見出し画像

『失敗図鑑~すごい人ほどダメだった!~』を読んだ感想

誰だって失敗はしたくない。笑われたくない。そういう感情は誰だってあると思います。

自分もそうです。失敗は怖いです。

けど失敗は誰にだってある。

例えそれが世界を変えた偉人でも。

今回は「失敗図鑑~すごい人ほどダメだった!~」に載ってる偉人の失敗エピソードについて紹介していこうと思います。

これをみて少しでも失敗の恐怖が和らいだら幸いです。

ライト兄弟

初めて飛行機を作ったとして有名な兄弟。

兄ウィルバー・ライトと弟のオーヴィル・ライトは1903年に世界初の飛行機、ライトフライヤー号を作り上げました。

このライトフライヤー号、飛距離は1分にも満たなったが、それでも人類が自由に空を飛べる翼を手に入れた瞬間でした。

正に飛行機兄弟とも言えるライト兄弟ですが、彼らは次第に飛行機事業を手放すことになります。

何故って?彼らは成功にしがみつき、成功をうまく使えなかったのです。

ライト兄弟は自分たちの飛行機技術に「特許」をとっていました。

「特許」というのは言うなれば「パクられない権利」。

「もし俺らの技術が欲しいなら金払えよ。」ということです。

しかし誰だって空を飛びたい!誰だって鳥のように空を自由に飛びたいのです!!

次第に他の人が飛行機の研究を初め、中にはライト兄弟の技術をパクった飛行機が徐々に現れます。

ライト兄弟はもう激怒!自分たちの技術をパクられたのだから裁判に発展します。

裁判を起こされた側のライバルも反論し「これは自分達で考えたものだ!! 」ともう泥沼試合…泥沼兄弟です。

その結果ライト兄弟は裁判に時間を取られるようになり、飛行機を改良する時間がなくなっていきます。

その間にライバル達はどんどんと飛行機の技術を上げていき次第にライト兄弟の技術は時代遅れになっていきました。

次第に相手にされなくなり、兄ウィルバーは1912年に病気で死去。

弟オーヴィルは激化する競争や特許侵害訴訟で飛行機事業に疲れ果て兄が死んでから3年後に飛行機事業から手を引きました。

他のライバル達はライト兄弟に遅れて飛行機を作って世界中を自由に飛べたというのに

彼らは自分たちで作った世界初の飛行機にしがみつき、そして墜落していったのです。

アルベルト・アインシュタイン

世界で最も有名な天才物理学者アインシュタイン。

舌だしポーズで有名ですね。

どんな研究をしていたかというと例えば「光の速さの研究」とか「相対性理論」とかが有名ですね。

とにかくすごい人です。

確かに天才と呼ばれる程の頭脳ですが、実は小学校の頃は「あほ」、「ノロマ」なんて呼ばれました。あれ~天才なのに?と思った方もいると思いますが

アインシュタインは数学以外は全くダメで何をやらせてものろのろして失敗、おまけに9歳まで言葉を正しく使えなかったといいます。

個人的には失敗?と思いますが苦手なことに頭を抱えるよりも得意なことに挑戦することが大事だと思います。

夏目漱石

「吾輩は猫である」や「坊ちゃん」などの作品で有名な夏目漱石。

しかし小説家として名をはせた彼でも失敗したエピソードがあります。

それはカルチャーショックです。

英語の教師だった彼はあるとき国から「イギリスに行って英語について学んできてくれ」と言われます。いわば留学です。

今のように気軽に留学出来る時代じゃなかったので漱石は悩みますがこの話を受けることを決断。

晴れてロンドンデビューをしました。当時世界最高峰の国であるイギリスに行けると気分が最高潮に高まった漱石でしたが、それは一瞬で終わりました。

町の空気は汚れてるわ、背の高い美男美女ばっかだわ、それに比べて自分は背が低くてブサイクだわでとにかく最悪でした。

しかも国から貰った留学費だけでは生活できないし、英語の教師なのに英語が全く伝わらないというこれだけ聞いたら発狂しそうです。

元々なやみがちだった漱石は外に出るのが嫌になっていき部屋に引きこもってしまいました。

英語を学ぶためにはるばるイギリスに行ったというのに結局何も出来ずに帰国。報告書は白紙と彼にとってはイギリス留学は大失敗だったと言えますね。

オードリー・ヘプバーン

「ローマの休日」などで知られる世界的に有名な大女優!!

その美しさで世界中を魅了したオードリー・ヘプバーン

ここで彼女の波乱万丈な人生を語ってもいいと思いますが、今回は失敗したというか彼女の悩みを紹介します。

彼女は一度も自分を美しいと思ったことはありません。

いやいやそんなことないでしょ。と思った方もいると思います。

けど当時はマリリン・モンローのようなふくよかな体の人が好まれていたのです。

それに比べて自分はやせ細っていて顔が四角い。そんな体型の自分が美しい訳がないと本気で思っていたそうです。

けどオードリーは努力しました。マリリンのような体を目指した?いいえ彼女は自分の体型を美しく見せようと努力しました。服やメイクや自分の見せ方。

その結果、世界中から愛されるようになったのです。

今の女優さんは少なくともオードリーの影響を受けたと思います。

カーネル・サンダース

僕が知ってる中で最も失敗している人物。そんな彼がケンタッキー・フライド・チキンで成功するまでの人生を紹介します。

10歳 「家族を助けたい」という理由で初めて働きましたがサボってクビ。

13歳 それからは真面目に働き学校も通いますが先生の教えが悪く学校を退    学。

16歳 その後色々な職を転々として鉄道会社に働くが仲間が鉄道事故でけがをしてそれを会社に反発するも追い出される。

22歳 弁護士として働くがある裁判で弁護する人と揉めて殴られたのでやり返そうとしてクビ。

31歳 セールスの才能があることに気付きライトの会社を作るものの新しいライトが発明され潰れる。

37歳 その後、事故で怪我を追って半年以上の入院。お金もすっからかんなので再びセールスに戻る。その後「ガソリンスタンドをやってみないかい?」と声をかけられガソリンスタンドの店長に。

なんやかんやあってカーネルはガソリンスタンドに食事できる場所を作りそこで作られたフライドチキンが大人気!事業を展開していって失敗ばかりの人生を抜け出せると思いきや65歳の時に自分の店の近くに高速道路が出来、ガソリンスタンドに行く人が減少してまた潰れてしまいました。

65歳 フライドチキンを売ってみた所これが大人気!!ケンタッキー・フライド・チキンを創って現在まで愛されるようになったのです。


いかがでしょうか。

どんなに偉い人でも失敗はするんです。

このブログで紹介した偉人以外にもまだまだ面白いエピソードがたくさんありますしイラスト付きで分かりやすいので気になった人は是非!

いいなと思ったら応援しよう!