曲のカバーを知ったときの衝撃!
音楽業界ではここ20年くらい?!カバーが流行しているというか、カバーという「ジャンル」が定着している感がありますが、わたくしが子供の頃、カバーを知ったときは衝撃で、いまでもはっきり印象に残っています。そんな話です。
ポップスもクラシックのように完全に再現するものと思っていた
ポップスを聞くようになったのが、小学校高学年だ。そのとき、カーペンターズの「Please Mister Postman」を知った。いい曲だな、と思ったが、子供の心にはそれほど響かなかった。
ある日、この曲はビートルズも歌っていることを知る。
そのときの衝撃!
「同じ曲を違う歌手が歌っている?!そんなこと、いいのか?」
子供心に沸き起こった大きな疑問である。曲というのは、歌っているその歌手のためにある、と信じていた。
ビートルズの曲を聞くと、アレンジが全然違う。
「違うアレンジで歌っていいのか?」
曲というのは、クラシック音楽のように、各楽器がどんなフレーズを弾くかが決まっていて、変えて演奏してはいけないものと思っていた。
カバーのカバーなんて、していいのか?!
ほどなくして、ビートルズもカバー演奏していたことを知る。
もともとのオリジナルは、アメリカの女性グループ、マーヴェレッツが歌い、1961年8月にモータウンから発売され、ビルボード1位の大ヒット曲である。
「カバーをカバーするなんて許されるのか?!」
心からそう疑問に感じた。
カバーとは、他人のいい曲を「タダ乗り」しているようで、子供にはカバーの世界が分かっていなかった。
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これが、曲のカバーを知ったときの衝撃話です。自分自身の音楽人生エピソードのなかで、割と好きな話です。
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