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「うさぎとかめ」と慣用句「人を出し抜く」

ねぇ、おかあちゃん
「人をだしぬく」ってどういうこと?


昨日の夕方、宿題をしていた息子から
聞かれました


◾️慣用句の宿題中の息子

今、慣用句の勉強をしているようで

「鼻をあかす」という慣用句の説明に
「人を出し抜いて驚かせること」
と書いてあったとのこと。

国語辞典で調べよう?
と言いたくなる気持ちをグッと堪えて

「うーん
少しイメージが悪く伝わってしまうかもしれないけど…
ふふーん。私はもう何もせんでも大丈夫やし。
って思って余裕持ってる人がいて
でもその裏でこっそり、めちゃくちゃ頑張ってその人を抜いちゃう、みたいな感じかなぁ?」

と説明しました。
(仮にも司書の説明としてこんな語彙力でいいのか私…)

すると息子

「あ、うさぎとかめ のかめみたいなこと?」

と。

「確かに!そうかもね。
かめは、出し抜いたと言えるかもしれない!」
と私も共感したのでした。

◾️かめは「うさぎを出し抜」いたのか

………

いや、本当にあっているのだろうか?

と不安になったので調べてみたところ

出し抜く

他人のすきに乗じたり、あざむいたりして、自分が先に事をなす。

デジタル大辞泉

あ…やはり間違っていたようです
やばい。

◾️かめは出し抜いてはいない

カメは、ウサギのすきをついたことには間違いない。
でも、決してそこに乗じて欺いたわけではなく、ただただ、懸命にいつも通りの自分のペースで、走り続けたら結果、勝っただけのこと。

息子が帰ってきたらキチンと、謝罪して訂正させていただこう

◾️ということで今日書いたのはこちら

イソップ童話 うさぎとかめ の英訳

うさぎとかめ

かめは一瞬も止まることなく
いつも通りのペースで
走り続けました。

うさぎは軽く考え
まずは昼寝をしてから
すぐにかめを追い抜くだろうし
と言いました。

イソップ童話 うさぎとかめ

◾️イソップ童話から得たもの

イソップ童話は子どもの頃
何度も読んでもらった記憶があります

教訓めいたことが直接的な表現では書かれていないのだけれど
読んだ後心に残っていたのは
今思えば

「欲張っちゃいけないんだな」とか
「人を下に見てはいけないんだな」という
人としての大事な心構えだった気がします

だから何度読んでもらっても
嫌な気がしなかった

口説くなかったんですねきっと。

「うさぎとかめ」は
イソップ童話 一年生 に載っています



◾️使ったインクは

PILOT 色彩雫 夕焼け です

インクも少しずつ増えてきました
それもまた、書く楽しみの一つです

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