あかね|問う、書く

気持ちを問い、言葉にする|移住・山暮らし・農業|そりゃ悩むよね、30代。子育てと修羅場ほいほいな日々!https://marukajiri-inc.com/

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正しくないは、価値になる。欠点ばかりな山暮らし。それでも住み続ける理由

上下水道なし、山水暮らし。 雨が降るたび、水が濁る。 水質検査は、細菌たっぷり… 台風で土砂崩れ。 落雷で冷蔵庫ご臨終。 wi-fiは超低速… 保育園の送迎往復1時間… 強風でハウス壊れること数回…. 車のパンクは数十回… 山への移転費用の返済が8桁… 山に暮らし始め、3年弱。 今のところ、いいところが一つもない。 マジでない。 雨が降るたびにお湯が出なくなり お子3人つれて温泉にかけこむ生活に 「新鮮!楽しい!」を通りこし、ストレスMAX… 5歳の娘に、誕生日に欲

    • 気持ちの源を考えること、が好き

      私って何が好きなんだろう? って、あらためて振り返ったら 意外な言葉が出てきた。 気持ちの源を考えること 感情、本音、潜在意識を考えることが好き。 今まで「何が好き?」 「何かやりたいことはないの?」 と聞かれても 何も答えられなかった。 好きなものはたくさんあったけど、 やりたいことはよくわからなかった。 でも、気づいてしまった。 私が無意識にしてしまうこと 時間がなくてもしてしまうこと やめろと言われてもしてしまうこと。 それが なぜ、感情はわきおこ

      • 自己満足の先にあった孤独。わたしを壊して、新しい扉をあけて

        この2年間で 7冊の本を書いた。 出版社から出すものではないので オフィシャルとも言えないのだけど Amazonでは毎日数冊売れるほどは需要があった。 そして、この夏に最後の本を書き終えて 張り詰めた緊張感がはじけた。 私のすべてを出し切った感覚があった。 私の死ぬまでにやるべきことのひとつを やりきった達成感があり、 それと同時に 過去の自分から卒業する喪失感もあった。 まとまった時間が生まれると ものすごく不安になった。 私は何に命を使う? ありがたいこと

        • 流れに身をまかせながら

          子育てじゃないことを書こう。 と思っても、どうしても私からあふれる言葉は 子どもの話ばかりになってしまう。 子育てじゃないことを書こう。 そう思うのは、 子ども最優先な自分が 嫌いだったから。 子ども最優先なあまり 子育てにエネルギーを奪われて 自分のやりたいことをやるエネルギーがない 子どもが体調不良で ドタキャンする可能性があるから できるだけ確約したくない 新しいことに挑戦しようと思っても 心も時間も余裕がない そんな子育てを言い訳に やりたいことにブレ

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        • あいまいな30代を生きる
          15本
        • リアル山暮らし
          2本
        • アートの扉
          1本

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          移住8年目、やっと自分らしく生きている

          東京から宮崎に移住して8年。 やっと自分らしく生きている感覚がある。 期待や評価ではないところで ちゃんと生活している自分がいる。 8年前の夏、私は東京から宮崎に移住した。 さらに3年前の夏、 旦那が「男のロマン」で山を買ってしまい リアル・ポツンと一軒家な山暮らしをしている。 雨が降るたびに、 蛇口から出る山水はにごってるし 落雷、土砂崩れ、暴風、電波障害 …なかなか修羅場な日々。 普通に生活するだけで、 平地にいるよりも、時間もお金もかかる。 しかし、なぜか

          移住8年目、やっと自分らしく生きている

          一本の幹にこだわらない。自分軸への劣等感が晴れた話

          「自分軸で生きる」みたいな言葉に 私はずっと劣等感を感じていた。 という話をしてみようかな。 私は器用貧乏の星に生まれた。 新卒で入った広告制作部では、取材・撮影・動画編集・執筆・デザインを一通り一人でやりこなさなければならない環境だったせいか、ある程度のことが一人でできるスキルが身についた。これは本当に感謝している。 しかし、三年目で退職し、まだまだ未熟で中途半端な状態でフリーになってしまった。それでもありがたいことに、若さを味方にして、その延長でいろんな仕事をさ

          一本の幹にこだわらない。自分軸への劣等感が晴れた話

          しかっちゃってごめんね、の代わりに。お母さんの救いになる絵本をつくるまで

          私は今、絵本を書いている。 といっても、実は5年前から思い立っては絵本のコンテストに応募している。 まったく賞にはかすりもしないから趣味のようなものだけど。 絵本をかくことになったきっかけは、コピーライター時代にかいたコピーだ。 ブレーンというクリエイティブの専門誌の「子どもに絵本を読み聞かせたくなるコピー」のコンテストで、グランプリをとった。なんだか過去の栄光のようで恥ずかしいが、私が人生で一番嬉しかった賞。上司の発案で部署のみんなと応募したのが懐かしい。 あれから

          しかっちゃってごめんね、の代わりに。お母さんの救いになる絵本をつくるまで

          家族の思い出が、幸福な未来をつくる

          「未来のために何かしていますか?」と聞かれても、5年前の私だったら困り果てただろう。自分の明日にしか興味がなく、「未来」という漠然とした状態を、まったくイメージできなかった。 そんな私が未来について考えられるようになったのは、子どもが生まれてから。未来のことは想像しづらいけれど、子どもが大きくなった時のことは想像できる。 いつしか、私の中で「未来」というワードは、「我が子」と同義になっていった。 子どものためにできることって何だろう? 子どもが健やかに育つためには、安

