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あなたの発する言葉に恋をした


しばらく恋をしていない。

そのためか、周りが結婚をしているからなのか、
『コイバナ』と呼ばれる類の話を
しばらくしていないなぁとふと思った。


数年前まで、

「ちょっと聞いてよ、彼氏が!!」

と急に電話をかけてきていた友人も
今ではお母さんになっていたり、

「どっちが先に結婚するだろうね~」

なんて、お互い恋人がいない状態で
まったく現実的ではない未来の話をしていたのに、
その友人の結婚式で受け付けをしたり。

この人は一生結婚しないだろう、と
確信していた姉でさえも
気付けば結婚して1年を迎えた。

母は強し、とはよく言ったもので、
恋人の時には元カノの存在の大きさに
頭を悩ませていた友人でさえも

「浮気とか不倫とか、べつにしてもいいけど
慰謝料をちゃんともらえて
こどもたちの生活に支障が出ないようにしたい」

と豪語している。


そんな友人に囲まれているので
恋愛に悩むことが昔に比べると随分と減ったようで、
わたし自身も恋愛をしていないので悩みすらなく、
『コイバナ』をするほとんど機会がなくなった。



そんな時にふと、

「そもそも、わたしのタイプってどんな人なんだろう」

と考えてみた。


見た目もタイプはある程度あるけれど
タイプではない人でも好きになることもあって、
さほど見た目は重視していないことは
昔から自覚をしている。

例えば短髪が好きだとしても
髪が伸びることもあれば、髪がなくなることもある。
髭が好きだとしても、剃ることもある。

そう考えると、変化する可能性がある部分に重きを置いて
相手に好意を寄せるということ自体
ナンセンスに思えてしまってあまりできない。

身長など変えることができない部分に関しても同様。


では、どんな部分を見て人を好きになるんだろう、
と考えた時に出てきた考え。

『自分のことばを持っている人』

自分の考えを持っていて、
かつ、それを言葉にできる人。


勝手なイメージではあるんだけど、
言葉を大切にできる人って
相手の言葉も大切にしてくれる気がする。

自分自身がどんな風に考えて
それを言葉におこすまでの工程を知っているからこそ、
相手のその工程も想像しやすい、というイメージ。

価値観や考え方や趣味って
どうしたってまるっきり同じことはないし、
同じだとしても、だからこそぶつかることもあれば、
違うからこその楽しさだってあるわけで

同じことを求めるよりも
共感したいと歩み寄る行動だったり、
理解したいと思考回路をぐるぐるとしてくれる、
そっちの方が愛情深さを感じるなぁ、と。



これは男性に限ったことではなくて、
女性に対しても同じことを思っている。

この人の言葉の選び方が好きだなぁと思うと
無条件で憧れてしまうし好きになっている。

どんな生活やどんな環境を経て
この人はこの言葉を選んで話すのだろう、と
興味がどんどん湧いてきて
芸能人であれば、その人の出る番組はチェックしたり
雑誌のインタビューも何度も読みたくなったり、
小説家さんであればすべての作品を読みたいと思うし、
そうでなくてもSNSでその人の言葉を紐解きたいと思ってしまう。


わたし自身、言葉を綴ることは好きで
読むこともすごくすきなのだけれど、
考えや感情を言語化することが苦手なので

言葉の使い方が上手な人や
自分にはできないような言葉の選択をする人は
すごく尊敬する。

思えば、今までなんとなく気になる女性や
すごく好きでたまらなくなった男性や
この人と仲良くなりたいと思った方々は
その人の発する言葉がすごく好きだった。

思ってもいないような発想や
突拍子もない発言はいまだにふとした時に蘇る。


そんな好きになる人や自分の好みを通して
わたしも少しでもそんな人たちに近づけたらいいなぁ、
なんてことを思い、このnoteを書いてみた。

自分から人を好きになる時は
一目惚れの直感的なものしかないんだけれど、
直感は案外正しくて
その人たちの発する言葉がすきだったなぁ、と今になると思う。


理性的に人を好きになることを覚えてきたからこそ、
なんとなく見えてきたものがあるのかもしれない。

ふと理性ではなく本能の部分に疑問を持ってみると
おもしろい発見があるのかも?なんて思った。

すきになる人の共通点ってなにかありますか?



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Aina ☺︎
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