本当の優しさに気づいて。

私には、どうしても好きになれないタイプがある。

それは、性別による固定概念に固執している人。

今日はそのエピソードについて紹介したい。


私は〇〇モールの衣料品店でアルバイトをしている。

そこで知り合ったB先輩は、男女問わず後輩の面倒見がよく、学生からも社員さん誰からも好かれる男性。

そんなB先輩と進路相談も兼ねてご飯へ行った時のこと。

将来の話に熱が帯び、「こんな仕事がしたい」やら「こういう大人に憧れるんだ」と盛り上がっていると、B先輩が会話の最後にこう付け足した。

「でも、君は女の子だし、好きな仕事したらええよ。」

この言葉を聞いて、それまで対等に語り合っていた私と先輩の関係に段差があったことがわかった。


女性は結婚をしたら、パートナーの収入に頼って生きていけるということなのか。はたまた、男性は何があっても定職を持ち家庭を支えないといけないのか。

B先輩にとっては何気なく言った言葉なんだと思う。でも、私にとっては、女性であるという一つの特徴を持っている"私"への選択肢を狭められていると感じた。


世の中はまだまだ、「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」という固定概念が散らばっていると思う。そして、気づかないうちに性別によって役割や選択肢を分けている。

「女子だから重たいもの持たなくていいよ!」とか「男子だからお会計多く払うよ」。優しいように見せかけた言葉にGender inequality があるのなら、私はそれに騙されずに、流されずに、生きていきたいと思う。