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子どもから大人まで楽しめる! 都内の絵本専門店9選

絵本専門店は、大型書店とは違い、じっくり絵本を選んだり、ときにはお店の方に選書のお手伝いをしていただけるなど、新たな絵本・児童書との出会いが待っている場所です。

今回は、絵本が好きなお子さま連れの方はもちろん、大人の絵本好きの方が楽しめるお店も紹介します。

週末や、雨の日のお出かけ先にもおすすめです。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

1.絵本と木のおもちゃ、オーガニックレストランも「クレヨンハウス 東京店」(吉祥寺)

お店の外観。左の階段から2階へ
約3万冊の絵本が並ぶ
木のおもちゃも販売

2024年12月で創業49周年を迎えた老舗の絵本専門店。お店に並べられた絵本・児童書はすべてスタッフが実際に読んだうえで厳選したもので、この先も長く読み継がれて欲しい良書約3万冊が並ぶ。また、同じフロアには安全性が高く温かみのある木のおもちゃが並び、子どもや孫へのプレゼント選びにもぴったり。
他にも、毎月子どもの年齢に合わせた絵本が届く「ブッククラブ」サービスも実施。
他フロアには、絵本グッズやギャラリースペース、オーガニック食材を使ったレストラン、オーガニックコスメや赤ちゃんのための布製品なども充実しており、お昼どきにランチがてらお買い物に寄るのも楽しいお店だ。


施設情報
住所:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-15-6(大正通り)
営業時間:11:00~19:00
営業日:年中無休 (年末年始を除く)
公式サイト:https://www.crayonhouse.co.jp/shop/default.aspx


2.こぐま社の元社長が営む「緑のゆび」(吉祥寺)

お店の外観
壁面まで絵本がずらり
紙芝居も取り揃える

絵本出版の「こぐま社」元社長の吉井康文さんが営む絵本専門店。店名は、フランス児童文学の名作『みどりのゆび』という本に由来しているそう。
木の温かみが心地の良い店内では、ロングセラーを中心とし、子どもたちに読んで欲しい絵本が取り揃えられている。
また絵本だけでなく、暮らしを豊かにする生活陶器や、紙芝居など多種多様な品物が置かれている。紙芝居は、子どもや孫へのプレゼントに買われていく方も多いのだとか。
棚に置かれる絵本たちは、かつて子どもだった大人も興奮してしまうようなラインナップ。絵本が大好きだったあの頃の自分に出会いなおすことができる、そんな絵本専門店。


施設情報
住所:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町4-1-3 村上ビル1階
営業時間:11時~18時
営業日:毎週火曜〜日曜(月曜定休。祝祭日は営業)
公式サイト:https://midorinoyubibook.com/


3.子どもたちに愛される「こどもの本屋 てんしん書房」(茗荷谷)

お店の外観
通路はベビーカーも通れる幅
小上がりのスペースは子どもたちの憩いの場

地元の子どもたちに愛される児童書専門店、「こどもの本屋 てんしん書房」。
「大人にとってブラックボックスのような、未知数な子どもたちだからこそ、想像力が掻きたてられる絵本をたくさん読んでほしい」と語る店主の中藤さん。木目調の店内には、中藤さん夫妻が実際に読んで丁寧に選書した絵本が並ぶ。
そして何よりの魅力は、「子どもファースト」のお店であること。
子どもが手に取りやすい背の低い本棚。窓際にある小上がりのスペースは、地域の子どもたちが放課後にふらりと立ち寄る憩いの場になっている。中藤さんは、子どもたちとのおしゃべりや、絵本の読み聞かせなどを毎日楽しんでいると笑顔でお話ししてくださった。
子どもと一緒に訪れたい、あたたかい絵本屋さん。


施設情報
住所:東京都文京区小石川5-20-7 1F
営業時間:10時〜暗くなるまで
定休日:月曜定休+不定休
公式サイト:http://tenshin-shobo.com/


