ミルフォードトラック🏔️🥾18-21/11/2024
いつかミルフォードトラック歩きたいんだって思っていたのはワーキングホリデーでニュージーランドに来た2019年よりももっと前の話。
今年やっと歩くことができました。
思い出と、来年のルートバーントラックに向けての反省と改善がたくさんあるので覚書しておきたい。
ハット(山小屋)の予約
グレートウォークスと呼ばれるニュージーランドのトレッキングコースの中でも屈指の人気ミルフォードトラック。independent walkers(水や食料、寝袋を自分で担いで歩くハイカーたち)のハットの予約は毎年5〜6月に始まるので、まずはハットの予約を確定させるところから。
予約はDOC(読み方はドック、環境保全省、depertment of conservation)のオフィシャルウェブサイトからできます。予約開始日は争奪戦になるので、頑張るか、キャンセル待ちを狙うか。
ルートの確認、天候、警報など
DOCにルートの最新情報が常に載せられているのでオフィシャルのウェブサイトを隅々まで読んでおくことを強くお勧めします。
11月上旬には雪崩で橋が流されたり、クリークを歩かないといけないアナウンスがあったり、悪天候でトラックが閉まったりもしてたようですがそういった最新情報が常に確認できます。
ミルフォードトラック歩く前にDOCセンターでチェックインする必要がありますが、そのときにも最新情報教えてくれます。私たちは3日目のマッキノンパスからの下りは通常ルートではなくてemergency trackを歩くように言われました。
旅程
オークランドから全6日、初日と最終日が移動日、真ん中4日間でミルフォードトラックを歩きました。
11月17日(日)移動日
08:15 オークランド空港 出発
10:15 クイーンズタウン空港 到着
クイーンズタウン市内散策
16:30 Central Queenstown 発のバス
19:20 Te Anau 着
Te Anau 泊
11月18日(月)1日目
09:00チケットピックアップ@DOC
09:45 Te Anau DOC発のバス
10:10 Te Anau Downs 着
10:30 Te Anau Downs 発のフェリー
11:30 Glade Wharf 着
🥾day 1 1-1.5h,5km
14:00 Clinton Hut着
(🥾side trip: to Wetland walkway 15min)
11月19日(火)2日目
07:00 Clinton Hut発
🥾day2 6h,16.5km 緩やかなのぼり
14:00 Mintaro Hut着
11月20日(水)3日目
07:00 Mintaro Hut発
🥾day 3 6-7h,14km 山登り降り
17:00 Dumpling Hut着
(🥾side trip : to Sutherland falls 1.5hours return)
11月21日(木)4日目
07:30 Dumpling Hut発
🥾day4 6h,18km 緩やかなくだり
14:45 Sandfly Point着
帰りのフェリーは14:00〜16:30の間で15分毎 (所要時間5〜10分でミルフォードサウンド)
15:00 Milford Sound着
ミルフォードサウンドクルーズ/ミルフォードサウンド散策
17:00 Milford Sound発のバス
19:00 Te Anau 着
Te Anau 泊
11月22日(金)移動日
06:50 Te Anau 発のバス
09:45 Central Queenstown 着
クイーンズタウン市内散策
16:50 クイーンズタウン空港 発
18:40 オークランド空港 着
事前予約
フライト、バス、フェリー、宿
もちもの
オフィシャルウェブサイトに詳細な案内があります。それを参考に自分に合うようにアレンジしたもの。