          家族の思い出が、幸福な未来をつくる

          本音を表現する痛みは、たった一人の理解に救われる

          先日読んだ本の一文が、しばらく私の心に残っている。 私たちは、誰かに理解されたい生き物で、ありのままの自分を受け入れてもらいたい本能的な欲求がある。 だから、私はこうやってnoteを書く。自分から表現することでしか、理解は生まれないから。 でも、心のうちを話すことって、とっても恥ずかしい。 でも、恥ずかしいと思っているのは自分だけで、案外みんな同じように悩んでいるといるものらしい。 昨日、久々にnoteを書いた。私の悩みが垂れ流し状態の文章だったので、とても恥ずかしい

          本音を表現する痛みは、たった一人の理解に救われる

          キャリア迷子。頑張れない言い訳は、いつも子供だった

          仕事を優先すれば、子育てがおろそかになる。 子供を優先すれば、キャリアを諦める場面に出くわす。 きっと、多くのお母さんが直面する問題だと思う。 子供も仕事も諦めないで頑張れる優秀なお母さんも世の中にはいるけど、それはほんの一握りでしかなく、きっと優秀なお母さんでさえ、人一倍悩んで諦めたものもたくさんあると思う。キラキラママの裏で、いつも心が穏やかかと言われれば、いろんな苦悩があるはず。 子育てに必要なのは、心の余裕だと思っている。 時間にゆとりがある。 お金がある。ま

          キャリア迷子。頑張れない言い訳は、いつも子供だった

          罪悪感の裏には、母の愛がある

          2022年年末。旦那は飲み会に多く行くタイプではないが、それでも行った日には小言を言いたくなるのが嫁の性分というものだろうか。 昨日も「私はここ5年、忘年会に行っていない」と旦那にイヤミを言ったものの、なんだか二人で笑ってしまった。「あかねちゃん、行ってないんじゃなくて、誘われていないんだよ(笑)」と、旦那がいらない説明を重ねてきて、さらに笑った。でも、どこかで私はそんな生活を望んでいたのだとも思う。 母になっても、飲み会に行ったり、仕事をバリバリする人に憧れる。 でも、

          罪悪感の裏には、母の愛がある

          32歳、待てる人になる

          私はいつも衝動的だった。 食べたいと思ったら食べるし、 イラッとしたら怒ってしまうし、 アイディアを思いついたら、すぐに形にしないと気が済まない。 とにかく「3秒も待てない」という人間だった。 私をよく知る友人からは、「生き急いでるw」と言われることも多々。 私も自分がせわしなくて、でも衝動は止められなくて、疲れていた。 衝動的な自分に振り回されて衝動的。それはいい面もたくさんあった。 衝動性の1番の良さは、行動力があるということ。 失敗を恐れず、とにかく直進する。

          32歳、待てる人になる

          借り物の自分を生きる

          本当はこんなこと書いている時間なんてないのに、書かないと気が済まなかった宮崎移住丸5年を迎えた朝。子供を保育園に送った帰り道、急に「借物の自分を生きる」というパワーワードが頭の中に降りてきて、険しい山道を運転しながら涙がこぼれた。ずっと自分の中で形を捉えられていなかったアイデンティティのようなものを言語化できた気がしたのだ。 なぜそのような考えに至ったのか。それを説明するにはだいぶ話が長くなるが、自分のために書いている。 私は移住してから10年抱えていた摂食障害の症状がパ

          借り物の自分を生きる

          夢も持たないし、振り向かないはずなのに|2021年

          私は振り返りをすることも、目標を立てることも16歳の時にやめてしまった。頑張った結果がすべて報われるわけではないと知ったのがその頃だ。でも、私は頑張ったと思えないと生きている価値を感じられない面倒な人間なので、今日は今年の頑張った自慢をしようと思う。 とにかく「頑張ったね」と言われたいだけのNoteなので、お気を悪くされそうな方は回れ右でよろしくね。 さて、2021年は史上最強に頑張った。 まず、2020年末に第二子妊娠でつわりパラダイス。それでも始まるいちごシーズン。

          夢も持たないし、振り向かないはずなのに|2021年

          奇跡って言葉でおさめたくないほどの

          2021年5月24日 第二子を出産しました。 2400gの少し小さな男の子。しばらくNICUに入院になりましたが、無事に生まれてきてくれてありがとう。 記録のために、この妊娠期間のことも書き残しておきます。 妊娠が分かったのが2020年10月。9月は取り憑かれたように仕事をしていたので、どっと燃え尽きたタイミング。1人目の娘が低出生体重児だったため、今回は検診から総合病院通い。1人目のお産でお世話になった先生だったので安心して産めました。 25週を超えたあたりから、お

          奇跡って言葉でおさめたくないほどの

          20世紀の芸術とは?現代アートの意義

          「土曜1限」という、一番ストイックな1コマに受講していたのが、「表現文化論」という講義。そこでは美術史を遡りながら、現代アートを考察するもので、大学時代に戻れるなら、もう一度受けたい授業です。 今回はその講義で学んだことをまとめるのですが、「なぜ現代アートは価値があるのか」を疑問に思っている方には、わかりやすい内容になっていると思います。 20世紀もっともインパクトのある作品デュシャンの『泉』は2004年12月、世界の芸術をリードする500人に最もインパクトのある現代芸術

          20世紀の芸術とは?現代アートの意義