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お赤飯炊こう

祖母が亡くなって半年たちました。

祖母は、私が家を出てから去年まで(20年以上…!)毎年、誕生日にかならず電話をくれて「おめでとう」と言ってくれました。

今年も誕生日が来て。当たり前だけど今年は電話がなくて。
あれ?今日、まだ電話来てないな…って一瞬思いかけた自分にびっくりして、しばらくぼうぜんとしてしまった(^_^;)

電話や手紙をたくさんたくさんくれた祖母でした。
なのに、かけてくれた電話に出られたときのほうが少なかったと思います。手紙に返事をしなかったことなんて…数えきれないほど。

「おばあちゃんだけど。なんも用事はないんだけどね…」

留守電の声がまだ耳に残っています。

この似顔絵は、我ながらめちゃくちゃそっくりに描けました(^-^)v

祖母のお赤飯は、北海道特有のふんわり甘いお赤飯
小豆ではなく、甘く煮た赤いうぐいす豆と
食紅でうっすらピンクの色のついたもち米
私は昔から大好物で、祖母は私が帰省するたび炊いてくれました。

家の近くの商店街に豆の専門店があり、先日入ってみると、美味しそうな手作り甘納豆や黒豆の煮たのの隣に、見覚えのある赤いうぐいす豆の煮たのがありました。

「あっ。お赤飯の…」

と、つい口に出してしまうと、店主のおじさんが

「もしかしたら北海道の人かい?」

と。

甘いお赤飯、ご存知ですか?と伺ったら

「ああいや、このあいだお客さんがね、
この煮豆を見て『お赤飯が出来る』って喜んでたから。
聞いたら、北海道では甘い豆で赤飯を作るって言うから、びっくりしたよ」

東京に来て、甘いお赤飯の話を聞いたのは(人づてだけど)初めてでした。
おばあちゃんが使ってたような立派な蒸し器は持ってないけど
炊飯器で出来るみたいだから、今度は自分でお赤飯を作ってみようと思いました。
甘いお豆を混ぜて、ごま塩を振りかけて
あましょっぱい美味しいお赤飯を作って
祖母にも味見してもらおうと思います(*^^*)

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