見出し画像

『とある暮らし』miyono

''(前略)最近は、いわゆる「働き方」や「お店」についての本をよく見かけるようになりました。様々な職業や仕事の話、または本屋やカフェなどお店についての特集本、情報誌。それはそれでおもしろいのですが、自分は、より「個人」に焦点を当てた本を読んでみたいと考えていました。隣で読書している人、駅のホームで並んでいる人、何気なくすれ違っていくたくさんの人たち。語弊を恐れず言えば「日々をふつうに生活している人」について知りたいと。なにか特殊な仕事や働き方をしている人であったり経営者の話ではなく、どちらかと言えばお店に行く側として括られるであろう、そういう人たち一人ひとりの声。肩書きや経歴ではなく、その人が今どんなことを考えているかで語られること、そこから浮かび上がってくるもの、そういう視点から見つめた本が読みたい。''

 取材と執筆の機会(まだまだ見習いですが)をいただき取り組みながら思うことが「何か珍しいことをしているから、目立つことをしているからフォーカスするのか?」

 錦江町の記録係になろうと決めたのは、この町で出会う人々がまとうのんびりとした自然な雰囲気に魅力を感じたからだ。社会的な肩書きにとらわれず、ここに生きるひとりひとりの人柄をあちこちの面からにじっくり見つめていたいと思ったからだ。

『とある暮らし』。プロローグを読んで頭に稲妻が落ちた。
「この取り組み、錦江町でもやりたい!」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?