4.遊園地にある絵本専門店「ニジノ絵本屋 2号店」(水道橋)

お店の外観
カラフルで賑やかな店内
オリジナル絵本もたくさん

絵本専門店としてだけではなく、オリジナル絵本の出版や絵本ライブの実施などさまざまなシーンで活躍する「ニジノ絵本屋」の2号店が東京ドームシティに登場。
日が差し込む解放感のある店内では、「遊園地の一部として楽しんでほしい」という想いから選ばれた楽しい絵本が並ぶ。ほとんどの絵本が表紙を正面にして陳列されており、他の書店とは違ったカラフルで賑やかな雰囲気も魅力的。
他にも、鳴らすと店員さんが来てくれる「おすすめおしえてボタン!」と名付けられたベルや、絵本のグッズが手に入るガチャガチャなど、訪れる親子を楽しませるしかけがたくさん。
ぜひ、東京ドームシティに来た際には寄ってほしい絵本専門店。


施設情報
住所:〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目3−61
営業時間:11時~18時
定休日:年中無休
公式サイト:http://nijinoehonya.shop/


5.本の街・神保町唯一の新刊絵本専門店「Book House Cafe」(神保町)

お店の外観
中央カフェスペース
最新刊本棚とレジカウンター

本の街・神保町唯一の新刊の絵本専門店。
扉をくぐると、開放感のある高い天井と広々としたスペース。1万冊を超える絵本が壁一面にずらりと並ぶ。
本棚に囲まれるようにして中央にカフェスペースがあり、絵本に囲まれながら軽食やお茶を楽しむことができる。
大小二つのギャラリーでは絵本原画展などを開催。また、店内の様々なスペースで多数イベントを行っている。レンタルスペースもあり、様々な用途で利用され、本と人が出会う場所であり、また、人と人が出会う場所でもある。
そしてお店の奥には、夜になると開店する小さなバーが。大人の絵本好きにはたまらない、秘密の隠れ家のようなお店だ。
赤ちゃんから大人まで、すべての人が楽しめる絵本を、ここ「ブックハウスカフェ」で、心ゆくまで楽しんでみては。


施設情報
住所:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
営業時間:11:00~18:00(ブックバー リリパットは平日20時~23時)
定休日:なし(年末年始はお休み)
公式サイト:https://bookhousecafe.jp/


6.物語の世界にひたる「教文館 子どもの本のみせ ナルニア国」(銀座)

教文館の外観。店内奥のエレベーターから9階へ
入口には「ナルニア国憲章」が
子どもの目の高さに合わせた本棚

世界中で愛されているC・S・ルイスの「ナルニア国ものがたり」から名前をとったこの児童書専門店は、老舗書店「教文館」の9階にある。
入口には、子どもと本の幸せな出会いを願う「憲章」が掲げられており、このお店の真髄となっている。
「ナルニア国」を象徴する街灯の横を抜けると、子どもでも手に取りやすい高さの本棚がずらり。どれほど時代が変化しようとも、子どもと本との本質的なつながりは変わらないとの信念のもと、長く読み継がれる作品を並べている。
店内ギャラリーでは、子どものためのおはなし会や原画展などのイベントを定期的に開催。
「ナルニア国」のように、子どもから大人まで本の世界にどっぷりとひたることができる児童書専門店だ。


施設情報
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座4-5-1
営業時間:10時~19時
営業日:年中無休(1月1日-2日のみ休業)
公式サイト:https://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/


7.丁寧な選書サポートが人気「目白のえほんや にこにこ書店」(目白)

