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世界は物語となりうるもので満ちている。気がする。

こんにちは!ブックアテンダントの嘉村佳奈です。

昨日は待ちに待った、延期され続けていたKitri(キトリ)のライブでした。

いや〜、本当に感動しました。目の前の生の演奏ってやっぱり心に響いてくる。デジタルを介して聞くのとはやっぱり違いました。大変な時期の中、しっかり感染対策をしてライブを開催してくださった関係各位の皆様に感謝です。ありがとうございます。

まずは、Kitriをご存知ない方のためにざっくりと公式プロフィールから抜粋です。

Kitriはmonaとhinaの姉妹で活動する京都出身のピアノ連弾ユニット。2人が自主製作した音源が京都を訪れていた大橋トリオの手に渡り、絶賛。彼のプロデュースでデビューするに至った。

私は元々そんなに音楽に興味があるほうではないのですが夫が結構な音楽好きで、私もせっかくなので興味の湧いたコンサートには同行していたらKitriはすっかり私の方がファンになってしまっていました。今では私の方が詳しいです笑。

連弾ボーカルユニットのお二人なのでリズムもピアノの音も素晴らしいのですが、ブックアテンダントの私が特に注目するのはその歌詞!なんです。曲調より歌詞に注目してしまうクセがあるのですが、彼女たちの紡ぐ言葉はまるで物語のようなんです。

Kitri 「矛盾律」から抜粋 作詞:Mona 自由自在なマリオネット/ジャングルで神輿/尺八のワルツ/君一人ほら穴に抜けてもバレないさ/モノトーンな化粧微分音でショパン/常夏マトリョーシカ/リードして切り開く新たな1ぺージ

こんな風に、Kitriの歌詞は完全には意味を理解するのは難しくて、考えの迷宮に迷いこむ感じなんです。でも分かりづらさは包容力というか、解釈は聞き手に託している気がします。少し影のある歌詞や世界観ですが、この暗さがあるから輝いて見えるものがある。

物語のように感じる歌詞の他には現代の文明社会の見せかけの豊かさに警鐘を鳴らしている歌詞も多いので、聞いているとドキっとします。彼女たちは決して怒らず、私たちに疑問を投げかけてくれるのですが、本当の豊かさって一体なんなんでしょうね!

ちなみにmusicvideoも素晴らしいのでぜひご覧ください。オススメはインドの手影絵のアーティストとコラボしている矛盾律や、人間プログラムです。もう何度リピート再生したのか不明なくらい聞き込んでいます。私、好きになると本当にしつこい。笑


この記事もKitriの音楽を聴きながら書いているのですが、やっぱりいい。歌詞も読めば読むほど本当にいい。胸に迫ってくる。歌詞を詩集にしてほしいと切に願っております。皆さんもご興味を持っていただけたら是非調べてみてくださいね!一緒にKitriワールドに迷いこみましょう〜。そして私と一緒に詩集の販売を願ってください。(頼)

※トップの画像は2019年のライブのものです。


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