yoloの機材:レンズ編
さて初投稿はカメラボディの話でしたので、次はレンズのお話を・・・
「よさこい」を撮るのに最適なレンズは何でしょうか?
・・・と大体の人は考えると思うのですが、実際にはお財布の問題もあるので、最初は中望遠(50~150mmあたり)から望遠(200~300mmあたり)レンズを1本買って「このレンズでどうよさこいを撮ったら面白いだろうか」と考えた方がいいと思います。
私はもともとよさこいを撮る前、花のマクロ写真や野鳥の写真を撮っていました。
野鳥の撮影にはいわゆる「大砲」とか「バズーカ」と呼ばれるレンズが必要になってきます。
私の愛用レンズはシグマの150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary というレンズで、Canon Eos 80D につけると焦点距離が最大で 600 x 1.6= 960mm となります(ちょっとした天体望遠鏡w)。
重さもヘビー級で約1.9kg。
80Dと組み合わせると、約2.6kgというダンベル並みの数字になります。
ちなみに野鳥を撮っていらっしゃる方は大体三脚を使用されていますが、よさカメの場合はこれを持って走り回っています・・・
シグマの150-600mmのデカさ(右下はポストイット)
このレンズ、テレ端(一番望遠側、つまり960mm相当)でも一段絞れば(開放f値のf6.3ではなくf8)かなりシャープな描写をしてくれます。
ただしボケ味はあまり綺麗ではなく、どうしても背景がうるさくなることが難点です。
さて私がよさこいを撮り始めた頃は、主にこのレンズを使っていました。
広い会場や遠くのステージでも全く苦にせず写真は撮れるのですが、どうしても同じような画にしかならない(アップばっかり)。
踊り子さんの笑顔は素敵なんですが、動きとか広がりのある写真を目指してたのに、なんか思てたのとちゃう・・・
「よさこい」を写すには、どうしたらいいんだろうと一年ぐらい悩みましたが、ふとあることに気づいたのは、2016年の「おどるんや」あたりからです。
パレード演舞の多いおどるんやで、沿道から撮っていた時に「よさこいって斜めから撮った方が綺麗じゃね?」と思ったのです。
そうすれば奥行きが出る画になって広がりが感じられるし、別に背景がフワフワにボケなくても、逆に奥まで見通せる感じがしていいし・・・このレンズにぴったりやん!
2016/8/7 おどるんや けやき通りパレードより酒天童子さん
ということで、4日後の初めての高知、梅ノ辻で撮りまくりました。
もう楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。
ファインダーいっぱいに広がる踊り子さんの笑顔、色とりどりの衣装・・・
これがよさこい撮影にホントにハマった瞬間だったかもしれません。
2016/8/11 高知梅ノ辻にて、とらっくよさこい(ちふれ)さん
ということで話を戻しますが、レンズには焦点距離以外にも色んな特徴があります。
ボケ味やAF(オートフォーカス)の速さなどなど・・・
それぞれのレンズの特徴は何なのかを探しながら、それに合ったシーンや演舞を探すのも面白いかもしれませんね。
そして限界まで行ったら・・・
新しいレンズを買いましょう!
深~い沼がいつでも皆さんを快く出迎えてくれることでしょう!
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!