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6月11日 イベントに込める想い

みなさま、こんにちは。
YOLKデザイナーの、中村理彩子です。

第一回の「お茶会マナー講座」に続く「茶花の実践講座」も、いよいよ、今週末に迫ってまいりました。

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こちらのニュースレターでは、なぜYOLKでこのような企画を実施させていただくのか、ご紹介をさせていただきたいと思います。

はじめに、ドレスブランドである私たちから、残念なお知らせがあります。

ドレスが、女性を、美しくすることは、きっとできません。

正確に言えば、ドレスだけでは、女性が、美しくなることは、きっとありません。

しかし「女性の美しさ」とは、そもそも、どこに、宿るのでしょうか?

これは、お洋服を作る上で、私がよく考え、常に、悩むことです。

顔や、身体でしょうか?きっと違います。

私が思い当たる、一つの答え、それは「表現」です。

彼女の美しさは、彼女の表現に、きっとあらわれるのだと思います。

嬉しいお知らせも、あります。
人はドレスやお着物を着ると「ドレスを着こなす私に成長するためには、どんな立ち振る舞いや、行いや、習慣があるのかしら」と、ドレスとは不思議と、美しい表現を模索し、成長するきっかけともなるようなお洋服かもしれない、という気は、するのです。

ドレスだけでは、女性は美しく、なりません。だからこそYOLKでは、美しい表現を、学び、模索し、試す場を作りたいと考えます。そして、成長するための仲間としての「友達」と、出会い、話す場になってほしいとも、願っています。

それでは、今回、杏奈先生から学ぶ「茶花の実践」では、どのような美しい表現が、学べるのでしょうか?

一つ目です。

「花は、野にあるように」と、茶花を活ける行為は、決して、派手な装飾では、ありません。

けれども、これは「お花に対する、思いやり」を感じさせるルールと、思われます。

そう考えると、茶花の「来客者に、自然と季節を感じさせる」という目的にも、奥深い、思いやりを感じ、それは例えば、西洋のフラワーアレンジメントの、インテリア的な部屋の装飾としての「人間中心」を、感じさせません。少しの花を摘み、野にあるように、活けてあげます。すると、そのお花と来客者は「ああ、もう、秋なのですね」という会話をし、静かに気づき合うのです。

そんな空間を生み出す表現は、とても美しいのかも、しれません。

二つ目です。

他の方の活けたお花を見て、何を感じ、表現、発言することができるでしょうか?美しい表現は、発信だけではありません。きっと、何かを拾いあげる過程にも、宿るものです。インプットは、アウトプットと、同じくらい大切なのです。

今回は、他の参加者の活けたお花に対する、感想を述べることも、大切な表現と、考えます。

これは、日常でも、恋愛でも、きっと重要なことです。誰かと一緒にいるとき、自分を表現するだけでなく、相手のことを見て、言葉を聞いて、相手のことを表現できる人は、きっと魅力的だからです。自分の表現や、お話ばかりするのは、人間関係ではありません。相手をよくみる。素敵なところ、ユニークなところ、探して、伝えることを「貴方なりに、相手を表現する」ということに、きっと、なるでしょう。すると、その人は、「この人といるときにしか、感じない、気持ちがある。気づけないこと、見えてこない自分がある」と思うでしょう。

だからこそ、他人を美しく表現することは、自分を美しく表現することと、同じくらい、「美しくなる」上では、重要なのかもしれません。

今回、杏奈先生から学ぶ「茶花の実践講座」は、そんな美しい表現を、身につけるきっかけになれたらいいなあ、と、思っています。

美しい表現とは、なんなのでしょうか?私も、学んでいる最中です。

でもその全ては、もしかしたら「思いやり」に集約されているのかも、しれません。

YOLKの由来は “ Years of Living Kindly “ からきています。

中村理彩子

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