ディズニーランドに一人で行った時の話
皆さまご機嫌よう!カプセルホテルマニアだ。
今日は真冬に一人でディズニーランドに行った話をnoteしていこうと思う。
ひとりディズニーは、私のひとり行動至上最も最悪だった。
私は、ディズニーが大好きで、ウォルトディズニーを大変尊敬していて、ミッキーマウスのグッズを何個も持っている
訳ではない。
ディズニー映画もあんまり見ないし、ウォルトディズニーをWikipediaで調べたことないし、ミッキーマウスのグッズも誰かから貰ったタオルしか持ってない
ましてや、初のディズニーランドだった。
なのに、一人でディズニーに行った。
今振り返っても正気の沙汰じゃないなと思う。
まず、下調べをした。無論一人で行くのだから年パス保持者のような面持ちでパーク内を颯爽と歩かなくてはならないからだ。
ネットによると真冬ディズニーは、大変寒く
カイロとブランケットを絶対に持っていった方がいいという情報があった。
「なるほど!初めてのディズニー、完璧に楽しみまっせー」と思いウキウキで大量のカイロを購入した。
当日、舞浜駅に着いた。ものすごい人だった。
ここからどうやって行けばいいか分からなかったが、
こちとら年パス保持者の面持ちでいなくてはならないので、スマホで調べることなく人の波に乗った。
人波に流され、ディズニーリゾートラインというモノレールみたいなのに乗って
「東京ディズニーランドステーション」という駅で降りた。一駅しか乗ってないのに運賃が激高だったのを覚えている。
さてさて、楽しんでやりますか?!と言わんばかりに
インスタのストーリーを連投した。
Twitterで、「ひとりディズニーなう」と投稿するとリア友から「え?ひとり。寂しくない?」と言われた。その時の私は、まだノリノリだったので
「わたしには、ウォルトディズニーがついてる」という謎のリプを送った。
【写真1】カラスさえも従えるウォルトディズニーさん
とりあえず、すべてのアトラクションに乗った。
私は思った「あれ?これだけ?ディズニーシーよりアトラクションが少ないし、ジェットコースターも緩やかなのしかない」と。
恐らく、ディズニーランドは家族向けもしくはカップル向けの施設であり、私のようなジェットコースターで恐怖を味わいたいお客さんが来る場所ではないのだ。
15時ぐらいには、もうすでに飽きていた。
眠いし、眠かった。
前に並んでいるカップルが
「眠いよー」「えーじゃあおいでー」(ぎゅっ)
「うふふ」という会話を聞いて殺意さえ覚えた。
私は、とりあえずradikoで普段聞かない深夜ラジオを聴いてその場を凌いだ。
こういう時に彼氏がいたらもたれかかって寝れるのになと思ったら余計に虚しくなった。
夜になりパレードの時間になった。
「きたきた!わいは、事前下調べでちゃんとレジャーシート持ってきてんねん!さー楽しみまっせー」と
スティッチのレジャーシートをここぞとばかりに広げた。お腹が空いたので、何か買ってこようと思った。
しかし、ディズニーはモノを置いての場所取りができない。
二人で来てたら、一人が場所を取ってもう一人が食事を買いに行ける。お一人さまに優しくない。当たり前だ、二人以上で来ることを前提としてるのだから。仕方ないから一度レジャーシートを畳みご飯を買いに行った。
夜になり大変寒かったので、リトルグリーメンのチョコ饅を買った。可愛いやん!テンションバカ上がりー再びレジャーシートを広げて、リトルグーメンのチョコ饅を口にした。
冷たい。
くそ!これ、冷たいタイプの饅だ。
詰んだー。しんどしんどーこの可愛い顔さえ憎たらしく思える。
【写真2】私を騙してきたチョコ饅野郎
この時点でカイロも力をつき、ただの砂になっていた。カイロ、ごめんな。私がこんなばかりにお前を楽しませてやれなくて。
そんなこんなで、パレードが始まったのだが
隣に来ていた夫婦ぽい人たちは、ノーレジャーシートで来ていた。でも楽しそうだった。
二人でくる楽しさの前にはレジャーシートを用意し万全の準備で取り掛かっている私も絶対服従だと?!
と思いながらも、私の親切心から
レジャーシートのスペースを分けてあげた。
(優しい、いい子ですね。皆さん付き合うならこの子ですよ!)
【写真3】パレードでこちらには見向きもしないミニー様
パレードとかって、「うわー手を振ってくれた!」とか「すごい綺麗だね」とか言い合える相手がいて初めて成立するモノだったんですね。
いい勉強になりました。
私は、帰ることにした。
寒いし、寒いからだ。
帰りももちろんモノレールみたいなのに乗るんだよねと思いきや
みんな普通に歩いて舞浜駅に向かっている。
しかも歩いて3分くらいで着いた。
は?
行きは、モノレールに乗ったのに、、、。
実はあのモノレールは、ディズニーシーやホテルに行くためのモノレールだったらしく、
ディズニーランドは普通歩いていくらしい。
どおりで、「東京ディズニーランドステーション」で降りたのは私しかいなかった訳だなと思った。
ってことは、同じ電車に乗ってた乗客の人は、
「あの人何してるの?ぷークスクス」状態だったんだと思うと大変寒気がした。
私は、ただの砂になったカイロを外し
ゴミ箱でサヨナラとごめんねを伝え
帰ったのだった。
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