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女体化してる人を見たくて今更原神始めた(フォンテーヌ編)

 最近、『原神』のフォンテーヌ編をクリアしました。
 なので、フォンテーヌ編の感想を書いていきます。

 ……で、タイトルに(フォンテーヌ編)と書かれている通り、一応モンド編~スメール編までの日記も存在しているのですが……ロクなこと書いてないので別に読まなくていいです。どうしても気になる方は、時間をドブに捨てる覚悟で読んでください。

 もしかしたら、原神ガチ勢のみなさまからすると「え、いまフォンテーヌクリアしたの……?」と思われるかもしれません。というか、大半の人がそう思うでしょう。なんとなく、自分は魔神任務が完結してから一気に追うスタイルの方が肌に合うようです。

 そして今回も相変わらずロクなこと書いてないので、適当に読んでやってください。では、よろしくお願いします。



グロシとタルタリヤギャル説ver.2

今グロシって言ったよね?

 「グロシ」……現在は修正済みらしいので、もしかしたら3年後くらいには「原神老人会」のうちのひとつに含まれているかもしれない。みんながグロシを忘れても俺はグロシを忘れない。

 そんなこんなで到達しましたフォンテーヌ。
 もう……街並みがすごい。何気にこの「原神の街並みがすごい」パートを毎回入れているような気がするのですが、フォンテーヌはぶっちぎりで「街並み」に気合を入れてる気がする。貴様、どこまで進化するつもりだ。

 そして、まさかのタルタリヤ再登場。
 しかも、なぜか体調が悪そうである。

#タルタリヤ自律神経やってないか
#タルタリヤゆっくり寝ろ
#タルタリヤあったかい風呂入れ
#タルタリヤ土日しっかり休め

 ……とか言いつつ、相変わらずギャルみたいな言動を繰り返している。

 いきなり神の目を旅人に渡してきたと思ったら、「それに、旅人に預かってもらいたいだけさ☆ あとで取りに来るよ」などと言い放つ。完全にギャルではないか。お前のせいで原神の展覧会が「原宿」とかいう陽の街で開かれているんじゃないのか。タルタリヤはギャルだから原宿楽しいかもだけど…

 ……というか、今回から読み始めた方には私が昨年から提唱している「タルタリヤギャル説」が全くもって意味不明かもしれない。デフォで意味不明とか言わないでください。なんか……しゃべり方とか、気さくなようで意外にトゲのある態度とか、木村良平の声とか……ギャルっぽいじゃないすか。

何これ?二次創作?

 ほら、上のやつとか見ればよくわかるでしょう。
 え、よくわからない? 
 お前……そんなんじゃここからついてこれねえぞ!!

 あぁ……あとほら、原神のお隣さんこと崩壊スターレイルで最近実装された「桂乃芬」というギャルキャラともちょっと似てると思います。

 ほら似てるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

 これ、私は「ギャルのほほえみ」と呼んでいます。
 まさにスタレのギャルと原神のギャル。ギャルって最高だよね。

 あぁ、あと思い出しました。フォンテーヌ編を進めている最中に「タルタリヤの伝説任務」もクリアしたんです。感想はキッパリ一言です。タルタリヤに兄属性持たせたの流石に変態の所業だと思うんですけど。

 俺だって…俺だってタルタリヤにお兄ちゃんになってほしいよ!!!!! 
新年早々ギャルとかお兄ちゃんとか忙しいな!!!!!!!
 どうだ、ロクなこと書いてないだろう。

 いや、あとギャルのお兄ちゃんがいたっていいだろ。いいな、「ギャルのお兄ちゃん」。ものすごく夢がある気がする……。ギャル兄…………………。


女体化要素、どこいった?

