「日本の作家のお話+中国の子どもの絵」プロジェクト
親の仕事の都合などで日本にいる日本語の苦手な中国出身の子どもたちはたくさんいます。コロナ禍でそうした子どもたちは、日本の子どもたち以上に不安を感じていることでしょう。中国語でもお話を届けたい。そんな思いから、白百合女子大大学院の博士課程で児童文学を専攻する中国人の孔陽新照(こうようしんちょう)さんが、よむよんでの作品を中国語に翻訳しました。5月4日に最初の翻訳作品を公開、その後、少しずつ作品が増えていき、21作品となりました。
孔さんは、IBBY(国際児童図書評議会)や中国の出版社、書店などの推薦を得て、「日本の作家のお話+中国の子どもの絵」プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、孔さんが翻訳した21作品を対象に、中国の子どもたちから絵を募集するというものです。募集期間は6月1日から6月25日まで。12歳までの中国の子どもたち(国外に住んでいても可)が応募できます。
募集要項→http://dwz.date/aSxJ
6月25日までに集まった子どもたちの絵→
https://note.com/yomuyonde/n/n5ceb339903a5?magazine_key=mc238fcee5083
https://note.com/yomuyonde/n/n04733fa36661?magazine_key=mc238fcee5083
その後、翻訳家の田秀娟(でんしゅうけん)さんが、よむよんでからさらに22作品を翻訳し、孔さんの翻訳と合わせ合計43作品を対象に、募集期間を8月31日まで延長して、プロジェクトを続けることとなりました。
追加の募集要項→http://suo.im/6hYLiz
今後、集まった子どもたちの絵の一部は、IBBYの張会長が開設したコロナ関連児童書サイト「生命の樹児童図書」
https://www.kodomo.go.jp/info/child/2020/2020-065.html
で公開され、さらに多言語に訳される予定です。