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文学フリマに行ったあとの話 #大阪12

「起きたとき髪乾いてたらいいな」と思って寝たけど、当然のように生乾きだった上に見たことないような寝癖がついてて呆然とする9日の朝。

前日の夜、宿泊ホテルに帰って来てからセブンで買ったものを全て平らげて風呂に入り、イヤホン大音量にして音楽聴きながら旅行記系noteを読み(文フリで買った本読みなよって感じですが。興奮状態だったので紙の本読めなかった)、眠くて意識が途切れ始めたので仕方なく髪を乾かしに洗面所に行ったら、

ポテンシャルが風力1な備え付けドライヤーしかないことが判明。

わたしの髪、多いし太いし癖あるし、そよ風じゃ乾かないんですよ。美容師が美容院の本気ドライヤーで乾かしても手こずるレベルなのに、こんな舐めた温風に何ができると言うのか。

というわけで、タオルぐるぐるに巻いて寝たのです。
そして順当に生乾きになり、トリッキーな寝癖を食らったと言う。
で、虚無のままとりあえずカーテン開けてみたらド快晴。頭のシルエット世紀末だけど、心が明るくなりました。天気って大事。

コーヒーでも飲みに行こう。

と思い立って支度を始め、せっかくだから大阪城公園のスタバ(*)行ってみようかな、って思いついたら爆発的にわくわくしてしまい、いきなりメイクの手際が2倍速に。どのみち、本物の大阪城を見るために、大阪城公園には行ってみようと思ってたのです。

(*) 今年の創作大賞の恋愛小説部門に、大阪を舞台にした小説で応募しました。大阪城公園やスタバなどを作中に出したので、実際に見に行ってみたくなったと言うわけです。
▼応募作のマガジンはこちら(感想文やスピンオフも収録しています)
https://note.com/yomosugararip/m/m10f00b31bcf5

顔の準備を終えて、(マスカラ塗るのめんどくさくなったので省略)
体の準備を終えて、(お着替え100%)
頭の準備を終えて、(申し訳程度にそよ風を当ててから後ろで一纏め)

チェックアウトして、キャリーケースはフロント預けにして、いざ出陣!



ネットで調べたのと同じお城がほんとに建ってる。(感動)

大阪出身なんですが、大阪城を見る機会ないまま関東に引越したので、実物を見るのは初めてでした。
すごい。ほんものだ。すごい。
って、よそ見だけしながら、外堀を縁どる遊歩道を散策。

30分間の朝散歩を経て、何度も画像検索をかけたスターバックスへ。



ネットで調べたのと同じスタバがほんとに建ってる。(感動)

作中でモデルにしたホテルもすぐ近くに建ってたので、思わず最上階のラウンジを見上げてしまいました。
なんだろう。テーマパークとかに来たような気持ちがする。
って、胸いっぱいでしばらく突っ立ってたんですが、あまりの暑さに正気に戻されたので入店。

頼むものは、歩きながら決めてました。



アーモンドミルクラテ(氷少なめミルク多め)とチョコスコーン。

もうこのコンボが世界一好き。
アーモンドミルクじゃなくソイミルクにする時もありますが、
ドリンクのサイズアップサービス(*)に目が眩んでイングリッシュマフィンを選ぶこともありますが、
結局この組み合わせがいちばん大好き。

ドーナツ食べようかな……とも思ったんですけどね。
なんか、恥ずかしくなってしまって注文することができませんでした。
ここまで来ておいて今さら何が恥ずかしいねん、って感じですが。

こんど誰か一緒に食べて。

(*)スタバには、対象ドリンクと対象フードを同時に購入することで、無料でドリンクのサイズアップができるモーニングサービスがあるのです


テーブルに貼られてたステッカーが、何だか嬉しい。

外暑いし、午前中はここで読書して行こうと持参した「㐧一芸人文芸部 創刊準備号」を読み始めたのですが、先日の記事の通り又吉さんの散文の破壊力が凄すぎて、

スタバで1回、しっかり声上げて笑ってしまった。

あかんこれは危険図書や。
って思ったんですが、もう読むのも笑うのも止められなくて。
「笑い声」はそのあと漏れないようにしたんですが、フッ…フフッ…って常に体震わせながらの読書となりました。(又吉さんの散文パートに惚れ込んでしまい連続3回読んだ)

