清水のブランド金柑「こん太」を広める
2021年2月の旅するチーズケーキは、静岡県fun fam farm 青木農園さんの金柑「こん太」とオーガニック日本茶パウダー専門店NODOKAさんの抹茶を使用した、濃厚で香り高いチーズケーキです。
今回は、fun fam farm 青木農園の青木さんにお話をお聞きしました。
- どのような経緯で、こん太を栽培されるようになったのですか?
祖父母が昔農業をしていたのですが、両親は農業をしておらず、自分も大学卒業後は名古屋にいて、別の仕事をしていました。その時は、ただなんとなくやりたいこともなく日々を過ごしていたのですが、そんな時に母に、農業をやらないかと声をかけてもらったんです。
それまでは農業に対して特にイメージもなく、静岡=お茶、みかんくらいのイメージしかありませんでした(笑)そこで、JAに何を作るか相談しに行ったのですが、そこで「こん太」を勧められました。
-そんな経緯だったのですね!
そうなんです。キンカンは施設栽培なのですが、ちょうど使っていないハウスもあって、挑戦してみることにしました。
-思っていたより「こん太」を栽培されている方が少ないという内容を読んだのですが、現在何名くらいの方が栽培されているのですか?
12名です。シーズンで、20トン弱くらいしかとれないんです。
-高齢化も進んでいると書いてあったのですが...
そうなんです。おそらく生産者の方の平均年齢70歳くらいだと思います。自分が30代なので、急にぐんっと下がった感じです。
-生産者の方が少ない原因というのはどこにあるのでしょうか?
「こん太」自体が、平成14年に品種登録され、まだ新しい品種であることと、ハウスが必要になってくることなどがあるかなと思います。あとは、清水は、みかんの栽培が盛んで、みかん農家さんからするとキンカンが栽培がめんどくさいというのもあるみたいです。逆に、農業に対する知識やイメージがほとんどない状態ではじめた方が入りやすいかもしれないです。
-私も実際に「こん太」を食べたのですが、甘さがすごい濃いなと感じました。
甘味が強くて、ほとんど酸味がないのが、「こん太」の特徴です。いい意味で、柑橘らしさがないのかもしれないです。
-キンカンに対してあまりいいイメージがなかったのですが、そのまま食べられるし、健康的なおやつ感覚で食べられていいフルーツだなと最近は思っています。
まだまだ認知度が低いので、認知度を高めることが最優先かなと思っています。
-現在はどのようなところで販売されているのですか?
JAに卸したり、直売所での販売や、スーパー、飲食店などにも卸しています。あとは、コンビニやお洒落な銭湯などでも扱ってもらっています。
-東京の飲食店でも結構サラダやチーズに合わせたメニューに使われているような気がします。
「こん太」は、酸味と相性が良いので、ドレッシングやチーズなどと相性がとても良いと思います。
-もっと色々な人が「こん太」を知ってくれるようになるといいですね。
地元での認知もまだまだ低いので、地元での認知を進めながら、全国へもその輪を広げていけたらなと思います。
-本日はありがとうございました。
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