 そう言えば、今回は意外と「女体化」の話をしない気がします。そもそも、この「女体化してる人を見たくて~」というタイトルのオリジンを明かすと、「原神の女体化(していると思われる)キャラがドチャクソえっちだったから原神を遊んでもっとえっちな気持ちになりたい」という意味です。

 なので、アルハイゼンの伝説任務の話でもしましょうか。
 前後の文の接続おかしくねえか? 
 いや俺の脳内では繋がってるが。

 やっぱり、スメール編で個人的にお気に入りのキャラは「アルハイゼン」です。だからアルハイゼンの伝説任務も「コイツのことをもっと知りたい」くらいの気持ちで遊び始めました。このムキムキ文弱をもっと知りたい。

 そしたら家に招かれた。

 そしたら同居人が出てきた。

 はい、終わりで︿/︺╲▁︹/﹀_︿╱▔︺/\︹▁╱﹀▔╲︿/︺▔╲▁︹/﹀▔\⁄﹀\╱﹀▔︺\︹▁︿╱\╱﹀▔╲︿/︺▔\︿╱\︿︹/▔﹀︿╱▔︺\︹╱﹀▔╲︿/︺▔\╱﹀╲▁︹/﹀_︿╱▔︺\︹▁︿⁄╲︿╱﹀╲︿す!!!!!!!!!

 知らない人が家に上がり込んできた時の「……ってちょっと!誰だよその人たち!」って反応、誇張抜きで同棲彼女やろ。あ、ゆうまたそ結婚おめでとう。スメール編の最後に突然ぶっこまれて頭が壊れるかと思ったカーヴェとアルハイゼン、伝説任務でいま再び。

 もう言えることは無限にある。「たまたま散歩中に通りすがった時のインドカレー屋ぐらい匂わせがすごい」とか「じゃあ付き合ってるってことなんじゃないンすか」とか「まだカーヴェに2回しか会ってないけど既に“君ってやつは……!”を5兆回聞いた気がする」とか、無限に言える。

 でもその中から厳選して一言だけ言わせてもらうなら、「アルハイゼンとカーヴェってなんなんだよ……」を解消するために伝説任務を触ったのに、結局「アルハイゼンとカーヴェってなんなんだよ!!!」しか残ってない、ということです。こっちの頭がおかしくなっただけなんだよね。

 たとえるなら……そう、「割と巻数の出てるラブコメをいきなり9巻くらいから読まされている」ような気持ちである。このふたりのオリジンが全く分からないまま、ひたすら匂わせとわずかな情報だけでやり取りを見させられ続ける。断片的な情報しかわからない。つまり、1巻の内容を知らない。

 旅人とパイモンが見届けていない、「1巻~8巻」までの間に、確実になにかエピソードとかイベントとかが起きていたはずなんだ。でも僕は知らない。いきなり9巻からアルハイゼンとカーヴェのラブコメを読まされているから。とんだ生殺しなんじゃないのか。ワールドトリガーを9巻まで送りつける奴の逆パターンをゲームでやってるんじゃないのかこれ。

 どうなのだろう、アルハイゼンとカーヴェに関するテキストをイベントやプロフィール含め片っ端からかき集めれば、少しは全体像が見えてくるものなのだろうか。少なくとも私は魔神任務と伝説任務しかやっていないから、よくわからない。クソッ、七国やりきる前にオリジンを語ってくれ!!

 このままでは「俺の魔神戦争はまだ終わっちゃいないんだ!!」という知論派ランボーが世に放たれてしまうぞ!!!!!


サンキューマグロヘッド

 実のところ、私はかなり適当に原神をプレイしている。

 本当に「ストーリー」だけを楽しみに遊んでいるものだから、未だにゲームシステムを正確に把握していない。なんなら、「なんかガチャガチャしていたら元素反応でみんな消えた」くらいの認識で遊んでいる時すらある。聖遺物もねえ、星5武器もねえ、「烈開花」は何者だ?

 しかしそれでも、なんとかスメール編までは食らいついてきた。金にものを言わせて引き当てた裏水神こと夜蘭のワンマンプレイだった気がしなくもないけど、なんとか頑張ってきた。だけど、そんな私にも野望があった。

 そう、「もっと上級者みたいに七神を使って戦いたい」と!!!
 そこで引き当てた! 水の神「フリーナ」を!!

 やったぁ! これでボクも原神上級者だ! ほら、みんないつも鍾離先生とかナヒーダとか使って華麗に戦っているじゃないか! 自分もあの域に到達したかったんだよね! これが売れっ子ライターの金の力だーーッ!!

 しかし、ここからが本当の戦いだった。

 まず、フリーナの性能がサッパリ理解できない。とりあえず引き当ててから性能を確認してみたものの、いよいよ極まった遊戯王の効果モンスターばりの激長テキストが書かれていて1ミリも頭に入ってこなかった。

 なんかスキルを使うとフリーナの仲間たちが出てきて、暴れ始める。そしてなぜかHPが減少していて、いつの間にか大ピンチになっている。どうにかできないかと元素爆発を撃ってみるものの、何も起きない。よくわからん。やっぱり、自分に七神は早い存在だったんじゃないか? 

