32歳、待てる人になる
私はいつも衝動的だった。
食べたいと思ったら食べるし、
イラッとしたら怒ってしまうし、
アイディアを思いついたら、すぐに形にしないと気が済まない。
とにかく「3秒も待てない」という人間だった。
私をよく知る友人からは、「生き急いでるw」と言われることも多々。
私も自分がせわしなくて、でも衝動は止められなくて、疲れていた。
衝動的な自分に振り回されて
衝動的。それはいい面もたくさんあった。
衝動性の1番の良さは、行動力があるということ。
失敗を恐れず、とにかく直進する。
その力があったからこそ、破天荒な旦那のアイディアを形にできたし、おかげさまでいちごがり写真館もできあがった。
動画スクールに通って撮影や編集スキルを身に付けたり、衝動的に機材に投資ができた。
カウンセリングも、日南しごと図鑑も、漫画も、衝動性がなかったらここまでサービス向上できなかった。
メールも即レスするし、仕事も隙間時間にしてしまう器用さもあった。
でも、その反面、最近は悪い面が目立った。
衝動にまかせて、感情が先走ってしまうことに悩まされた。今年の3月くらいは本気で病院に通おうと思った。衝動というより、「感情を表に出しやすくなった」というのかな。表現が下手になっていた。子どもみたいだった。
余談ですが、私は16歳まで感情に蓋をして生きてきた。それが限界に達して摂食障害になり、我慢していた感情が爆発した。治療として「本音を表現すること」が求められ、感情を表現するトレーニングをしました。無意識を優位にさせ、感情に任せるようになった。それが、自分の衝動性の始まりだった。
今思えばいろんな人に謝りたくなるくらい恥ずかしい期間でしたが、私は自分の感情に気づく天才になっていった。
ただ、見方を変えれば非常にワガママな人間になっていました。だって、感情が我慢できないんだもの、なかなか子どもっぽいとも思う。だからトラブルもあったし、傷つけることもあった。
でも、そこから色々なケアを重ね、表現するスキルを磨き、感情を適切に表現できるようになりました。
そして、ここ半年は、「待てる人」になってきた感覚があります。
32歳の抱負
そう、なんでこんな日記を書いているかというと、今日が32歳の誕生日だからだ。私は2浪したこともあり、まだまだ20代の感覚だったので、案外その感覚はずれていることを知った。
ということで、抱負は3つ。
「待てる人になる。いい人になる。そのために断捨離する。」
まず、待てる人になる。
そして、待てないことで衝動的、短気だった自分から、いい人になる。
待てる人になるには、待つ対象を減らすこと。抱えるものを減らすこと。
偶然にもこの3ヶ月は別れの季節だったようで、仕事の断捨離の期間になった。
2018年から5年続いたマイナビ農業の4コマ漫画が連載終了。本当によくここまで(絵が下手なのに)ネタ枠で書かせていただきました。本当に感謝してもしきれません。連載を企画してくれた当時の担当者さんも退職され、いろんな転機だったなと思います。ご縁に感謝。
そして、2017年から携わった日南しごと図鑑の編集長も降りることになりました。立ち上げから5年、私がいなくても回る体制になり、本当にメンバーには感謝しています。メディアを育てた親心から手放すことは心苦しかったけど、失った分だけ新しいご縁が入ってくると信じて、私は次のステージに行くことにしました。
今は、とにかく本が書きたいです。いろんなことに手を出してきたけれど、やっぱり私は言葉を扱うことが好きみたい。
今年は2冊の本を書きました。年末までに、あと1冊書きたいんだけど無理かな〜(いずれもカウンセリング関係。今書きたい本は14歳に向けた本です。やさしい言葉で書きたいな)
来年は「待つこと」について書きたいな。時間割引率と依存症の観点にもふれたいし、考えを発展させて心の余白がうめるようなものを書きたいです。
ということで、32歳の私もよろしくお願いします。相変わらず山にこもってますが!