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チョコにおける水分量という観点
今回はパート3の戦利品
Naomi Mizuno
2007年のワールド チョコレート マスターズ世界大会で総合優勝。ベスト・アントルメショコラ、ベスト・チョコレートビエスモンテの両部門賞も受賞。2018年のワールド チョコレート マスターズから審査委員長を歴任。
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チョコレートが主役になるフレーバーを選び、 風味が引き立つよう水分量をそれぞれ調整。
水分量に着目したチョコって初めて聞いたから気になって買ってみた。
新作のシトロン、チェリーバナナのほか、ルビー ココ、パッションハチミツ、ピーチメルバ、ピスタチ オキルシュ、Naomi Mizuno67%など全10種。
・Ruby Coco(ルビーココ)
ラズベリーの酸味とみずみずしい印象が特徴的。ルビーチョコとホワイトチョコの二層が対照的。
・Passion Miel(パッションハチミツ)
パッションフルーツのねっとりとした、フルーティーな甘さ。
そこにプラスして中味にハチミツ由来の重たい甘みがある。
全体的に重厚な仕上がり。
・Massepain Orange(マシュマロオレンジ)
オレンジというよりマーマレード的な皮の苦みを感じる。
カンパリのようなハーブの香りも。
マシュマロの食感が独特でおもしろい
・Poire Cannelle(洋ナシシナモン)
シナモンの後に洋ナシがほのかに香る。そしてアルコール感も追いかけてくる。
洋ナシっていうからみずみずしいかと思ったら食べ応えあるしっかりとした食感。
・Péche Melba(ピーチメルバ)
ピーチメルバとは本来、バニラアイスクリームに甘く煮た桃を乗せ、木苺のソースをかけたもののこと。
今回はアルコール感を強く感じるとともに、中味にほんのりピーチがいる。思ったより儚い印象。
濃厚な甘さも感じるからこれはバニラアイスクリームを表現してるのかな。
・Citron(シトロン)
ガナッシュはミルクチョコかな?
ミルクっぽい濃厚さとシトロンの爽やかな酸味のゼリーの対比が口の中で広がる。
・Cerise Banane(チェリーバナナ)
ホワイトチョコの濃厚さ。
アメリカンチェリーっぽい重厚な甘さと酸味。
バナナのねっとりさ。
この重みの三重奏。
・Pistache Kirsch(ピスタチオキルシュ)
キルシュのアルコール感とホワイトチョコの後引く甘み。
アクセントとしてピスタチオ部分はほのかな塩味もある。
情報量が多いけど一言でまとめるとケーキみたいな味
・Panaché(パナシェ)
パナシェとはビールとレモネードのカクテルのこと。
今回感じるのはレモンとホワイトチョコとミルク。
ミルク感は何から感じたんだろ…
・Naomi Mizuno67%
コーヒーのような苦みに中味はウッディなカカオ感。
カカオの香りは後伸びして余韻までカカオ感を楽しめる。
全体的に重めな印象が続く。
ひと粒ひと粒が重めなものが多いけどたまたまだったのか、それがこのブランドの特徴なのか…
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