 もっと夜蘭みたいに「シャトルランをしたら全員死ぬ」ぐらい単純明快であってほしい。そこで私は、とうとう「YouTubeでフリーナの使い方を調べる」という手段に打って出た。もはや恥も外聞もかき捨てた。

 おかしい、当初は「フリーナで無双する」ことが目的だったのに、いつの間にか「ここまでして手に入れたフリーナをどうにか活かすためのパーティーを作る」に手段と目的が入れ替わっている。ここまで来たら意地でもフリーナを使う。フリーナを信じた心(ルビ:1万円)を裏切りたくない。

 そしてYouTubeで必死に調べている中で、ついにある情報を掴んだ。どうやら「フリーナはジンと相性がいいらしい」と。サンキューマグロヘッド。

 ここで、一応読者のみなさまに私の原神星5キャラ所有率を共有しておこう。「モナ」、「夜蘭」、「ジン」、「フリーナ」、以上。笑えるだろ? むしろよくこれでフォンテーヌまで到達できたよね?

 正直ジン団長は「ナヒーダのピックアップガチャに我が物顔で出てきた」印象があまりにも強すぎて若干嫌いになりかけていたのだけれど、ここにきてまさかの名誉挽回。しかもこう……ちょっと嬉しいじゃないか! あのマグロヘッドがオススメしている「強い編成」に、結構近づけている!!

 ……と、ここまで来て、私の良くない「凝り性」が発動する。
 そう、思ってしまったのだ。
「なんかここまで来たら、聖遺物もしっかり揃えたくない?」と。

 私、原神を1年以上遊び続けているのに、初めて「聖遺物厳選」に着手しました。もう、全旅人から見放されているに違いない。「お前はそのレベルだったのか?」と。許してくれ。極まったカジュアル勢はこうなんだ。

 まずは夜蘭に装備する「絶縁の旗印」から。

 ……………………………………全く落ちない。

 私は高性能な聖遺物を求めているわけじゃない。別に星4でもいいから、とにかく夜蘭に絶縁の旗印を4セット装備できればいいのだ。なのに星4すらドロップしない。そのくせ、なぜかお隣の「追憶のしめ縄」だけ異様にドロップする。追憶のしめ縄だけ異様に集まる。しかも星5もバンバン出る。

 これは、フリーナでも全く同じ現象が起きた。私はフリーナに装備するための「黄金の劇団」が星4でもいいからほしいだけだったのに、なぜかお隣の「ファントムハンター」が異様にドロップする。ファントムハンターの方だけ星5がバンバンドロップする。なんだこれ。これが地獄か。

 全世界の原神プレイヤーは、俺の知らない間でこんな地獄と戦っていたのか。みんなの精神力はどうなっているんだ。もう耐えられない! こんな気持ちを味わうなら崩壊スターレイルにこもっていれば良かった!!

すしざんまい

 ……と、おそらく「フォンテーヌ編の感想」を読みに来た方は「いつフォンテーヌの話始まるんだよ!?」とウンザリしている頃合いでしょう。

 そう、何を隠そうここまでの「フリーナを引く→どうにかフリーナを活かせないか模索し始める→凝り性が発動して聖遺物にまでこだわり始める→そろそろ魔神任務やるか…」という一連の流れを経て、ようやく私は魔神任務を進め始めました。みんなにも俺の苦痛を味わってもらおうと思って。

 ちなみにこのフリーナ+ジンを主軸にした「水刃夜影」なる編成が最近の流行らしく、私は1月3日からピックアップされる雷電将軍をなんとしてでも引き当てるつもりである。ボクは……ボクは原神上級者になるんだ!!

