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のぶおの城
将棋ファンではなく、単なる"戦績マニア"の私(笑)。
どっちが勝った、戦績はどうだ、勝率はどうだ、何連勝中だ、
トーナメントの勝ち上がりは…、リーグ戦の途中経過は…。
"戦いの内容"よりも、結果を羅列して楽しむのが好きという、
非常に"人間の浅さ"を露呈するような(笑)趣味を持つ私ですが、
そんなことを以前、カミングアウトした記事がこちらです。
例として挙げた、一般棋戦の一つ「朝日杯」。
当時行われていた、その2次予選では、
4人によるワンデートーナメントを、8つのブロックで実施。
あるブロックでは、"強豪棋士3名・ノーマーク1名"という山で、
強豪を連破して、ノーマークの棋士が本戦進出を決めるという、
大番狂わせが発生し、将棋界の一部が大いにざわつきました。
それを成し遂げたのが、C級2組の西田 拓也 四段でした。
格闘技でも、何かと波乱が起こりやすいワンデートーナメント。
その時の結果が忘れられないまま、朝日杯の2次予選が全て終了し、
メンバーも出揃い、いよいよ本戦トーナメントが開幕。
激しい対局の末、渡辺 明 三冠・藤井 聡太 二冠・三浦 弘行 九段が、
それぞれ準決勝進出を決め、ベスト4は、残す所あと1枠。
ラスト1枠を懸けた本戦トーナメントの前日、
私が、おもむろに呟いた内容がこちらです。
以前、紹介した記事も掲載の上、皆さんには是非、
そのストーリー性も楽しんで欲しいと、そう考えての投稿でした。
それがまさか、"恐怖の大予言"となってしまうとは…(笑)。
2ch、youtube、twitterなどで、朝日杯を語っていた人達も驚愕。
朝日杯・前回覇者の、千田 翔太 七段と、
NHK杯・前回覇者の、深浦 康市 九段を連破して、
またしても大番狂わせを演じた、"ダークホース"西田四段。
他の棋戦では見せていないような、鬼神のごとき強さを発揮する彼。
準決勝で戦う三浦九段も、もう片方のタイトルホルダー2人も、
今回の結果には、多かれ少なかれ驚きを感じていることでしょう。
さて、そんな西田四段に将棋を教えた師匠が、森 信雄 七段(68歳)です。
西の一大勢力とも目されている、森 信雄 一門。
その錚々たる面々には、思わず舌を巻いてしまいます。
"東の羽生・西の村山"とも称された、伝説の棋士・村山 聖 九段。
B級1組で13期目にして、ついに待望のA級昇級が期待される、
本人もファンも諦めない男(笑)、”山ちゃん”こと、山﨑 隆之 八段。
現棋界において最強の呼び声も高い、渡辺三冠を見事破り、
王位戦リーグへの進出を決めた、片上 大輔 七段。
竜王1期・A級3期、そして棋王戦タイトルの挑戦を決めた、
スイーツに目が無い"DJ・ダニー"こと、糸谷 哲郎 八段。
今年度(2020年度)は、トップ棋士達を相手に、
堂々の14連勝という、最多連勝記録を保持する、澤田 真吾 七段。
前回の朝日杯では、永瀬・藤井の2人を続け様に破り、
見事、初優勝を果たした"ソフト将棋の申し子"・千田 翔太 七段。
タイトル挑戦5回、可憐さと勝負強さを兼ね備えた、室谷 由紀 女流三段。
勝率7割越え、女流王将戦の本戦進出も決めた22歳、石本 さくら 女流二段。
これだけの強者達が一堂に会する、森 信雄 一門。
そりゃ、西田四段も強い訳です(笑)。
学校でも、会社でもない、将棋の一門での繋がり。
切磋琢磨を重ね、彼らの活躍はより一層、目覚ましいものになるでしょう。
以上、今回は西田四段の起こした大アップセットを切り口に、
彼の属する将棋の一門についても触れていきました。
皆さんも、気になる棋士の方がいらっしゃった際は、
是非、その方の師匠がどなたかも、チェックしてみて下さい。
もしかすると、意外なあの人が師匠だったり、
意外なあの人が、実は同門だったりするのかもしれません。
今日は、ちょっとマニアックな記事となってしまい、大変恐れ入ります。
私、意外とこういうの、好きなんです(笑)。
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