【愛国の和歌】もののふの 兜(かぶと)に立(た)つる 鍬形(くはがた)の 田安宗武(たやすむねたけ)
皆様こんにちは
蓬田でございます!
今日も皆様とご一緒に「愛国の和歌」鑑賞してまいりましょう!
今日の和歌はこちらでございます。
もののふの 兜(かぶと)に立(た)つる 鍬形(くはがた)の
ながめ柏(かしは)は 見れどもあかずけり
田安宗武(たやすむねたけ)
田安宗武は、江戸幕府八代将軍吉宗の次男。
徳川御三卿(さんきょう)のひとつ田安家の祖(初代当主)です。
徳川宗武とも呼ばれています
荷田在満(かだのありまろ)に就き、その後賀茂真淵(かものまぶち)に師事して、和歌・国学を学びました。
歌の意味は、
武士の兜に立っているあの鍬形の立派さは
眺めても眺めても見飽きないものであるよ
「鍬形(くはがた)」は、兜の前面左右にふたつの角のように立っているものです。
「ながめ柏(かしは)」は、柏の一種。兜の鍬形に形状が似ているので使ったのでしょう。
兜の鍬形を「眺める」ことともかけています。
「見れどもあかずけり」は、見ても見ても飽きないものだなぁ。
鍬形の兜をかぶり、あたりを払って威風凛々たる武将の勇姿が目に浮かびます。
今日の和歌が、皆様の心に感じるところがありましたら幸いです!
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