 どうでもいいですが、この「水刃夜影」って編成名……なんかダサくないですか? ダサかっこいい。なんだ、これを考えたやつは雷電将軍を「影」と表記する部分にウィットを利かせたつもりなのだろうか。キミ、「往生夜行」の胡桃と鍾離をまとめて「往生」にするセンスには遠く及ばないぞ。

 気になる……原神の「パーティーの編成名を四字熟語でこじつける」風潮がすごい気になる……あんまり突っ込んじゃいけないんだろうけどかなり気になる。とにかく、私は「往生夜行」はセンスあるけど「水刃夜影」はダサカッコいい派です。よし、2024年の抱負は「旗幟鮮明」で行こう。


フォンテーヌつまんないと思ったら面白かった

 さっきから妙にフォンテーヌ編に対して奥歯に物が挟まったかのような言い方をしているのは、正直1~4章まではあまりストーリーを面白いと感じなかったからです。いや、全部が全部つまんなかったわけではありません。

 どちらかというと、1~4章は「自分の中のスメール編で上がったハードルにイマイチ追い付いてこなかった」という印象でした。良くも悪くも、「キャラの魅力とゲーム的にやりたいことが先行しすぎて、ストーリーにまとまりがなくなっている時の原神」という感じ。

 メロピデ要塞に出てきたリオセスリとシグウィンもよくキャラが立っているし、「召使」もかなり好き。あ、あとクロリンデとナヴィアも最高ですね。どちらかというと原神は男性同士の関係の方が好きになりがちだったんですが……クロリンデとナヴィアは完全に「黒閃」出てると思います。

ここの空間ずっと「ムチッ♥ムチッ♥」って鳴ってそう

 普通に、原神の女子同士だとクロリンデとナヴィアが一番好き。

 ってか、あんなにネットでいっぱい見たクロリンデとナヴィアがお茶会してるファンアートが本編だと「あぁ……食事行ってきたけど……?(惚けた声)」というクロリンデの報告だけで流されて、「な なにーっ!? クロリンデとナヴィアの食事シーンは!?」とラーメンを啜ったりした。

 ……だけど、ここまでやってもなお、自分の中にある「スメールのハードル」を超えてきていなかった。なんかもう、スメールに愛着が湧いちゃってるんじゃないかと思う。仕方のないことだ。「思い入れ」ばっかりは仕方ない。だって自分も、未だにFF14だと漆黒が一番好きだし………………。

 ……などと思っていたのが、5章が始まる前のお話です。

 5章が始まってから、もう完全に理解させられてしまった。「あ、スメール編の面白さってラッキーパンチなんかじゃなかったんだ」と。

 明かされるフォンテーヌと水神フォカロルスの真実。人々はみな海の中に溶け、水神は自らの神座で涙を流す。そうして初めて、フォンテーヌ人の罪は洗い流される。この予言の終幕が、真実の幕開けを告げる合図だった。

 端的に言えば、「1~4章までは出題編にすぎず、ラスト5章の解答編で、すべての謎を解き明かす」というガン攻め構成にシビれまくりました。まさにRPGを丸々1本使い、「ミステリー」を描いてきた。フォンテーヌ編が王道RPG的なストーリーの描き方だとすれば、こちらはもう魔球もいいところ。

 特に、フリーナに「死刑」判決が下されてからの一連の流れは、久しぶりに「コントローラーから手が離せない」体験を味わいました。溜まりに溜まった「フォンテーヌ微妙……」のストレスを、ここまで綺麗にひっくり返されるか! ちょっと悔しいよね!! まんまと掌の上で踊らされてたよ!!

 特にここ。リアルに「もうやめてェェェェーーーーーー!!!!!」って叫んじゃった。「第182375幕」の文字が出た時の「ヒッ……」感ね。

 この「ラストでのどんでん返し」は、ストーリー全体の面白さだけでなく「フリーナという人間(の印象)」もひっくり返しているのがすごい。あの情けなさは人間だからこそ。あの張りぼてのような虚勢は人間だからこそ。だけど感じる不思議な愛嬌も、人間だからこそ。

 これでフリーナのこと嫌いになるヤツ……おるか?
 誰しも「もう……もうお前は頑張った!!」の労いムードになるよ。

 あとグロシは絶対翻訳事故なのに、肝心のフリーナ真実がこれだったもんだから「もう君たちグロシで笑えなくなっちゃったねぇ……」感が出てるのも結構ミラクルだと思います。フリーナも…フリーナも疲れてたんだよ……。

 その上で、「フォンテーヌの罪」を赦すのは最高審判官のヌヴィレット。

「水龍━━水龍━━泣かないで━━」……本気でグッと来てしまう。なんとなくフォカロルスに「お前コノヤロー!」したい気持ちも湧いてきそうだけど……フォカロルスの覚悟決まりっぷりに負けちゃうところもある。終わりのない罪人の円舞曲は、涙と審判によってエンドマークが打たれる。

 ……いや、やっぱり5章に詰め込みすぎでは!? あの一連のシーンの詰め込みっぷりすごいよね!? 「ここがやりたかった」のためにすべてをかけるスタイル、自分は大大大大大好きです。フォンテーヌ、激烈支持派です。いやぁ……これとスメールで優劣つけらんないよ! どっちも好き!!

