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現在地とその先


今日の出会い

 今日、12月3日(日)「ああもう師走だどうしよう」を言い始めて3日目。
長野県立美術館で行われたアーティスト廣瀬智央さんのワークショップ『いちどためしてごらん』に参加した。なぜ参加したか、その経緯を書いておく。

まず第一に廣瀬さんが私の出身地である和歌山の紀南アートウィーク参加アーティストであることがきっかけのひとつ。紀南アートウィークがコロナ禍より明け始めた2022年(紀南アートウィークは2021から)に展示やワークショップが充実し始めた。その年、私は和歌山を出た。展示をみたのは一度だけ、ノンクロンで開催された『アナルコ・アニミズム展』。和歌山にこのようなアートの動きが身近に感じられたこと自体がとても嬉しかった。しかし普段は和歌山を離れているので紀南アートウィークはSNSで追うだけの状態になっていた。廣瀬さんの存在は存じ上げていた。

そして次に先日行われていた廣瀬さんと金井先生(信州大学人文学部)のトーク。この時私は都合が合わずに行けなかった。参加できなかったことが悔しくて、悔しくてしかたなかった。随分紹介が遅れてしまったが、今、長野県立美術館のアートラボというスペースで廣瀬さんの展示『廣瀬智央 みかんの旅』が行われている。紀南アートウィークに携わる方が長野で展示をやっていらっしゃるのは何かの縁、これは黙ってみてるだけじゃあもったいない!

ということで、情報をチェックしまくって見つけた今回のワークショップ。
参加者のバックグラウンドも多種多様で面白かった。

『廣瀬智央 みかんの旅』@長野県立美術館2Fアートラボ

さて、ワークショップの内容もことこまかに説明したい、が、その気力は無いのでやめにする。
展示。アートラボでの展示は観覧無料(すばらしいですありがとう)。前をふらっと通ると香るみかんに自然と足が向かった。

今回の展示のキャプションとアートプロジェクト〈コモンズ農園〉の冊子をいただいた。アートラボの中の展示は〈コモンズ農園〉のプレゼンのような内容。正直、めちゃめちゃわくわくした。

紀南という土地に18年。
南方熊楠は顕彰館(田辺市)も記念館(白浜町)も両方大好き。帰省の度に毎度行く。という人間にとっては、知っている気候風土とその地に根付く(根づいていないかもしれない、熊楠翁が勝手に生やした)思想をくみ取り、今後の気候危機が迫る地球でアート実践をするプロジェクトが目の前に提示されて、、、簡単に言うと感動した。

このアートプロジェクト〈コモンズ農園〉プレゼン的展示との出会いが今日のハイライト。否、今年のハイライト。

出会ってしまった、知ってしまった、学びの入り口。

 さて、帰宅して、早速パソコンで紀南アートウィーク及び〈コモンズ農園〉について調べてみる(SNSでの情報というのは見ているようで理解していない、ネットで調べられる良い世の中)。

コラムの充実度に驚きました。

紀南アートウィークコレクティヴの多様さについては若干知っていましたが、コラムが本当に充実しすぎててここからどれだけ学べるのだろう。
学んでいこうと思います。
とりあえず開いたのは、先日トークを逃した信州大学人文学部金井先生の登場回、みかんマンダラ展-「コモンズ農園」の歴史的文脈を語る。正直言うと私の苦手とするカタカナがたくさん並んでて詳しくは知らない言葉が大量にありました。学び甲斐がとてもある!!(ネット上でこんなに学べる今の世の中すごくない?これ無料よ?)
 というわけで、これからとりあえず積み重なった紀南アートウィークのコラムを参考にしながらキーワードを拾って学びを深めていくことにする。

ここで宣言したので3日坊主にならないように頑張る。

今の自分の知識の浅さに時々辟易することがある。
専攻は?、とか、何に興味あるの?って言われたときに興味のある事象はあってもそんなに詳しくないから胸を張って言えない。
それを少しずつなくしたい。

ここが入り口。やっと自分が続けたいものの入り口が見つかった気がする。

参考までに

紀南アートウィーク▽

長野県立美術館▽

南方熊楠記念館(白浜町)▽

南方熊楠顕彰館(田辺市)▽


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