、と思ったけどチャーリー・カウフマンのユニークで不思議な脚本がとても面白かったです。

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