personal equipment
酔い止め
バックパック40L
パックライナー
寝袋
ヘッドライトとスペアのライト
ゴミ袋
Booking confirmation と ID
トレッキングポールx2
サコッシュ(ほぼ使わなかった)
財布
モバイルバッテリーと充電コード(使わなかった)
2mの紐
Cooking and food equipment
ウォーターボトル 1L x2
サーモボトル 500ml
ナルゲン350ml(使わなかった)
カトラリー
ジップロック おにぎり用
ステンレス保温カップ
マッチかライター(持っていかなかった)
メスティン
Toiletries
虫除け
日焼け止め
アンチヒスタミン
常備薬
サプリメント
SPF50のリップクリーム
歯ブラシ、歯間ブラシ
歯磨き粉
手拭い x2
ボディシート
クレンジングシート
ベイビーワイプ
おりものシート
セラミドクリーム
メガネ
コンタクトレンズ
手鏡
Clothing
ハイキングブーツ
ソックス メリノウールx3
パンツ
シャツ
アンダーレイヤー ミレーのあみあみ
メリノウール 半袖
メリノウール 長袖
メリノウール スパッツ
ミドルレイヤー アクションフリース
レインジャケット
レインパンツ
ダウンジャケット
ショートパンツ
ニット帽
キャップ
手袋
防水手袋
サングラスとケース
バラクラバ、ヤケーヌ(使わなかった)
アームカバー(使わなかった)
サンダル
下着
Optional
ゲイター(悩みに悩んで持っていかなかった、あっても良かったかも)
Food
預け荷物へ
充電コードの根っこ
初日の服
最終日の服
靴
爪切りとやすり
いざ出発
11月17日(日)移動日
朝空港まで送ってもらって、2時間足らずでクイーンズタウン空港へつきました。友達がBeeカード持っていたのでバスへ乗って市街へ。
Bee Cardは空港のPaper plus&他、で買えます。
荷物預かってもらって、市内散策。
まずファーグバーガーへ並ぶ。
クイーンズタウンは外でもお酒が飲めるらしいので、友達はついて早々ビールも買ってました。
湖畔で食べてたら友達のバーガーがカモメアタックに遭いました。他にもアタックされてる人いた。景色が綺麗でいいんだけど、ご飯で食べる人は気をつけてね。
私たちの山歩き中の食材は90%ぐらい事前に買ってあってオークランドから運んだけど、クイーンズタウンのアウトドアギアや山ごはんの品揃え何。凄すぎ。街のFour Square(スーパー)にもBack Countryをはじめとしたフリーズドライごはん置いてあって、しかもオークランドで買うより安かった。今度からはクイーンズタウンで山ごはん調達しようと思う。
あとチェーンやローカルのアウトドアショップがたくさんあるので、用意しそびれたギアがあればそれも買い足せます。もし準備ゼロでクイーンズタウンまで来たとしても、ハイキングに必要なギア全部CBDで揃うね。すごーい。
この日テアナウに着くのが遅めなので、クイーンズタウンで夜ご飯と山ごはんの追加を買い込んで、有名店パタゴニアチョコレートで休憩。
チョコレートマカダミアナッツとベリー&アップルみたいなソルベ。濃厚チョコとさっぱりソルベのコンビネーション美味しかったです。
バスへ乗ってテアナウへ。
テアナウ綺麗なところや〜。やっぱりオークランドに比べたら断然寒いです。
スーパー行きたい人はFresh ChoiceとFour Squareがある。確か閉店は20:30と20:00かな?行く人は閉店時間要チェック。
晩ごはんはFerg Bakeryで買ったパイ🥧
Venisonとbeef&blue cheeseやったかな、宿のオーブンで温め直して食べました。おいし。
翌日からの山歩きにむけておにぎり作って、パッキングし直して寝た。
11月18日(月)1日目
朝早くに目が覚めて最後のホットシャワー!