ああ、面白かった。



そして、スタバ前の噴水は常に膝丈でした。チョロチョロチョロ。

危険図書を完読してから、11時ごろにスタバ退店。
さあ大阪城も見にいくぞ。
と、「天守閣→」と言う看板にならって公園の中心部へ。

内堀に架かる極楽橋を渡って、坂道をヒイヒイ上がって、左手の石垣が途切れる曲がり角を過ぎたら、ものすごい大きさの大阪城が出現しました。

わあ。大きいなぁ。

と思わず感想が口をつき、天守閣を見上げながらボンヤリ。
坂道を上がりきり、逆光のお城に近づいて積まれた石をでこぼこと撫で、それから正面に回ったら壁の白も瓦の緑もハッキリと色を放ってて、ものすごくキレイでした。

大阪城の内部を見学する予定はなかったので、(もしかしたら予約しないとそもそも入れない?)正面から天守閣を見学できる木陰に移動。
建築そのものにしばらく見惚れて、それから展望台を行き交う人々を見上げたら、物語の登場人物よりも「大阪城」を読んでくださった方のnoteアイコンや寄せてくださった言葉ばかりが思い出されたっていう不思議。

天守閣の右側にある雲のかたまりが左に流れて行くのを見て、(あれがお城の左側まで来たら帰ろう)と決めてから、どれくらい眺めてたのかなぁ。
気づいたら雲のかたまりが散り消えてて、ものすごいさっぱりした晴れ空になってたので、「よし帰ろう」と思って鞄からスマホを取り出しました。

大きいなぁ。と、今度は意識的に口に出しながら、写真をパシャリ。



右の木がめっちゃ邪魔。なんでここで撮ってしまったのか。

大阪城公園、行けてよかったな。
やっぱり実際に足を運んだり実物を見ることで得られる気づきってあるよね。
ちなみに、今回の大阪城公園の散策においての、わたしの一番の気づきは、

想定してた場所(ミライザ大阪城)にあったのは、スタバじゃなくてタリーズだった。

ってことでしょうか。
まじで。どの時点で所在地がミライザとフュージョンしてしまったんだろう?
あんだけGoogleマップと懇意になりながら小説書いたのに、わたしは一体地図の何を見ていたのか。



何回見てもタリーズ。

このあと天満橋まで戻り、預けてた荷物を受け取ってから、新大阪に向かうために地下鉄へ。
ホーム歩いてたら視界の端に「宇治」って残像を見た気がして急ブレーキで立ち止まりました。

いま宇治って書いてた?

と思って振り返ったら、路線図と観光名所でデザインされた京阪のポスターに、しっかりと「宇治」の文字。「大阪城」を見物したあとに登場人物の名前を目にできるとか最高か。(興奮)

で、どうしてもこのポスターの全体像が撮りたくなり、
noteでも共有したいなと思ったので自分が映り込まないようにしたかったのですが、
どうやっても上手くいかなくて試行錯誤。
(右からも左からも極端に角度をつけて撮ったり、正面でしゃがみ込みながらスマホ持ってる腕だけを上に伸ばして撮ったりしてる変な女を思い浮かべていただけましたら幸いです)

した末の、

もう逆に写り込んで顔面電車モザイクと言う解決策。



平等院のイラストまで描かれてる幸せ。

このあとお約束のように乗り換えに失敗して15分ロスした後、無事に新大阪に到着しました。
家族から頼まれてた551をテキパキと買って、

乗車前に絶対立ち寄ろう。って決めてた 寿司 魚がし日本一 へ。

新大阪駅にある立ち食い寿司のお店なんですが、評判が良くて気になってたのです。タブレットで気兼ね無く注文できるのも、サク飲み&サク食べ出来そうでいいなと。

と言うわけで、入店と同時に水分を注文。


日本酒のコップでかくないですか


ビール来てすぐ撮ればよかったのに、ビール来てすぐ飲んじゃったんですよね。



この炙り金華鯖、ほんとにほんとに美味しかった。

今回の大阪の旅、オープニングで海鮮丼食べて、
夜はオシャレなラウンジでスモークサーモン食べて、(すみません、どなたも手を伸ばされなかったのを良いことに4枚中3枚わたしが食べました)
旅の締めに立ち食い寿司食べて、

もうほとんど生魚妖怪。

粉もんも揚げもんも食べ損ねてしまったので、
次回大阪に来れた時は小麦と油をソースで流し込みたいです。

ちなみに、

そんなことを考えながらお寿司を食べてたら、いつの間にか乗車時間まで10分を切ってました。
というか、ほぼ5分前でした。
走らなくても生きていける大人になりたい。

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