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【カオリ】甘味

キミはボクを休ませようと

甘く優しい味のする

それを差し出すものだから

控えようとしていたボクは

少し躊躇ためらいながらも

キミの誘いだからと

断れなくて

自分の脆弱ぜいじゃくな意思と

キミヘの想い

再確認しては

眉にしわ寄せ

笑うんだ

お互い口に含んだ それが

同じ味だといいのにな

きっとボクのは

どこか苦く


辛い味


それでも「美味しいね」って呟くボクを

褒めてほしいなと強く願うの


キミの

その口から

聞きたい その言葉


いつか

いつかのために



しまっておいて


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