プリキュアのモーニング【LINE】
一泊二日の千葉旅の中でいちばんの思い出を妹にLINEで送る。
<以下、わたしと妹のLINEの転記>
「マザー牧場であなたんちの冷凍庫に入ってそうなキツネを見ました」
「ありあまる霜」
「これは頭部でなんかが凍ってたシロクマ」
「こっちは右目消失のアザラシ」
「以上です」
「海獣の冷凍剥製」
「マザー牧場のアイスワールドが、もしかしたら今回の千葉旅で一番楽しかった」
「ところでジョナサンがシャインマスカットのパフェをやっているのを知っていますか」
「知らなかったけど全人類が食べるべき食べ物」
「食べましょう」
「明日の朝?」
「いいよ!朝ごはんも食べる?」
「食べる」
「ジョナさんのメニュー見て気持ち高めておこう。意識が高いから」
「ねえさんはパンケーキたべることにする」
「パンケーキ食べてパフェ食べるの?」
「うん」
「プリキュアの食生活」
--ラグ--
「しばらく笑いすぎて身動き取れなかった」
「笑笑笑。10:00に入ってモーニング食べたら、食べ終わる頃には10:30過ぎててパフェが注文できるよ!」
「じゃあ10時で!ふわとろフレンチトーストモーニングもいいな」(←妹から送られてきたジョナのメニュー見てる)
「プリキュア路線から逃れられない」
「でもフレンチトーストとパフェの間にタコの唐揚げかなんか噛みたいよね」
「わかる。口直し的な」
「百歩譲ってウィンナーでもいい」
「プリキュアの属性を持たない人間がスイーツを食べるときには、塩味と脂身が必要」
結果、スクランブルエッグモーニング(ベーコンとウィンナー付き)をパンケーキで注文し、自家製プリンのジョナサンデーを食べ、純正のプリキュアになり損ねる大人の休日。