歩き終わったらまた同じ宿に帰ってくるので、山で必要のない荷物を預かってもらって出発。
ミルフォードトラック歩く前にDOCセンターでのチェックインが必要で、reference numberを受け取り。ついでにめちゃくちゃチョコレート食べたい気分やったからCookie times買いました。
行動食にチョコレート買わへんかったからな〜買っとけばよかったかも。
DOC前からバスに乗ってテアナウダウンズまで。フェリーけっこう長いし、わたし船酔いするので酔い止め必須でした。酔い止めのおかげで眠気が襲ってくるので爆睡してました。
1日目のお天気は快晴!ありがとー!🌞、平坦な5kmを歩くだけなの。最高のイントロ。昼前にはハットについて、ランチしたりストレッチしたりして過ごしました。
15:30からレンジャーと一緒に歩くネイチャーウォークがあって、フィヨルドランドの自然、植物、動物について教えてもらう。
それが終わってから晩ごはんにうどん作って、明日のお弁当も作って、19:30からレンジャートーク。チェックインした時のreference No.とともに点呼とって、明日の天気やコースのこと、ガスやマットレスのこと説明してくれる。
ニュージーランドの山小屋、場所や時期にもよるけど、ガスコンロとマットレス提供してくれてるの凄いよね。うちらバーナーもマットレスも持って行けへんかったけど、ジェットボイルとかシングルバーナー持ってきてる人は結構いた。
各ハットにレンジャーも滞在してくれてて、independent walkerとはいえ、いたせり尽せり。
レンジャートークは3泊とも全部ありました。各レンジャーのキャラクターが存分に表されているトークですごく好きだった。
レンジャートークの前までに、着替えや歯磨きなども全部終わらせているので、トークが終わったら20:30ごろには就寝しました。
大体この時期の日の出が6時、日の入りが21時。
そうそう、Wetlandへのサイドウォークのサイン見逃してたのか、歩けなかったなあ。
11月19日(火)2日目
寝袋、もっと寒いのに対応したの書い直した方がいいのかなあ、寝袋ライナー買おうかなあと最後まで迷ったけど、夜中に暑くなって途中で起きた。マットレスも分厚いし快適でした。
朝お湯沸かして出発。
雨!雨雨雨!時々強風。山からの水がかなり染み出してて、もはや川渡りみたいなのいっぱいした。
しっかり荷造りしたぞと思ってはいたけど、まさかレインジャケットから水染みるとは思ってなかったなあ。序盤からフードの後ろから肩にかけて雨が染みる染みる。友達は腕から染みてた。
2人ともパタゴニアのh2no素材やねんけど、雨に打たれすぎたのか、メンテナンスの問題か、耐年数か・・・。びちゃびちゃ
この日の話題は足濡れた?レインジャケット何着てる?濡れた?です。
わたしは幸いハイキングブーツとレインパンツは新品だからか水染みてくることはなかったけど、ジャケットにやられたなあ。
全身ずぶ濡れ、なんなら荷物もシュラフまでずぶ濡れの人もいたし、ゴアテックスuseless!と言ってたおじさんもいました。
ひたすら暖炉の前で乾かすしかない。
足も体もドライに保つのが何より大切。
ご飯食べて、洗面など全て済ませて、レンジャートーク聞いておやすみ。
2日目のハットはNew Mintaro hutで、2021年4月に新しく建ったもの。友達はミルフォードトラック2回目なんだけど、前回は旧ハットだったって言ってた。この宿ね、凄いんだよ、二重窓だし、USBチャージのポートがあります!ポッシュ!
2日目の夜も快適に寝られました。ベッドがある棟には暖炉ないけど、この日も暑くて夜中に服とかソックス脱いだ。
11月20日(水)3日目
3日目も雨、時々強風、雪に降られた人も。お昼過ぎたあたりから雨が止み始める。
この日はマッキノンパス(標高1154m)まで登って降りるコース。くだりがほんとうに苦手なので、わたしはこの日が1番きつかった。
友達は2日目の方が天気が荒れすぎててきつかったって言ってた。
標高が上がるにつれて白い可愛いお花が一面に咲いてて、すごく可憐で綺麗だった。勝手にお花たちに励まされているような気持ちになって悪天候の中歩きました。
後からそのお花の名前をマウントクックリリーだと知る。本当にかわいかったなあ。
シェルターにザック置いたまま、往復1.5時間でニュージーランド最大の滝Sutherland fallsまで行ける。雨で水量かなり増えててさ、水飛沫がすごくて目開けるのもつらかった。滝に到着したら全身もれなくずぶ濡れました。
