" 純白のヴェールを被った偽りの天使" 夜道を照らすお月様となりあなたと共に歩きます

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最近の記事

白い布

白は何色にも染ることができるから 人間の心が白い布だったとしたら きっとみんなおとなになるにつれて黒くなってしまう、これ以上何色にもなれないってくらいに だけどこの世界には汚れてはその汚れを丁寧に、丁寧に洗い流している人間がいる ひたすらに、その作業は決して簡単では無い 洗う度に白い布はぼろぼろになってしまう 故にそうした人間はみな、儚く脆い この世に生きている限り、汚れてしまうことを回避することなど不可能に近いからこそ その汚れを、布に装飾していってほしいと願う

    • 僕達は白だ

      そうだ もう全部捨てちゃおっか 君にのしかかるもの全て 屑箱を見て一緒に笑おう 塵だったんだねって 期限切れの関係も 腐ってしまった名声も いらない いらない 僕達は白だ 僕にのしかかる全て、君にのしかかる全て、捨ててどこか遠くへ行けたらどれほどしあわせだろう もしかしたら今背負っているものの中には、遠くから見たら大したものじゃないものもあるって気づけるかも、身の回りのお掃除と同じように、心のお掃除もしなければ。 とっくに期限が切れてしまった誰かとの関係、過去の栄光、案外い

      • 温もりに触れてしまえば

        君の温もりに触れてしまえば 瞬く間に溶けてしまう 心の中の氷のお城 跡形もなく消え去ったあとは ただの荒野が広がるだけ 閉ざしてしまった心はまるで氷のように固まってしまった。 冷えきった僕の心は誰にも見せずに生きてきた。 みんなにはきっとばれてないはずだから、みんなの”普通”になれているかなってずっとずっと考えて生きてきた。 だから君のくれる優しさは、”普通”を演じる僕に対してなんだって、分かってるはずだった。 それでも冷たい心には熱すぎて、火傷してしまいそうなくらいだ。

        • いきてる心地

          いきてると忘れてしまう いつか終わりがくるということ 人は誰も"死"するときがくるということ それを意識したとき いきてる心地がするものだなあ あれほど押し寄せてきていた希死念慮すらも 今となっては跡形もなく消え去ってしまった それは 大切な人の存在に気づけたから "生きたい"という気持ちほど尊いものはない いつか 星になるそのときまで 忘れたくない そんな気持ち

        白い布

          ぼくの1歩

          1歩踏み出すのと 1歩後ずさるのでは 後者の方が容易だなあ 前に道があるとは限らないし もしかしたら落とし穴があるかもしれない それでも踏み込みたいときがくるはずだから きみの1歩はその時まで取っておいていいんだ 人生迷宮 簡単に解けちゃったら おもしろくないからね

          ぼくの1歩

          やりとり

          私の中から伸びる矢印 矢印がのせるものはそれぞれだ あなたの元には届いているだろうか わたしの元には届いているよ あなたの矢印が わたしの中の暖かいところに これからも一緒に 愛の矢印 あいのやりとり

          やりとり

          心の奥の孤独

          心の孤独は埋まらない 弱い自分を守るのに必死で 自分から手を伸ばすことが出来ずに 突き放しては傷つけ 心の手前側だけは綺麗に見えても 心の奥側は空っぽだった 欲しかったのは その空っぽな器を抱きしめてくれる優しさ ただ それだけ 我儘でごめんなさい

          心の奥の孤独

          硝子玉

          綺麗であるほど儚く脆い どうしたらもっとあたたかく生きられるのだろう "消えたい"という感情はいつの間にか "生きたい"という感情に変わっていた 自分と自分を生かしてくれる人と しあわせに生きていたい でも その方法が分からない まるで解けない魔法にかかってしまったような あるいは呪いのような いつの間にか曇らせてしまった硝子玉

          硝子玉

          闇なきところに光なし

          お月様は暗闇の中で光り輝いている 月は闇夜でこそ美しく光り輝いて見える。 そう考えると、「闇なきところに光無し」 という言葉がふと思い出されます。 私の抱える闇も、あなたの抱える闇も、闇でなくても何か黒い感情も、醜いだけではない 本当に醜いことは、その闇に気づいていないことではないでしょうか。 抱える闇があったとしても輝くことは出来る。 お月様の輝きと太陽の輝きが違うように─ 闇さえも自分の魅力へと変えていく、 真の美しい光へと変わっていくと信じて。       

          闇なきところに光なし

          あなたのお月様に

          はじめまして、 この地に初めて降り立った詠と申します。 簡単な自己紹介はプロフィールをご覧下さい。 初投稿ということで、まずはこの場で何をお話しようか、ということについて書こうと思います! タイトルやプロフィールにもある通り、私は誰かが歩く夜道にそっと光を灯す、お月様のような存在になりたい、だから私の言葉があなたと共にありますようにと願いを込めて、言葉を綴ります。 なぜ、お月様なのでしょう─ 太陽ではなく、月。どちらも明るく光り輝いているのに、私が月にこだわる理由。

          あなたのお月様に