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カッパもやっぱりキュウリでしょ?

作・シゲタサヤカ
絵・シゲタサヤカ
サイズ(約)・縦27㎝×21横㎝
ページ数・32p
出版・講談社の制作絵本

あるばん、冷蔵庫に大好きなキュウリがなくなっている事に気がついたカッパ。
お財布かたてに家を飛び出して…キュウリ自動販売機へ。
その帰り道、なにやらすご〜く気になるものが…慌ててかけよって見ると
カッパ「わっ!でっかいキュウリだ!」
でも、倒れている緑色の生き物は
「さ……む…い……。ゲホッ…ゲホ……」
どうも風邪をひいているようです。
カッパは心の中で考えました。
『うわぁ〜でっかいな〜ぶあついなあ〜。いますぐガブリと食べちまいたいけど、カゼっぴきのキュウリじゃおいしくねぇだろうなあ〜』
そして、すぐに閃いたのです
『よし!元気になるまで待つとしよう。』
それからカッパはお粥を作り看病します。
カッパの看病のおかげで日に日によくなっていくと言う生き物は、だんだん緑色ではない色に…
何かがおかしい、でも早く食べたいカッパ。
「大丈夫になったからそろそろ帰るとするよ!」
と言うので、カッパは
『おれが食べようとしている事に気がついて、急いで逃げようってこんたんだな…』
逃してなるものかと思い家まで送ることにします。
しかし帰り道、やけに足が速いし
「具合が悪いのに、何であんな夜中に出かけたんだ?」
「いや〜寝る前にどうしてもキュウリが食べたくなっちゃって〜。」
キュウリが……キュウリを………?
何か変だぞ、おかしいぞ……。
こいつ一いったい……いったい……何なんだ?

お話の流れに「え?」となりながら、結末に笑ってしまいます…
コミカルな絵や表情もお話の内容を引き立てて、どの学年に読んでもウケが良い絵本です。

※写真の絵本は飯塚市の図書館よりお借りした時に撮影させて頂きました

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