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『嫌われる勇気』岸見一郎・古賀史健

 アドラー独自の理論に基づいた個人心理学。それは当時時代を100年先行した思想だと言われ、いまだ時代の追いつくことのない考え方だ。

 個人主義的な考えが日本で広まって久しい。「人としてどうあるべきか」「人生をどう進めるべきか」「自分の価値とは」悩む人は増える一方のように感じる。ただ悶々とする人々。その悩みはすぐに解決するわけないし、そもそも一般的な答えがあるわけもないのに、なんで悩むんだろう…。と悶々のループに入ってしまった人に読んでほしい一冊。サクサク読める不思議な哲学書です。サクサク読める分短期間でめっちゃ考えさせられます。
 読了済みの人も多いと思うからこそ、あえて繰り返し読むことをおすすめします。

 きっと読んだその先が大事です(これは読書全般に言えることではないだろうか)。私は繰り返し読んで「自己受容」の考えを忘れないようにしています。

 師走ですね。やることいっぱい。周りがバタバタしている中、こたつに潜ってだらだら読書する背徳感が気持ちいい季節です。風邪ひかぬよう。おわり。

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