笑うな - 在日ファンク(好きなものがたり1)
在日ファンクもハマケン(浜野謙太、在日ファンクのリーダーであり、かつては星野源がやっていたSAKEROCKでトロンボーンを吹いてた。いまは役者とかもやっているよう)もすげー好きです。在日ファンクの歌詞は、日本語を楽しみ尽くしながらも要所要所にしっかり魂が込められていると感じられるのが良いのです。そういうの全般が好きで、MONO NO AWAREとかおとぼけビ〜バ〜にもこのタイプの良さを感じています。遊びと魂、やはりどっちも大事です。
ライブやMVでのジェームズ・ブラウンみたいなマイクパフォーマンスもかっこいいんすよ。2024年のやついフェスではじめてライブで見ましたが最高に楽しかったです。京都アンドレスポンスもしたかったぜ。
まあそれはさておき、今回取り上げる『笑うな』は同名タイトルのアルバムに収録されている曲。ヘラヘラしてねーで本気を見せてみろよという曲で、そのメッセージ自体は珍しいものではないかもしれないものの、なんだかすごくぐっとくるのです。
唇の分厚さへのハマケンの評価がにじみ出ている。良い。
ラスト部分。そっちのほうがいい顔さ、というのがとてもかっこいい。言われた側からしたらすごくダサい瞬間なのかもしれないけど、それがあなたのほんとうのところ、それこそが見たかったんだよという。火照った顔にはチークはいらない。飾るな、笑うな、ギリギリのマジな顔を見せてくれ。それがいちばんセクシーだもんな。