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『ロングゲーム』を読んで一気に心が前に進めた話

おはようございます。
年明けから、様々なことが起きていて、何を書けばよいのか、本当にわからなくなっていたのですが、とにかく書きます。

誰かの目にとまって何かを感じてもらえ少しでもお役に立てたらと願って。


『The Long Game -今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』

ある本の紹介をします。

この本は2023年末に出会って、読み始めて。
読んでいる過程でちょうど、自分の人生の大きな課題ともいえた、家中の片付けをして、その課題をやり終えるという出来事もありました。

そして年が明けてすぐ、大変な事態を目にし、noteを書くことも、SNSを見たりすることも、不謹慎なように感じてしまって、結果、とにかく読みたいと思っていた本をたくさん読む時間をつくっていました。

その中の一冊が、ドリー・クラーク著『ロングゲームー今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』です。

ドリー・クラーク著『ロングゲーム』

付箋をつけすぎて、電車の中では恥ずかしすぎて、カバーなしでは読めないレベルになってしまった本です…

つけすぎでは…笑

それほど心が動かされた理由について、書いてみます。

本の冒頭についている、著名人からの紹介

「はじめに」の前のページに、出版された時の帯の文章であろう、著名人からの紹介文がたくさん載っていて、そのことばを読んで、
「これは最後まで読みたい」
と感じました。

自分にとって本当に大切なものを思い出させてくれる貴重な本。とても読みやすく、すぐに実行できるアドバイスが満載されている。毎日が短距離走のような日常を離れ、心地いいマラソンのペースを教えてくれる一冊。

ーフランチェスカ・ジーノ ハーバード・ビジネス・スクール教授、『イヤなやつほど仕事がデキる』(日本経済新聞出版)著者

成功とは、どれだけたくさんのことをしたかではない。何を達成したかでさえ関係ない。成功とは、人生の目的を知ること、自分の可能性を最大限に発揮する方向に進むことだ。ドリー・クラークは大好きな著者の一人で、『ロングゲーム』はこれまでのところ彼女の最高傑作。刺激的な実例と実用的なアドバイスを駆使して、キャリアへのアプローチを変える方法を教えてくれる。文字どおり読む人の人生を変える一冊だ。強くおすすめする。
ーエリン・メイヤー 『異文化理解力』(英治出版)著者

「はじめに」に書かれる著者の思い

そして何より
「はじめに」の部分に書かれる、この本で著者が伝えたいことが、今の自分に当てはまる部分が多かった。

この『ロングゲーム』で私が目指したのは、成功のプロセスを「すべて明かす」ことだ。長期にわたる成功を達成するまでには、どんなことが待ち受けているのか。その現実を包み隠さず明らかにしたい。

本書が目指しているのは、「長期の思考」の大切さを声を大にして訴えることだ。

たとえ読者が一人もいなくても、自分のアイデアを世間にぶつけるためにブログを書き続けるという選択。スピーチの依頼などまったくなくても話し方教室に通うという選択。たとえ誇れるような業績が何もなくても、成功者ばかりの集まりに参加してネットワークづくりをするという選択。
(中略)
しかし、ほとんどの人が気づいていないのは、たとえどんなに小さな行動でも、たしかな戦略をもって毎日続けていれば、たいていのものは手に入るということだ。しかも、予想より早く手に入ることが多い。

さあ、さっそくロングゲームを始めよう。

本編がはじまる前にすでにワクワクしながら読んでいる自分に気付きました。

そしてパート1、2…と続いていくのですが、パート分けも非常にわかりやすく、ちゃんと段階を踏んで前に進めるように組み立ててあって。
年末年始、冬休みの子どもたちと過ごしながら、空いている時間を使って貪るように読みました。

この本の何が今の自分に重なったのか

こんなにも食い入るように読んだ、ノウハウ本は久しぶりで、なぜここまで?と考えてみると。

当たり前のように日々に追われていて、長期的スパンで考えることなんて、私にはまず無理なことと思っていたのに、そんな私にもできることを教えてくれたから。

・「長期的スパンで人生を考えよう」「人生に余白を」「楽しく意義のある人生を」という提案だけではなくて、その提案一つ一つに対して、実際にできることを、著者の友人や知人の具体例を通して、わかりやすく伝えてくれているから。

・何より、文章が難解でなく、とてもわかりやすい。

という、手に取りやすい本だったことが、
私にとって心を動かされる要因になっていたのだと思います。

「特定の目的をもたず、ただ相手を助けること」

恥ずかしいほどの大量の付箋をつけた
という事実の通り、たくさんのためになる、そして活かせる情報があったのですが、
私がその中でいちばん感銘を受けたのは、

第7章「ネットワークづくり」について書かれているところで、
他人を利用しがちになる「短期のネットワークづくり」ではなく、
相手に助けてもらうことは期待しない「無期限のネットワークづくり」をしていこうという提案。

著者曰く

特定の目的をもたず、ただ相手を助けること。面白い人たちと意義深い関係を築くことだけを考えて無期限のネットワークづくりを行うこと。するとチャンスが向こうからやってくる。

この文を読んで、誰かとつながったり、自分のやりたいことのネットワークに入ることに躊躇っていたのはなぜかに気付きました。

著者の言う通り、心のどこかで、今すでにその道で成功している人とつながることで、つながれたという事実で、自分が安心できるのではないか…
誰かの力を借りたいと思っているのではないか…
と、思っていたから、
その企みが拭い去れなくて、人とつながることを他人を利用することのように感じて、つながらなかったのではないか、と。

つまり、
私に足りないものは
「つながりたい人に対して、わたしが助けられることで、ただ助けよう」と思う気持ち
だと、気付いたんです。

そしたら、自分と同じ分野で発信している人を「いいなぁ」と羨んでいる自分にも気付きました。

いいなぁと羨むだけじゃなくて、今自分が誰かの役に立てるスキル、分野は何かを考えることにシフトするのが何より大切。

と思うと、思い当たることがパッパッと湧いてきました。

「あの友だちは、私にノート術教えて欲しいって言ってたな、何か力になりたいな。」

「何年も愛して読んできた絵本のこと、誰か情報を必要としてる人に届けたいな」

と。今も自分にできること、考え続けています。

つまり机上で終わらない、活かせるノウハウ本ってこと。

つまり、3人子持ち、社会と切り離されてしまっているような私でも、
「それはわかってるんだけど…」
という概念を教えてくれるだけで終わらず、ちゃんと今の自分の現在地からはじめられるノウハウを教えてくれる、そんな優しい本が
『ロングゲーム』です。

ぜひご一読してみてください☺︎


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