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お気に入りに囲まれる
独身の頃や新婚の頃に好きだった雑貨屋さん巡り。
なかでもキッチンツールや和食器を一つずつ選び
集まっていくのが嬉しくて楽しかった。
身の回りのものはお気に入りのものだけに囲まれたい。
物欲といえばそうだけそど。。
お気に入りの物は、心を込めて使う。大事に片付ける。
いつでも触れて元気になれる。
ものを大事に使うことで、丁寧に生きる、暮らすに繫り
自分の潜在意識の中に常に心地よさや、満足感、安心感が存在していた。
当時はまだネットなんて無かったからあちこち歩いて集めた。
さて、子供が産まれて少し大きくなると、
そのお気に入りのものはリスクになった。
最初のうちは、こんな思いでこのお皿使ってるんだ。とか
これはお母さんのとっておきだから二つの手で持ってそっと机においてね。
とにかくお願いが増えてしまい、
子供が3人にもなると、その食器達は奥深くへしまい込み
本当に欲しい物ではなくて壊されてもいい物を選ぶようになっていた。
¥100ショップができた頃。
使い捨て感覚 で、このお店の中だったらどれが良いか(嫌じゃないか)に変わる。
お気に入りも経年劣化するし
加えて悪意なく壊される事が増えると、
悲しいという感情には触れずに、
さらさらと流さないと時間がいくらあっても足りなくなる事を知る。
お気に入りの物ではないので、
扱いが雑でもOKになる。
無意識の中に刷り込まれる大事にしない自分に愕然としてくる。
そう気が付いた時が転換点!
もう一度ひとつひとつやり直していこう。今あるものを大事にしながら。
お気に入りだけをひとつひとつ集めていこう。
お気に入りに囲まれる自分もお気に入りになれる。
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