【カオリ】おそろい
滑らかな肌触りのお布団に潜ると
いつもキミの事を思い出す
言わなかったけど
キミがお家で使っているお布団の肌触り
ボクのお布団と同じみたいなことを
言うからさ
あれもこれも
キミの話はボクの話
好きな事や物 面倒な考えさえも
あまりにもボクが一人で
ボクを見つめていた時と同じこと
キミが話すから
流石にこれ以上お揃いがあると
キミの
虜になっちゃいそうで
怖かった
ごめんよ
だから どうか
嫌いになってはくれないか
もう待てないって その口で叫んでよ
それでも待っててくれると言うならば
もう二度と
離れようとしないから