200年食べられるクリスマスケーキが焼けたよ
2024年のクリスマスイヴに話題になったコレについて。
「生命への尊厳」とは何たるか、私がお教えしましょう。
だだしセンシティブな画像が続きます。
ご注意を!
さて、当記事は12/25に書かれました。
今日はクリスマス
町はにぎやか お祭り騒ぎ
でかいケーキもってこい
と松本人志さんやクロロが言っています。
その願いを叶えましょう。
センシティブな画像が続きます!!!
大丈夫な方だけ進んでね!
◇◇◇
ジェレミ・ベンサムさんのケーキだ。
教科書に出てくるほど有名な学者であるベンサムは、こんな遺言を残したそうです。
しかし、当時の技術ではキレイに保存することができませんでした。
体は服でごまかせたけど、頭はそうもいかなかった。仕方なく頭だけレプリカを作ったのですが、本物も隠さず足元に飾ってあるようです。
しかし、最近は隔離保管に方針が変わったとか。
なぜかといえば、学生にイタズラされまくったからです。
ウワサによれば、盗まれた頭をボール代わりにラグビーをしたり、緒にお酒を飲むなどして、ヤンチャな学生や盗賊団に愛されたとか。
なお、ベンサムの遺体が展示されているのはユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン。英国屈指の名門です。東大よりぜんぜん上。
つまり、偏差値の高さと倫理観は全く関係がないということです。
そんな試験ないもんね。もちろん若さもあるだろうけど。
冒頭の献体写真公開の件のように、偏差値の高い医師だから倫理観があるだなんてファンタジーに決まってるじゃないですか。
たとえ医師がヒポクラテスの誓い(高い倫理に準じますぜ!という儀式)を通過しようが、いい年した大人になろうが、本質的には技術者なんだから倫理は専門外です。
イメージ下がるから言いたがらないけど、やばい人はウジャウジャいます。一般人と変わらない割合です。
(つーか、私は事件を起こした医師がそれほど悪いことしたとは思ってません)
そのうえ「生命の尊厳」なんて考えたことないアホほど献体写真公開にキレてるんだから、もうメチャクチャ。
こんなカオスだからこそ、偉大なるベンサムが産んだ功利主義に頼りましょう。
◇◇◇
功利主義とは多数決の原理。
より多くの人が幸せになる行為が正しい、とする呆れるほどシンプルな考え方です。
だから私は、功利主義にのっとってベンサムの生首ケーキを世間にさらしたいと思います。
だって、みんなの死生観が深まるでしょ?
ベンサムも献体を志願してくれた方も、後世をより良くするために自分の死体を使ってくれ!と願っていたはずです。いや、ベンサムはただの承認欲求か?
いずれにしても、献体写真公開の事件を糧にして死生観を深めてくれる人が1人でも増えたなら…十分な成果ではありませんか。
死者の尊厳(とやら)を多少損なってでも現役世代の教育に寄与するならば、功利主義的に肯定されるはずです。
ねぇベンサム?献体の皆様?
偉大なるベンサムは死後200年近く経った現在でも人々をわら…考えさせ続けている。
今回の献体事件は、つまるところ先人からのクリスマスプレゼントだ。
命に感謝して消化しろよ。