ここ、一番好きなシーンです。

そして大谷翔平ばりの強肩で投げられるタルタリヤ。

 あ、あいつ……。最終的な貢献度で言えば「フォンテーヌ編の裏MVP」と言っても過言ではないのに、なんか最後に踏んだり蹴ったりだったな……ただでさえATMにされてるのに今度は師匠からパワハラが…………

 ……と、すごいスピードで飛んでいくタルタリヤで締めくくられたフォンテーヌ編ですが……やっぱりお話が進めば進むほど最初期の「モンド」と「璃月」の異様さが際立ってくるのも面白いところだと思います。

 後半の国になればなるほど、クラクサナリデビやフォカロルスが後継者問題だとか民の統治だとか天理だとかに四苦八苦していて、どんどん「岩王帝君アイツマジなんなんだよ……」度が高まっていく。風神バルバトス、貴様もだ! 君ら……君ら神としてすごいよね!?

 ここの「進めば進むほど、かえって初期のヤバさが高まっていく」面白さ……まさに長期連載って感じで好きです。これからの原神も楽しみ!

ここも好き


女体化要素、どこいった?(PART2)

 もうちょっと続きます。

 やっぱり性癖成分が足りない気がしたので、追いで「カーヴェのデートイベント」の話でもしましょうか。だって、アルハイゼンの伝説任務だと全く決着がついていないから。あとホラ、よく言うでしょう。「同じ彼氏を奪い合っているなら大体百合」だと。そういうことです。どういうこと?

 やっぱりイベントを開始直後に立ちはだかってくるのが「同居人」の存在。なんだこの敗北感は。クソッ、同棲者がいるヤツ相手に何がデートイベントじゃボケが! こんなん不倫だ不倫!!

 一応ここで私のスタンスをハッキリさせておくと、「アルハイゼンも好き」だし、「カーヴェも好き」です。ただ、アルハイゼンと仲良くしようとするとカーヴェが立ちはだかってくるのでカーヴェに怒るし、カーヴェと仲良くしようとするとアルハイゼンが立ちはだかってくるのでアルハイゼンに怒ります。構造入り組みすぎだろ。でも実際そうなんだから許して。

 そしてデート中に彼氏乱入。
 もう終わりだ。
 上の動画見ると本当にテンパってることがわかります。

 カーヴェのデートイベント……すごいですよね。デートの最中なのにアルハイゼン出てきた瞬間、完全に俺(主人公)の霊圧消えてますから。このゲームの主人公はボクなんですけど。このデートの主役ボクなんですけど。

 アルハイゼンとカーヴェが口論をし始めた途端に世界がふたり以外の存在を締め出しているような感覚すらある。本当の意味で「世界が私(主人公)を忘れて……」を味わえる稀有な体験かもしれません。何がデートイベントじゃこのクソボケが!! クソッ……クソッ………………………

ちょっとポムポムプリンに似てる気がするのは私だけでしょうか

 ここから少し、真面目な話をします。私が好きになるタイプのキャラの傾向として挙げるのが……「人間味がある」ということです。その点で言えば、カーヴェは至上のキャラクターだと思います。

 普段はアルハイゼンとのイチャコラで隠されているものの、いざ自分語りを始めると「愛するということは苦痛を伴うものでもある」「人生を信じる人だけが、些細な出来事を捉えられる」といった強固な思想が飛び出してくる。カーヴェは、すごく「多面的」なキャラだと思います。

 つまり、どんな人物なのか一言で説明できない。
 カーヴェという人物を構成するいくつかの層があるとすれば、それは多重に重なっていて、時と場合によって表面に現れる層が何度も入れ替わる。「思うこと・口に出すこと・実際に行動に移すこと」がそれぞれ別になっていて、多層的な心理構造をしている。

 これが、自分の中にある「人間らしさの魅力の定義」のひとつです。人間って一枚岩じゃないし、もっといろいろな層が積み重なってできている。だから単純に解明できない。だから愛せる。だから愛しい。カーヴェは、まさにそんなキャラクターだと思います。

 美学と理性と情動がドロドロに溶けあいながらも、ハッキリとした「判断基準」が存在している。まさにブラックボックス。この難解さこそが、人の愛しい部分なんだと思ってます。この「カーヴェ担当者がホヨバをやめたら、もう誰もカーヴェを書けなさそう」感……最高ですよね!


