日経新聞の読みどころ5/29朝刊 第144号
おはようございます。
今日はエベレスト登頂記念日です。
−−−【日経新聞の読みどころ5月29日朝刊】−−−
① IT人材難 低賃金が拍車 求人倍率10倍 需要映さぬ待遇 転職の壁(1面)
② 持続可能な成長追求 「新しい資本主義」原案 教育訓練など100万人支援 政策実行の速度重要(5面)
③ スケボー マナー迷走 人気の裏で騒音・物損被害 摘発事例も 専用施設不足も背景に(27面)
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① IT人材難 低賃金が拍車 求人倍率10倍 需要映さぬ待遇 転職の壁(1面)
企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速するなか、IT(情報技術)人材の不足が強まっている。
求職者数に対する求人数の割合である求人倍率は約10倍に急上昇し、全職種で突出して高い。
IT職種の賃金が相対的に低いことが人材を集めにくくしている。
背景には日本企業の賃金が欧米のように職種の市場価値に応じて決まらず、年功序列の要素が根強いことがある。
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(コメント)
3年前までは3〜5倍だったIT技術職の求人倍率が10倍超に達しているといいます。
引く手あまたの中で転職者が増えないのは、IT職種の賃金が低く、他職種からの転職が少ないのが一因です。
ただ、一様にITという表現を使うと問題の本質が見えにくい気がします。さらに細分化した職種でのチャートも見たいところです。
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② 持続可能な成長追求 「新しい資本主義」原案 教育訓練など100万人支援 政策実行の速度重要(5面)
6月に閣議決定する「新しい資本主義」実行計画は岸田文雄政権の成長戦略の看板になる。
人への投資に重点を置き、働き手が成長分野に円滑に移れる仕組みを整える。
非正規も含め100万人が教育訓練や転職支援を受けられるようにする。
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(コメント)
昨日、図書館で順番が回ってきた「はじめての脱炭素」を一気に読みました。
これまで断片的に分かっていた脱炭素のことが体系的に分かる良書でした。
特に印象的だったのが、気温上昇が1.5度の時と2.0度の時の差として、食料不足で困る人の数が3億人以上増え、水不足で困る人の数が約1億人増えるということでした。
感覚的にはたった0.5度というところでしょうが、億単位の人々の暮らしを脅かすと思うと、他人事とは思えなくなってこないでしょうか?
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③ スケボー マナー迷走 人気の裏で騒音・物損被害 摘発事例も 専用施設不足も背景に(27面)
スケートボードの走行で、公共スペースに設置されたベンチやシャッターが壊されるといったトラブルが相次いでいる。
2021年の東京五輪で競技として初採用され、国内で人気が高まるなか、悪質な迷惑行為が目立つ。
専用施設の整備が追いついていない事情もあるが、マナーの浸透が急務となっている。
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(コメント)
もう何年も前になりますが、息子がブレイブボードに熱中していた時に、自転車で20分くらいの専用施設によく行っていました。
そこはスケートボードをする方がほとんどだったのですが、息子はスイスイとその間を縫って楽しんでいました。
一方で、近くで見守っている私は、高スピードで横を通っていくスケートボードに戦々恐々としていました。
スケボー問題は一朝一夕では解決しないでしょうが、五輪種目になったからこそ、今後、整備が必要といえるでしょう。
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【編集後記】
昨日は「はじめての脱炭素」も読みましたが、「THINK AGAIN」も読み進めています。
今朝でCHAPTER2まで読み終わりました。
こちらも良書なので、じっくり読み進めます。
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今日の日経新聞の読みどころは以上です。