週末はリゾート気分満喫! 身につけた英語を試しに街へ出かけよう セブ市内観光編
昭和生まれ、57歳の英語が苦手なのおじさんが、1カ月間フィリピンのセブ島で英語留学してきました。
そこで見たり経験したことで、他の方のお役に立ちそうなことを書き記しておきます。誰かのご参考になれば幸いです。
今回はセブ市内の定番観光スポットです。
サンペドロ要塞
まずは、これを見なければ。
サンペドロ要塞は1565年に建設が始まったフィリピン最古で最小の要塞。
1521年にマゼランが上陸し、マニラより長い植民地としての歴史を持つセブならではの場所です。
入場料を払って中に入ると、内部はちょっとした博物館になっています。日本の甲冑も展示されていました。
有名観光スポットだけあって、ぼったくりタクシーがいるので要注意(メーターがチカチカしているので、すぐに車を止めさせ値段交渉しました)。
セブ国立博物館
2023年にオープンしたばかりの博物館。セブの自然科学や文化について学ぶことが出来ます。サンペドロ要塞のすぐ隣です。入場無料。
入場制限があります。門を入ったところで待機していると、時間になると呼ばれて建物の入口に向かいます。
IDの提出を求められましたが、QQEnglishのIDで大丈夫でした。また、同行者がいても1名が見せたらOKでした。帽子は脱ぐように、また、飲物は入口フロアのテーブルに置いて行くように指示されます。
熱帯の動植物は面白いです。石器や土器が誕生していく過程は日本と共通していても違いもあって興味深かったです。
一番印象に残ったのは水中遺産の展示。沈没した船の荷物が大量に残されていて素敵な染め付けの陶器もたくさん。フィリピンの重要港湾都市だったセブが海運や貿易の重要地点であることを改めて教えてくれます。
セブ海峡
セブ島にいても意外と海をみる機会は少ないのですが、博物館からちょっとだけ足を伸すとセブ海峡を眺めることが出来ます。
マゼランクロス
マゼランが立てた十字架。外部は複製です。
お隣のサントニーニョ教会とセットで訪れましょう。
サントニーニョ教会
日曜日に訪れたのですが、フィリピンの人達の信仰心の厚さに圧倒されました。敷地の中にいる人だけでなく、外の通りにでもスピーカーから聞こえてくる放送を機器ながら、お店の人達が祈りを捧げていました。
街の熱気も楽しいですが、「貴重品はきちんと身につけて」と言われるエリアでもありますね。
カサ・ゴロルド博物館
カサ・ゴロルド博物館(Casa Gorordo Museum)は、セブの初代フィリピン人司教の邸宅だったところ。セブのなかで最も気に入った観光スポットです。
庭では何かのパーティーの設営中だったようで、入口で戸惑っているとガードマンがやって来て博物館の入口まで案内してくれました。
1階はセブの暮らしの歴史が人形やビジュアルを使って展示されています。
2階にあがると、スペイン統治時代の暮らしを思わせる贅沢な空間が。
マニアにあるカーサマニラ博物館を思わせる、うっとりするようなコロニアルな空間です。
ミュージアムショップも充実していました。
近くのヤップ サンディエゴ アンセストラル ハウスや、ヘリテイジ・オブ・セブ・モニュメントと一緒に回るといいでしょう。
ヤップ サンディエゴ アンセストラル ハウス
セブの最古の家、17世紀に中国人商人ヤップが建てた中国風の邸宅だそうです(Yap-Sandiego Ancestral House)。
私が訪ねたときは、ちょうどドレスアップしたお姉様方がカメラマンを従えてコスプレ撮影中でした。
1階は土間、2階の床は一部が傾いていて、ちょっと心配になります。展示物もほこりっぽい雑然と置かれたようなものもチラホラ。
それでも、他にはない独特の雰囲気があります。
ヘリテイジ・オブ・セブ・モニュメント
セブの歴史的出来事をひとつにまとめたモニュメントだそうです。
アヤラ・センター・セブ
学校の近くにあるアヤラモールの系列ですが、格段に大きいです。
フィリピンでは、あちこちに大型のショッピングモールがあります。暑すぎて、日本みたいに路面の店をあちこち見て歩くようなことはやりたくないのでしょうね。
そうなると立地もさることながら、品揃え、店のラインナップ勝負になるのか、どんどん大きなモールが建っています。
レストランも他の店舗と同じく夜9時に終わるのは意外でした。
SMシティ セブ
学校のすぐそばにあるアヤラモールを除けば、最も近い大型ショッピングモール。セブ最大のSMシーサイドには及びませんが、その半分規模の500店舗が入っているそうです。
食品スーパーを眺めているだけでも楽しかったです。
雑感
フィリピンは敬虔なキリスト教徒の国なので、セブ市内にも巨大な教会から可愛らしい小さな教会まで、たくさんありました。車の車窓から眺めて比べているだけでも楽しいです。
実は私、普段は歩くのが好きなので、学校からダウンタウンまで歩いて行けそうな気が気がしてしまったのですが、3時間くらいかかってしまいました。しかも炎天下、知らない街で道に迷いながら……。
先生に話したら「たまに、居るのよねえ」と呆れられました。あまり、おすすめ出来ません。
それにしても、学校では先生の英語をかなり聞き取れるようになったと思っても、街に出て買物をしたりタクシーに乗ったりしてみると、この英語の聞き取れなさ具合はどうでしょう。
学校の先生たちが、いかに聞き取りやすい、クセのない英語で話してくれているかを痛感しました。
さて、次回はいよいよ最終回(のはず)。勝手にマニラで修学旅行をした記録です。セブ島にいるだけでは分からなかった気づきが色々あって、行って良かったと思いました。
では、次回をお楽しみに。
第12回(最終回) 留学の成果は? 首都マニラで勝手に修学旅行