初夏のユンケル【LINE】
名探偵コナン黒鉄の魚影(サブマリン)の鑑賞から一夜明けても興奮が冷めやらないので妹にLINEを送る。
<以下、わたしと妹のLINEの転記>
「昨日の映画、犯人の車を追って山道を爆速で走り抜ける阿笠博士のドライブテクにもウケたことを思い出しました」
「阿笠博士:ぶつけてでも止めたるわい!」
「なんでみんなあんなに能力振り切ってるの?」
「類は友を呼ぶから」
「コナン映画=異能者バトル」
「ちなみに赤井さんか安室さんなら、コナンが『国道に出て先回りしよう』って車降りようとしたところで『その必要はない』って相手の車撃って止めてる」
※赤井さん→FBI 安室さん→公安
「そろそろGW映画は脚本をファンに委託できそう」
「あの世界で阿笠博士は普通の人間なんだよ。銃を携帯しないと言う常識を持ち合わせてるから」
「麻酔機能が搭載された時計型の銃を未成年に所持させてますが」
「普通に不届者だった」
「いまアマプラで子どもたちが見てる映画では、コナンくんが首都高的な道路をスケボー走行しながら哀ちゃんとスマホでしゃべってる」
「もう不届者ばっかり」
「原付だって首都高入っちゃいけないのに」
「安室さんが混んでる首都高でマリオカート運転してた映画もう1回見たくなってきた」
「いいねえ。ちょっと見てくる」
【子どもたちからテレビを譲ってもらって該当の映画をアマプラで再生】
「わたしはいま車という乗り物の無限の可能性を見てる」
「安室さんかっこいいでしょ」
「安室さんてコナンが新一だって知ってるんだっけ?」
「知らない。小学生だと思ってる。だからよく『君は一体、何者なんだ』って言ってる」
「これ公案件」
※これ公=『これでよく公安が務まるな』と言う安室さんのセリフの略称
「民間の小学生を協力者にする公安」
「映画見終わりました。タワー倒壊しなかったね」
「倒壊したらさすがの蘭さんも死んでしまう」
「蘭姉ちゃんなら展望階が地面に叩きつけられる前に空手で爆風とか起こして窓から脱出できる」
「あの映画って最後どうなるんだっけ? 3回見たのに覚えてない」
「コナンくんと安室さんが駐車場の高層階から車のアクセル全開で飛び出して、さらにその車からも飛び出したコナンくんがタワーめがけて墜落してくる宇宙探査機にサッカーボールを蹴り当てて軌道を東京湾にずらした後、同じく空中に飛び出してた安室さんがコナンくんをキャッチしつつ正面の高層ビルのガラス窓に銃乱射して、ヒビ入れたところを蹴破って流血しながら突入、床をゴロゴロ転がってから何事もなかったかのように起き上がり『あとは公安がやるよ』って微笑んで終わる」
「やってることがハリウッド」
「宇宙探査機の軌道は変わったかもしれないけど、あの高さから車が落下したせいで別の事件が起こってると思う」
「たぶん地上に落ちる前に車爆散してるよ」
「地下鉄の首都高乱入とか最上階のインフィニティプール落下とか、未曾有の大事故が起こっても事件に関係なかったら基本死人が出ないコナンの世界大好き」
コナン映画を反芻するうちに元気が漲ってきたので、「今日も頑張るぞ」と大満足でのびをする晴天の日曜日。
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