海外で医学を学ぶ学生が両親に感謝する未来を見据えた教育観-YOMY!Teamの素顔 vol.2 大西彩樺
この記事でわかること!
私の進路選択に影響を与えた両親の教育方針とは?
日本の教育と海外の教育の違いとは?
オーストラリアの子ども病院でしている活動とは?
プロフィール
初めまして、株式会社YOMYの運営メンバー大西彩樺です。
YOMY!に繋がる医学と教育への興味
ー高校時代が医学と教育への関心の原点でした
高校時代は、若者の自殺問題の研究に携わり文献探索や翻訳に従事したり、青年海外協力隊のイベントで国際的な病児の社会支援不足についてのプレゼンテーションをしたりと子どもたちの心に興味をもち、活動を行っていました。
そんな時に、小児病棟で院内学級の先生のアシスタントをする機会があり、健康やエデュテインメントに興味を持ち始めました。
長期入院が必要な子どもたちの勉強のサポートをしたり、時には悩み相談に寄り添ったり、病気の子どもたちのサポートをする活動をしていました。
しんどい病院内での生活が少しでも楽しいものになるように、子どもたちと遊んだり恋バナしたりもしていました(笑)
この経験が「子どもたちにワクワクを届けたい!子どもたちの選択肢を広げたい!」と思わせてくれた一番最初のきっかけです!
「退院後に学校に戻るのが怖い」「将来が不安」「体調に合わせて勉強を教えてくれる人がいない」など入院中の子どもたちの色んな相談を聞いていくうちに、病児の社会支援不足を目の当たりにしました。子どもたちが退院するとき、社会復帰への不安と恐怖をなくしたいと思い教育と医学に関心を持ちました。
ー病児と社会の架け橋になりたい
将来的には医学と教育の知識を活かし、子供たちの未来をサポートする道に進みたいと考えています。
オンラインでいつでもどこでも参加できるYOMY!の利点を活かし、家族や学校ではない第3のコミュニティとして、いつかYOMY!のワクワクした時間を入院中の子どもたちにも届けられたらな〜と思っています。
ー現在の活動
現在は、オーストラリアのクイーンズランド大学で公衆衛生やグローバルヘルスに関心を持って、勉学に励んでいます🇦🇺
学校外では、YOMY!の運営や塾講師の仕事に加えて、子ども病院で入院を強いられている子どもたちに少しでも楽しい体験を届けるボランティアをしています。ラジオを通して、子どもたちが自分の好きな曲をリクエストしたり、子どもたちが自らの声をラジオで流すことで、子どもたちが表現できる場を作っています。
感謝している両親の教育方針
一言で言うととにかく「天真爛漫な負けず嫌い」な子でした。
医学に興味を持ったのも生物が好きだった幼少期の影響が大きいと思います。小さい頃に毎週のように川に行って生物を捕まえたり、よく科学館や博物館に連れて行ってもらっていたりしたりしました。
色んな経験をさせてくれた両親のおかげもあり、面白がりながら勉強していました。勉強が楽しいと思わせてくれたきっかけは、両親の影響が大きかったと思います。
よく読み聞かせしてもらった本は「ぼちぼちいこか」です。何度も私が読んでと言ったこともあり、母は今でも家で保管しているそうです。
ー両親の教育方針
中学時代は、野球やソフトボールに熱中して、勉強にそっちのけにすることもありましたが(笑)
今も大学ではラクロス部に所属しています。
中学時代の勉強不足が足をひっぱり、大学受験の時は勉強に必死でした。
今になって振り返ると、思う存分、勉強もスポーツも好きなことを好きなだけさせてくれた「文武両道」という教育方針に感謝しています。
ー海外大学受験
海外の大学に通っていると、小さい頃から英語を勉強していたの?とよく聞かれますが、実は中学生の頃は英語が1番の苦手科目でした(笑)
海外が好きな両親だったので、小さい頃から家では洋楽が流れていることが多かったですが…
好きな事を突き詰めたいという思いから、スポーツ医学が強い大学を選んでいると海外で学んだ方が良いという事に気付き、海外の大学へ進学を決めました。
ー子どもたちの可能性を引き出す教育への関心
小さい頃の将来の夢は「小学校の先生」でした。その夢は7年以上も変わらずに持ち続けていました。未来に無限の可能性を秘めた子どもたちと伴走できる仕事がしたいと思い、教育に強い関心を持っていました!そんな事もあって、高校生の頃は教育格差という社会課題に興味を持ち学習支援のボランティア活動もしていました。
日本の教育と海外の教育の違い
カナダ・オーストラリアの教育を受けた私が日本の教育と大きく違うと感じたのは、意見を伝える力です。暗記や詰め込み型の教育ではなく、思考力を試される機会がとても多かったです。
ー表現力の壁を感じたカナダでの高校時代
「人生を変えたい!」
そう思い立った私は地方公立中学校を卒業後、カナダの高校に進学することを決断しました。カナダでの生活は刺激的で、親元を離れてしんどいことも多かったですが、全て楽しかった良い思い出です。色んなことも経験でき視野が広がる良い機会になりました!
言語の壁以上に自分の意見を伝える力に苦戦しました…
カナダの高校ではプレゼンテーションやグループディスカッションを通した授業が多く、苦戦の連続でした。英語が話せるようになってもプレゼンテーションやグループディスカッションで成績がつけられるのは嫌でした(笑)
そう思った時に感じたことは、
日本の教育ではインプット重視で自分の意見を伝える機会が少ない
人の目や周りを気にして意見を言うのを躊躇してしまう
という事でした。でも、「人に自分の意見を伝えるのって難しい、怖い」と感じている人ってとても多いと思うんです!だからこそ、
という思いからYOMY!では、Show and Tellの時間や対話型にこだわりレッスンを設計しています。
また、日本のインプットを重視している教育は質の良い意見や考えを生み出す力を養ってくれると考えています。YOMY!では、多様な価値観に触れられる絵本を通じて、日本の教育の良さである質の良いインプットを維持しています。
関わった全ての子どもたちが自分らしい人生を歩んでほしい🚀
そんな想いでYOMY!を運営しています。
YOMY!との出会い
私とYOMY!の最初の出会いは、「NPO法人ETIC.のMAKERS UNIVERSITY」大学生起業家をサポートするプログラムでした。私はインターン生として運営側で参画しており、YOMY! 代表の安田はプログラムの生徒でした。
私は教育に関心が高かった為、YOMY!の情熱的なピッチを何度も聞くうちに、魅力に惹かれていきました。そんな時、代表の安田から「一緒にYOMY!をしない?」と誘っていただき、私は「はい!」とその場で返答しYOMY!メンバーの一員になりました!
こうして、アクセラレータープログラムのインターン生と塾生という関係から、YOMY!のメンバーとして一緒に働くことになりました。
YOMY!への想い
私は、YOMY!で主にマーケティングやイベントの企画などを行っています。また、YOMY!をもっとより良くしていくためにメンバーと共にYOMY!を日々ブラッシュアップしていっています。
ーYOMY!で成し遂げたいこと
最後に、YOMY!を利用することを悩んでいる方へ
YOMY!の良さは、絵本という質の高いインプットから、考える力、アウトプットする力を育めるところです。
さらに、YOMY!では多くの海外の保育園や小学校で導入されている「show and tell」を取り入れています。これは、自分にとって大切なモノやトピックについて、人前で「発表」する機会です。この活動を通じて子どもたちの自己理解を深め、自己肯定感を育みます。
是非、YOMY!を一度体験して実感してみてください!