1型糖尿病は、私の個性のひとつ
風間梨沙さん(25)は、1日5回、多いときは8~10回インスリン注射を打つ生活が日常になった。「1型糖尿病だからって、仕事、旅行、食べることを諦めたりしない。なんでもできる!」そう言って曇りなく笑う風間さんだが、病気を受け入れるまでの道のりは短くなかった。
1型糖尿病は糖尿病の一種で、膵臓のβ細胞が破壊されてインスリンが欠乏し、高血糖状態が続いて生存を危うくする病気だ。子どもや青年の発病が多い。風間さんは1型糖尿病患者だ。成田国際空港勤務や派遣社員を経験したのち、現在は