いや、全然。何種類かソースを用意して、まずは一週間トマトソースで食べる。次の一週間はミートソースで食べるんだ。

 「急に一人暮らしを始めてパスタばっかり食ってる」の一点だけで、私はフリーナにめちゃくちゃ感情移入しています。しかもこれ、無表情で言ってるのがじわじわくる。パスタ楽しんでる人間の顔じゃねえ。

 いや、実は私も「朝:大して美味しくないベースブレッド、昼:冷凍パスタ、夜:大して美味しくないnosh」で一日の食事を完全にシステム化していた時(現在進行形)があったから、フリーナの気持ちがよくわかります。そして人間そんな生活を続けていると、こういう表情になるのもわかる

 そして「フリーナがレンジでチンしてパスタを茹でられる容器を手に入れて“こんな便利なものがあるのかい!?”と喜んでいる二次創作イラスト」を見て、私も「こんな便利なものがあるのかい!?」と驚いて……レンジでパスタ茹で器を購入しました。ゴメン、元イラストは思い出せないんだ……。

 さっそく使ってみた。
 ………………よくわからない。

 最近、どんどん食べ物の違いがよくわからなくなっている。
 どこのラーメン屋に入っても「同じラーメンの味がする……」と思ったり、どこのインドカレー屋に入っても「同じカレーの味がする……」と思ったりする。高い料理を食べたらなにか変わるんじゃないかと思って六本木とかにも足を運んでみたけど、ますます味オンチが悪化した気がする。

 神の座を降りたフリーナも、毎日こんな気持ちを味わっているのだろうか? きっと独り暮らし新社会人のフリーナもその内「鍋で茹でたインスタント麺を器に盛りつけず、そのまま鍋で食べる」ムーブを始めるんじゃないだろうか。完全にフリーナを都合のいい感情移入先にしようとしている。

 だからこのレンジでパスタ茹で器を手に入れたフリーナも、きっといつか「1.5人前茹でてみようかな?」と無策で1.5人分くらいパスタを入れて、チンして、とてもじゃないが食べられたものじゃないベショベショのパスタができあがって、もう何も信じられなくなるんじゃないだろうか。

 俺は…………俺はフリーナだ!!!!!!!!!!!

 私……そんなフリーナの「人間っぽさ」が大好きです。神の座を降りたと思いきや、意外とまだ神としての自責に苛まれていたりする。と思いきや、劇団相手にかつての大スターとしての一面を見せたりする。かと思いきや、一週間ソースを使い回してパスタを食べ続けていたりする。

 本当に、人間っぽい。
 どれだけの苦痛と孤独を味わっても、世界の美しさを疑わない愚かさ。
 だから、フリーナが愛しい。

 さっきのカーヴェと合わせて驚いたのが、「ついにここまで複雑な心理表現のキャラをバンバン出してくるようになったか」ということ。正直、ここはまだまだジャパニーズ・アドベンチャーゲームなどに優位性があると思っていたのですが……もうフリーナとカーヴェで「これはヤバいな」と。

 これからカーヴェとフリーナクラスのキャラがマシンガンのように投入されたら……私は気が狂ってしまうかもしれません。この「人間っぽさ」、どんどん追及してほしい。あとフリーナ、SBの「まぜるだけのスパゲッティソース ペペロンチーノ」が結構オススメだよ。ソースに飽きたら食べて。

 ……という、1人暮らし無限パスタオチでした。
 誰か、この地獄から僕とフリーナを救ってください。

 以上、フォンテーヌ編の感想終わりです。
 こんな無軌道な記事あるか!?

 そして次のナタ編は……また来年とかじゃないですかね?
 また暇な時に読んでいただければ。では、ナタ編でお会いしましょう!

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