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繊細なのにユーモラス、見る人をあたたかく包み込むようなちぎり絵
ただいま5/19(日)まで木村セツさんという奈良に住む95歳のおばあちゃんが制作した新聞ちぎり絵原画展を開催しています。昨年もよもぎBOOKS店内で原画展をしましたし、ここ数年、テレビや雑誌・新聞でも取り上げられていたので木村セツさんをご存じの方もいらっしゃると思いますが、このセツさんのつくるちぎり絵が実に素晴らしいのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1714809068662-p4Fji4F5z8.jpg?width=1200)
昨年、原画を見るまでは「A4くらいの大きな紙にちぎった新聞を貼っているのかな」と思っていたのですが、実際はポストカードサイズまたはA5サイズくらいの小さな紙の上で、これまた小さくちぎられた新聞紙のかけらが重なって色の層が出来ています。繊細な作業な上に、よく見ると絵にちりばめられた新聞の文字もウィットが効いている。
アップルパイの原画には小さく「サイドもチェック」という文字が。つられてつい、アップルパイの断面もチェックしてしまう。
ステーキの肉の断面には「価格9,350円(税込)」の文字が入っていて、このステーキは高級なんだな…と想像してしまう。
![](https://assets.st-note.com/img/1714809040588-UZOBG16Pdc.jpg?width=1200)
セツさんは新聞にあるカラー面のみで色を構成するので、塗ったりすることもありません。この素材をこんなふうに利用するなんて、とセツさんのアイデアに脱帽です。
また、原画1枚1枚に寄せられたセツさんのキャプションコメントがまた良くて、飾らないその人柄についくすりとしてしまう。まるでセツさんが原画の前で解説してくれているようです。
ほかにもいろいろありますが、この素晴らしさはやはり百聞は一見にしかず、だと思うので足を運んでいただけそうな方はぜひ目の前でご覧ください。19日までです。
![](https://assets.st-note.com/img/1714809058443-sE8R1q3mwd.jpg?width=1200)
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|会期|
2024年4月30日(火)-5月19日(日)
*会期中、5月2日、7日、10日、14日はおやすみ
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それではみなさま、GW終盤も安心する場所で、深呼吸しながらお元気でお過ごしくださいませ。