お店の外観
外から眺めることができる、可愛らしいディスプレイ
壁面にも絵本が。上部で原画を飾ることも

赤ちゃんから大人まですべての人がお店をでるときに「にこにこ」していて欲しい、という願いをもとに名付けられた「にこにこ書店」。
店主の岩田さんは、保育士や図書館での育児コンシェルジュとして絵本と関わってきた経験を活かし、絵本と人とをつなげることができる場所を目指してこのお店をオープン。
店内での選書を丁寧にサポートするだけでなく、お店に直接来られない遠方の方には、電話ヒアリングなどにより選んだ絵本をお届けする定期配送サービスなども実施。
「子育ての時間を楽しんでほしい」と語る岩田さんが営むこのお店は、子どもの絵本選びに悩んでいる保護者の方に寄り添う絵本専門店だ。


施設情報
住所:〒161-0033 東京都新宿区下落合4-26-13 目白金井ビル
営業時間:水木土日祝 1 1:00~18:00 金 1 1:00~20:00
定休日:月火(祝日は営業) ※不定休あり
公式サイト:http://www.nikoniko-books.com/


絵本好きの大人に!落ち着いた空間で絵本を楽しむお店のご紹介♪おいしい

8.美味しい料理を通して絵本を楽しむ「Mucchi’s Cafe」(西荻窪)

お店の外観
原画展の様子
作家さんのイラストが並ぶ黒板

明るく気さくな店主のむっちさん、絵本好きなまどかさんが営む大人向けのカフェ併設の絵本専門店。
温かく落ち着いた店内では月に1回のペースで原画展を実施。店内の絵本もまどかさんが季節やイベントに合わせて頻繁に入れ替えているとのことで、いつ訪れても新しい楽しみ方ができるのが大人を惹きつける魅力に。
壁面には大きな黒板が構えられ、さまざまな作家のチョークアートがずらり。ファン必見のスペースとなっている。
また、カフェではオリジナルメニューだけでなく原画展に合わせて作品を表したスペシャルメニューを展開。美味しい料理を通して魅力的な絵本の世界を体験できる、唯一無二の絵本専門店。


施設情報
住所:〒167-0042 東京都杉並区西荻窪北5-22-6
営業時間:展示期間中 11:00-19:00 展示期間外 12:00-17:00
定休日:水曜、木曜
公式サイト:https://mucchis-cafe.jimdofree.com/


9.猫好きにはたまらない絵本専門店「子どもの本 青猫書房」(赤羽)

お店の看板
猫の絵本・児童書コーナー
絵本がところ狭しと並ぶ

店名に「猫」の文字が入っているように、「猫の絵本・児童書コーナー」が構えられているのが特徴的な「子どもの本 青猫書房」。
店主の岩瀬さんは、「大人のための飲食店などが多い赤羽だからこそ、大人が絵本を楽しむことができるお店に育っていった」と語る。
白を基調としたお洒落な店内では、新刊からロングセラーまで幅広く取り揃えているだけでなく、「生の絵を楽しむことができる場所があれば」という岩瀬さんの願いから作られた奥の広々としたギャラリーでは、原画展などさまざまなイベントを実施。
お庭を眺めることができるテーブルでは、ゆっくりカフェを楽しむことができ、地元の方には穴場的に使わることもある憩いの場なのだとか。


施設情報
住所:東京都北区赤羽2-28-8 TimberHouse 1F
営業時間:夏期(4月~9月)11時〜19時(日曜 17時)  冬期(10月~3月)11時〜18時(日曜 17時)
定休日:火曜
公式サイト:https://aoneko-shobou.jp/


子どもも大人もみんなが楽しめる本、絵本に出会うことができるスポット

絵本好きなら一度は訪れてほしい、都内の絵本専門店をご紹介いたしました。
お出かけ先に迷ったら、ぜひ絵本専門店へと足を運んでみてください。
読みたい絵本が決まっていなくても、棚を眺めるだけも良し、絵本をパラパラめくってみたり、ときにはお店の人に選書のサポートをしてもらうことで、新しい絵本と出会うきっかけになるのではないでしょうか。
ここまで読んでくださったみなさまが、素敵な絵本に出会えることを願っております♪