最近の記事

忘却された美しさは汚すことすらできない

何のために記事を書き始めたのだろう。 普段は小説にしろ記事にしろ、明確なプロットがあって、その上をなぞるように文章を打ち込んでいく。でも、今回は「何かを書きたい」という衝動だけが先にあって、それ以外は何もないのだから、しょうがない。思いついたままに駄文を連ねていく。 絶対的な美しさは人を救う。 昔――それこそ小説を書き始めたころに、信条にしていた言葉だ。座右の銘と言ってもいい。 僕にとって、最初から小説は手段だった。それは、美しさの表現手段という意味でもあったし、この薄暗い

    • 小説公募という名の青春、あるいは。3(3~4年目)

      お久しぶりです。よみいです。 本記事は続きものの3番目の記事です。興味を持っていただけた方は、一番目の記事をぜひご覧ください。 では、続けていきましょう。 3年目 この年が、公募人生でいちばん創作してた年だと思います。 創作界隈ですっかり幅を利かせるようになった(悪い意味で)私は、現実生活でもだんだんと孤独から解き放たれていきます。 大学でゼミが始まったり、地元の繋がりが戻ったり、少人数教室の授業で仲良くなったり。すべてがうまく回りだしたように思え、すべてがうまくいくん

      • 小説公募という名の青春、あるいは。2(~2年目)

        ※※本記事は続きものの「2」番目の記事になります。 興味を持ってくれた心優しい方は、「1」の記事をまず読んでいただくことをおすすめします。 一年目 後半創作、界隈……? この時よみいに衝撃走る。だってそうでしょう。こちとらずっと孤独で死にそうになりながら創作続けてきたというのに、創作を共通言語として仲良ししてる界隈がこの世に存在する? けしからん。バカにするのも大概にしろよ。こちとら真面目にやってるのにサークル気分でやりやがって。 ……。 …………。 ……………………。 …

        • 小説公募という名の青春、あるいは。1(執筆開始~1年目の途中まで)

          初めましての方ははじめまして、よみいです。 始めに書くべきは自己紹介記事な気がしないでもないですが、気が向かないので割愛。 今回書くのは、ずばり、公募レースについて。僕がキャンパスライフという人生最大(と言っても過言ではない)の青春を墓地に送り特殊召喚した、「小説公募」という残酷で薄情で美しい、ひとつの物語についてです。 あまりに長くなるので、当記事はたぶん3~4分割にします。 公募戦績一覧もったいぶることでもないし、この項目しか興味のない方も沢山いらっしゃるでしょうから