この滝がこのトラックのハイライトだって言ってる人いたなあ。迫力満点。
最終日の山小屋はDumpling hut。
翌朝、友達とか一緒に歩いたハイカーとか夜冷えたねって言ってたけど、私はそんなことにも気付かずに爆睡してた。
11月21日(木)4日目
この日唯一ゆっくり出発した。
いつも大体5:30に起きてたけど、多分ハット出発したの一番最後やったんじゃないかな。ゆっくり朝からフォーとか食べちゃって。
友達は以前ミルフォードサウンドクルーズもしたことあって、すごく良かったよって言ってたので、今回も一応山歩きの後クルーズできるようにテアナウへ戻るバスを夕方にとってあったんやけど、友達はどっちでもいいよって言うし、私は山歩いた後に酔い止めのんでもクルーズに乗るのが心配でクルーズやめることに。
そしたらゆっくり時間あるやんって言うのでかなりゆっくり歩いた。
この日は終始晴れでした。ずーっと緩やかなくだりやし、ちょっと退屈してしまうくらい歩きやすい道でした。水は溢れてたけど。
07:30ごろハット出て、15:00ごろsandfly pointに着いた。
名の通り、サンドフライ多い多い!立ち止まれない。サンドフライポイントだけじゃなくて、トラック全体ずーっとサンドフライ多い。
虫除けしてても、長袖長ズボンでもお構いなしよ。手足顔とか結局合計で5ヶ所噛まれてました。
independent walkerで君たちが最後だよ〜ってジェットボートが待ってくれてて、5分ほどでミルフォードサウンドへ着きました。
カフェで一服して、久々に電波が入るiPhoneに興奮。
夕方のバスでテアナウへ。
狙ってたご飯屋さんは予約でいっぱいで行けず、石窯のピザ屋さんに行きました。同じ日程で歩いてた他のハイカーさんも10人ピザ屋さんに来ていた!笑
帰ってきた後のホットシャワー最高ー!!!爆睡。
11月22日(金)移動日
毎日日の出前に起きて日の入り前に就寝していたから、この日も自然と5時前に起きてしまった。
ゆっくり用意して、朝のバスでクイーンズタウンへ戻りました。テアナウでゆっくり過ごす時間がなかったから、有給が許せばもう少しテアナウでゆっくりしたかったな。
迎えにきてもらってお家へ帰ってきました。
ちゃんちゃん。
振り返って
一番の反省は、メスティンを友達頼りにして1つしか持っていかなかったこと。私もクッカー持っていくべきだった。
飲料水の確保は主に2通りなんよ、①ソーヤーなどの浄水器②煮沸。
クッカー一つにするなら浄水器持っていくべきだったな。小さなメスティン1つで毎日4L以上の水を何回にも分けて沸かさないといけなくって、時間かなりかかった。2つあればご飯炊くのとお湯沸かすのと同時進行できるし絶対そっちの方がよかったなと後悔。
他には、持って行ったけど使わなかったギアが2つも。
サコッシュと小さいナルゲンボトル。
デイハイクではサコッシュ重宝するし毎回持って行ってたけど、雨に降られてサコッシュ濡れて、2日目以降全然使ってない。なくてよかったかも。
小さいナルゲンボトルは行動食入れるのによく使ってたし、プロテインもこれで飲むかなーと思ってたけど、プロテインはステンレスのカップで飲んだし、行動食もジップロックのままレインジャケットのポケットに入れて食べてたから全く出番なかった。
レインジャケットの漏れはメンテナンスと耐年数をもう一回確認して、新しいのに新調する必要あるな。
ご飯のことはほとんどここに書いてないけど、4日間ほぼご飯とお味噌汁で生きてたから、練り梅と塩昆布忘れたのもかなり大きな後悔でした。
4日間あっという間だったなあ。
2日目から「歩き終わるの寂しいな」っていう気持ちに2人とも襲われてた。
本当に綺麗な山歩きやったなあ。
天気はお天道様の運ですが、暑い日から〜冬、雨雪の心配する必要あるけど、しっかり準備すれば大丈夫のはず。最低限着替えられるように準備していったし、できる限りstay dryを心がけてた。
ザックは私のが40L、友達のは46Lで最小クラス。標準は65Lなんやなっていろんな人のザック観察しながら思った。オスプレーとMacpacがかなり多い。
あとね、暖炉で服とか乾かしたりするから、ブーツの中敷きとか持ち物に名前書いといた方がいいね。中敷き無くなった子もいたし、ブラ無くなってた子もいたよ。特にサイズやブランドが被ったら、間違われる可能性が大よ・・・!トレッキングポールも。
次は来年のルートバーンが楽しみ。