お客様と新事業をつくりたいが、どうしたらいいかというとき【初級編】
こんばんは。売り方イノベーターのよくたろうです。
よくたろうがご相談を頂くことのうち、一つはこれです。
「お客様と新事業をつくりたいです。どうしたらいいですか?」
この時点で、お客様の取り組み状況や、ご相談者様がやりたいことをお伺いしていますが、一つこんなご相談がありました。
【ご相談】
お客様の商材の○○と、わが社の××を組み合わせて、ソリューションをつくりたいんです。2か月前からお客様先に人を出向もさせているのに、何も生まれません。お客様からはいろんな業種の方と軽いタッチで話をすることで事業ができるので、そういったイベントをしてほしいと言われてます。よくたろうさんのつながりでセッティングしてもらえませんか?
【よくたろうからの確認&お答え】
【質】お客様と御社の商材を組み合わせて、誰のどんな課題を解決したいと思っていますか?
【回】IOTとかですかね。実際にヒアリングにも行ってみたんですが。
【質】ヒアリング、素晴らしいですね。もう少しお聞かせください。想定と実際聞いたら違った、といようなこととか
【回】行ったとは言っても、わが社の引き合いのついでの話です。わが社の製品と組み合わせてこんな製品考えてるんですが、ニーズありますか?と聞いたら、そんなのニーズないよ、と言われました
【質】人もご出向されているとのこと、一緒にどんなご検討をされているんですか?
【回】それは私の担当ではないので知りません。お客様の私へのオーダーは、いろんな業種の方との集まりのイベントをしたいということなんです。それはできるんですか?
【質】率直に言うと、今の状態でやっても費用対効果は期待できないかもしれません。もしそれでも、ということでしたら、御社のつながりでまずはされてみてはいかがですか?
【回】私のつてなんて大したことありません。よくたろうさんのつながりを使いたいんです。よくたろうさんに合わせますから、そしたらニーズありそうなところ紹介してくれるんじゃないんですか??どうすればいいんでしょうか?
さて、この方はお客様と新事業が作れるでしょうか?
この状態からご支援することはもちろん可能です。
たちの悪いコンサルさんですと、こういった状態から入り込んで、ずるずると支援し、期間満了が近づいたら、なにかと理由をつけて支援期間を引き延ばします。
しかし、よくたろうとしてはコンサルに相談する前にやるべきことはまだまだあると考えます。
①お客様を理解すること
自分の担当ではないから、とお客様の取り組みに興味をお持ちでありませんでした
②自分の持つリソースは最大限活用すること
自身の他のお客様へヒアリングした、といいながら「ニーズありますか?」「いいえ、とくには」という会話しかしていなかったようです。
自分のつながりから始めてみては?とお伝えしても、よくたろうから紹介してくれないとできない、と言い張っておられました
③なぜ、自分はこれをやりたいのか、ライフワークだ!と言えるくらいやりたいって言えるのか、自問自答すること
これは結構大事ですね。新事業なんて、そんなに簡単にうまくいきません。エアコン設置してください、ってのと訳が違って、専門家に頼んだらいつの間にかできていた!というものではないのです。ここを勘違いされて相談に来られる方の多いこと。
やるのは自分であり、どう最短でやるのか、どう成功確率を上げるのか、を専門家の知恵を使って、自分で決めていくことなんです。決めて、やってもいろんな壁が立ちはだかり、心は毎回砕けます。それを乗り越えるには、ここの覚悟が後々効いてくるもんなんです。
実は、よくたろうも、最初から覚悟があったわけではありません。
最初は、新事業している人、なんかすごい、とか、楽しそう、とかから始まり、
当然ながらすぐに軽い挫折
でもやっぱやりたいなーと思って、ちょっとずつ立ち直ってみたり、
(以前こちらの記事で書いた、ヒーローズジャーニーですね)
諦めかけた時もありましたが、やっぱりやりたい!と心が叫ぶ(笑)ので、これはよくたろうのライフワークなんだと思うようになり、
リスクをとったり、会社への投資をしたりしてみて、やっと、これが「覚悟」なんだ、というところにたどり着きました。
今回のご相談は、案件のヒアリングをさせていただく中で、ご依頼者様の覚悟が最後まで見えなかったので、おそらくたまたまタイミング的にご縁がなかったものだと思います。 (よくたろうの、憧れ、のステージだったかもしれません。今回、よくたろうとお話頂いたことで少しでも次につながる何かを感じていただける部分があったならなぁと思います)
ぜひ、難易度の高いチャレンジがなかなかうまくいかないな、というときは、自分の覚悟のレベルをはかってみることをお勧めします
本日の20字まとめ
覚悟をすると、もっと難しいこともできる
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