【レビュー】たべものかるた あっちゃんあがつく
そもそもの出会いは、「偏差値40台から開成合格! 自ら学ぶ子に育つ おうち遊び勉強法」という本で、著者のぎん太さんがカルタで遊びながらことわざや昔話を覚えたと読んだことでした。
※本にたべものカルタは登場していません。
娘は既に読めるひらがなが多いので、わざわざ買うなら、ことわざか何かカルタを通して習得できる物が良いのでは?と最初は買うのを躊躇。
でも、結果は買って良かった!
気付きもあったので書き残すことにしました。
購入当時の娘のひらがなレベル
当時の娘は4歳6ヶ月。
「れ」と「ね」、「さ」と「ち」等似たものを間違えつつも一通り50音読める。
濁点や半濁音は読めない。
3〜4文字程度のひらがなを辿々しく読む。
カルタ遊びは未経験。
という感じ。
どんなカルタか
たべものかるた あっちゃんあがつくは「食べ物」をテーマにしつつ、カルタとしてはひらがな文字にフォーカスしていて、カルタとしては入門版。
Amazonレビューの反応が良く、娘より低年齢の子でも遊んでいるコメントも多い。
全ての読み札が「●っちゃん、●がつく、△△△△(食べ物名)」という同じリズム構成で、語呂の良さで楽しく平仮名を覚えられるという声も。
濁点と半濁点のカードも揃っている。これはカルタとして珍しいかも。そして娘にはこれが良かった。
実際使ってみて
よかった事
もともと文字がわかるので、カードを探すことや、人より早く取るというカルタの楽しさに集中できた。
簡単に札が取れるので「楽しい、もっとやりたい」という気持ちになれる。楽しく繰り返すと文字を読むハードルが下がる。2〜3回遊んだ時点で、絵本の表紙など、今までより長い文字列を読み上げるようになった。
濁点と半濁点をマスター。頭の中でバラバラだった音と文字が結びついて、一気に文字が読めるようになった。
読み札が同じ語呂リズムなので、娘にも読み手ができる。いつのまにか長い文字列が自然に読めた!というのが娘は嬉しそう。
「次はママが読んだらどう?」「次は私が読むから」など、どうやって遊ぶかを子供が考えるようになった。
ことわざや昔話など、別のテーマ付きのカルタにしていたら、1ゲームで疲れてこんなに繰り返さなかったかも。
読み手も大人の役割できっと固定化されていたと思います。
考慮すべき事
カード数が多いので、一度に全部並べるには広い場所と時間が必要。5分未満と言われる子供の集中力ももちません。
我が家では、半分に分けて、1グループずつやってちょうど良かったです。
もっと低年齢のお子様だったら、読める文字を中心に数枚ずつから始めると良いかも。
(そういう調整ができるのはアナログなカルタの良いところ!)
スモールステップスの大切さを実感
今回のかるた選びと娘の反応は、まさにモンテッソーリ教育の「スモールステップス」でした。
何か身になりそうなカルタを…と考えてしまったけれど、それは大人のエゴで。
楽しさからくる「もっとやりたい」というエネルギーはとても大きくて、自走できるようになる力にも繋がる気がします。
スキップしてはいけませんね。
このカルタはすぐに卒業してしまうと思うけれど、次の遊びもスモールステップスの大切さを忘れずに選びたいと思います。
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