みんな殺し合いが大スキ!でも認めたくない
私たちは、みんな戦争殺し合いが大スキだ。
四六時中もスキと言って(殺しが)♡♡♡
そんなことないって?
ウソだね。
ホントは薄々気づいてるくせに。自分は良識ある人間思とでもい込みたいのかい?
そういう態度は「ムッツリサイコ」と呼んじゃうぞ!
ここからは、私たちホモ・サピエンスが、
いかに殺し合いや戦争を愛しているか?
それでいて、平和を心から望んだりするのはナゼか?
その理解を深めていこう
殺し合わなきゃ退屈やねん
まずは、アメリカにおける映画の歴代興行ランキングを引用したい。
スター・ウォーズ/フォースの覚醒
アベンジャーズ/エンドゲーム
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
アバター
トップガン マーヴェリック
ブラックパンサー
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
タイタニック
ジュラシック・ワールド
なんと、1〜8位までは殺し合いである。
殺す相手は、異星人や突然変異で進化したミュータントだったりするが、ド派手に戦って殺し合いを楽しむ作品であることは共通している。
そして、9〜10位は大事故で人が死ぬ話だ。
かたや史実を元にした大事故であり、もう一つは、ロマンの権化である恐竜をわざわざ復活させたのに、人間と殺し合う話ときた。
もう、どんだけ?
アメリカ人はどんだけ殺し合いがスキなん?
ちなみに、殺し合いではない作品がランクインするのは、11位の『インサイド・ヘッド2』からだ。
ほっこり。まだ人間も捨てたものではない。
でも、殺し合いジャンキーなのはアメリカ人だけなんじゃ?あいつら狩猟民族だし。
…残念ながら違う。
日本人だって大差ない。
そこで、日本における漫画の歴代売上ランキングを見てみよう。
ワンピース
ゴルゴ13
名探偵コナン
ドラゴンボール
NARUTO
スラムダンク
こち亀
鬼滅の刃
進撃の巨人
美味しんぼ
うん、半分は殺し合いの物語だね。
小学生が毎週のように殺人事件を解決する作風のやつもある。殺しはエンタメなのだ。
ただし、アメリカよりもかなりマイルドな殺しになってるのは、やはり国民性の違いなのかな?
カトゥーン的な戦い方でほぼ殺しをしない『ワンピース』、青春スポ根の『スラムダンク』、ギャグ漫画の『こち亀』あたりには救われる。とってもヒューマニズム。
まして『美味しんぼ』が歴代10位にランクインするなんて、日本人の異常性がよく現れている。
もう証拠は十分でしょう?
日本とアメリカ以外でも、古今東西でずっと殺し合いのコンテンツが愛されてきた。
人類最古の物語と呼ばれる「ギルガメッシュ叙事詩」の時代から、常にヒーローたちの殺し合いはフィクションの王道だった。
私たちホモ・サピエンスは、殺し合いが大好きなのだ。
少なくとも、イマジネーションの世界では。
「戦争反対!」はウソなのか?
「わかったよ。フィクションの世界では殺し合いが大人気なのは認めよう」
「きっと人間は現実の世界では殺し合いを味わえないからこそ、フィクションでその刺激を補っているんだろう」
「でも、現実では違うね。争いや殺し合いなんてまっぴら御免だね。そこまで野蛮ではないよ」
ホントにー?
ならどうして、世界には戦争が絶えないんだい?
敵国の人間であれば、殺すことが正義になるのはなぜ?
自国民でも汚いホームレスとかなら、のたれ死んでもまるで気にならないのはなぜ?
たとえカワイイ赤ちゃんでも、重い障がいがあるとわかれば中絶する人が9割なのはなぜ?
たぶん、
「殺されるのはキライだけど、殺す側に立てるなら問題なし!」
が本音だからでしょ?
そのうえ、ウジウジくんのように本音を受け止める勇気も覚悟もないんだからもう。
これが私たちの正体だ。
私たちが殺し合いを好むのは「フィクション」だからではなく「自分に危害が及ばない」からに過ぎない。
もちろん俺もそうだよ。
みんなとおんなじ。
「わかったわかった!認めるよ!私が反対するのは、自分に危険が及ぶ戦争だけですぅー」
「でも認めるのはイヤだから、気づかないフリをしてましたぁー。つーか何が悪いの?」
別に?
それでいいよ。
少なくとも、今はまだ。
神や自然は戦争が大好き
そう、仕方ないんだよね。
この世に生まれた時点で、あらゆる生命は殺し合いに参加することが義務付けられているから。
なぜなら、食わなきゃ死ぬし、食うためには殺さなきゃならない世界だから。
だから『美味しんぼ』だって殺し合いモノなんだよ。厳密に言えば。
実は人間同士に絞れば、殺し合いを避けることができるんだけど、、システム的には、、でもそれができたら苦労しねぇよな。
要するに、殺し合いが大スキだと認められない理由は、単に無知で臆病だからだ。
君たちはどう生きるか?
No war No life.
これが鉄の掟である世界で、私たちはどう生きるべきなのか?
自分で考えるしかなさそうだ。
ただし、人間は戦争が大好きであることと、事実を認められないムッツリサイコであることの再認識は大前提になるかな。
そこを経由しないと、お花畑にしかたどり着けない。
ひとまずは、悟空を見習ってみてはどうだろう?
憎しみで殺し合うか?
スポーツや武道として割り切って殺し合うか?
それぐらいは人選択できるのだから。
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