よんよん

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2024.04.22 告知をひとりで受けてきた

針生検から20日。 結果の出る日。 病院からもらった予約表には「付き添いの人と」って書いてあったけど、前回、絶対にひとりで行くって決めていたので、この日に病院に行くことは話してあったが、当日は、夫にも特に言わなかった。(あとで知ったことだが、夫は夫で、この日が告知の日であることを忘れていたらしい) 予約の時間は10:00 待合室で椅子に座っているとき、看護師さんに「今日は誰と来てますか」って聞かれたから元気よく「ひとりです」って答えた。 診察室に呼ばれたのは昼過ぎだった。

    • 2024.04.03 針生検で感じるのは音じゃなくて衝撃

      MRIの2日後の4月3日。 今度は「針生検」という検査をする。 腫瘍のあるところまで、針を刺して組織を採ってくるらしい。なんとも恐ろしげな検査だ。 この日も、待合室に着くなり、「1時間半の遅れ」の表示が。 ちょっと待て、午後の診察始まったばかりなのにそれってどういうこと? それでも、検査はしてもらわねばならぬ。 この日も待った。ひたすら待った… 乳腺外来というのは、まあ、患者さんのほとんどが女の人で、それも、年齢層が高め。 そして、ご夫婦で来ている方が多く見られる。(地方の

      • 2024.04.01 2つのカップとヘッドホン。

        MRI 4月1日、MRIの検査に向かう。 エイプリルフール…なんで嘘ついていいんだっけ?いま、こうして検査をしていること自体が、嘘だったってことで綺麗さっぱり消されてしまうことってないんだろうか。 そんなどーしょもないことを思いながら、検査室に辿り着く。 無機質な、割と広めの待合室に入れられて、検査着に着替え、ひとりぽつんと椅子に座って技師さんが来るのを待った。 MRIというのは「造影剤」というのを体の中に入れる。 事前にもらった説明書に、「身につけていてはいけないもの」

        • 2024.02.26 付き添いで慣れ親しんだ道を、患者として初めて歩いた

          大学病院 2月26日、紹介状を持って、「ホームグラウンド」と言えるくらいに馴染みのある病院の駐車場から入口に続く歩道を歩いていた。 母のがんも、父のがんもここで手術し、治療してもらった。 更に母は、何かと病院に縁のある人で、がんになる前にも、2度ほどここにお世話になっていた。 だから、わたしは、この病院内のことはかなり詳しく知っている。 「〇〇の検査室」とか言われても、迷わずに行けるくらいに。 そんな、慣れっこになった通路を、自分でもびっくりするくらい「重たい足取り」で歩い

          2024.02.24 エコーで見つかった9ミリ。

          去年に引き続き、個人病院のエコーの検査を受けるためにベッドに横たわっていた。 首からお腹まで、全部見てもらうのだ。 エコーの検査のやり方を勉強してきた女性スタッフさんがとても丁寧に見てくれる。 私の両親もがんだ。 母は胃がん、乳がん、食道がんを患い(転移ではなく、同時多発的なもの)、闘病中に尿管にもがんができた。胃を全摘し、2年の闘病の後、7年前に亡くなった。 父は2年前に肝臓がんになった。酒が大好きで、人生5周分くらいの量の酒を飲んでいると思う。「肝臓がん」と聞いた時

          2024.02.24 エコーで見つかった9ミリ。

          娘もがんになりました。(父・肝臓がん  母・胃がん+乳がん+食道がん、おまけの尿管がん)

          いきなりですが、がん患者になりましてん。 「がん」って、なかなか、パンチのある言葉じゃないか? もし、「ぱろん」とかだったら、なんか、立ち向かったら勝てそうな気がするじゃん。 「胃ぱろん」とか、全然強そうじゃないもんね。 私は右のちちの中に、がん細胞を飼っているらしい。 「乳がん」改め、「乳(ちち)ぱろん」。 全然怖くないよ。ぱろんってなんだよ。 ふーって吹いたら飛んでいきそうじゃん。 だが、世間では「乳がん」と呼ぶのだ。 自分の身体の中で、他でもない、わたしの細胞が、うっ

          娘もがんになりました。(父・肝臓がん  母・胃がん+乳がん+食道がん、おまけの尿管がん)