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2024年の大きな挑戦について

今年のことについて書くぞ、と思ってふと、自分で去年の年末にしたためた1年のふりかえり記事を見た。

すっかり忘れていたが、そういえば去年は小さな挑戦を沢山重ねている年だったようだ。

あれこれ奮闘している間にもう9月。気が付けば今年も終盤戦に入ろうとしている。

前述の記事は書き上げるのがかなり大変で、着手から完成まで1ヵ月ほどかかったような気がしているが、やはり後から見て「よしよし、私がんばってるな」と思えるので、今年も早めに書き始めていこうと思っている。

さて、今年のことについてだ。

昨年末にちらっと登場している「硬筆書写」が大きなテーマとなっている。この記事を書いている9月12日現在は、既に日ペンの「ボールペン習字」講座を修了し既に修了書をもらうべく手続きを終わらせていたりする。

今回は「挑戦してよかった」ことについて書くつもりでいるので、話が脱線して何が何だか分からなくなる前に、この大事な部分を書いておこうと思う。

初期投資はそこそこかかったし、準備や手続き、継続しなければならないことも色々と増えて色んな面でコストのかかる挑戦だった。

しかし、ボールペン習字に関しては、間違いなく挑戦してよかった!
成長している実感も得られたし、課題を出す度に丁寧に添削してもらって「キレイ!」「美しい!」と部分部分で細かく褒めてもらえるのがめちゃくちゃ嬉しかったし、目標も増えた。忙しくはなったが、充実した毎日を送ることができている。

挑戦に至ったきっかけ

全ての始まりは、それまで勤めていた職場がコロナの影響で営業不振に陥りスタッフを雇っているのが厳しくなったと言われ、突然職を失ったことにあった。

悔しいなぁ、と思った。
幸い私は既婚で子どもがいるわけでもないので、必死で稼ぎを得なければいけない立場ではない。だから、馬鹿にしてんのかな?と思った。

別にめちゃくちゃ好きな仕事だったわけでもないし。何なら上司は嫌いだった。
ただ勤務地が近くて、結婚前にしていた仕事と多少共通する部分があるから楽に働けるかなと思って勤めていただけに過ぎない。

あんたのところで働く無駄な時間がなくなったお陰で、こっちはめっちゃ充実してますわ!!と言えるようになりたかった。

まずは落ち着いて自分と向き合う

「充実している」と胸を張るには、本当に自分がやりたいことがちゃんと見えていなければならない。

11月。私はモーニングページを始めた。
朝起きてすぐに延々頭の中にある気持ちとか思い浮かんだことをつらつらと書き出していく。当時はA5に2,3ページ書いていた。朝の5時くらいから書き始め2,3時間はノートに向き合っていたと思う。

モーニングページは方法はものすごく簡単なのだが、朝起きてすぐやることになっていたり、それなりの文章量を書かなくてはいけないことになっているのもあり、その部分でのハードルがまぁまぁ高い。

ただ、私は朝型人間なので、他の家事などができない4時、5時くらいから起きてモーニングページを開くことなんて余裕だったし、仕事にいかないのでいつまで書いていたって支障はなかった。

好きなことで本当にやりたいことの再発見

そうして1ヵ月ほど毎日欠かさずモーニングページで自分と向き合う時間を取り続けた結果、12月頃、ふと「書くことそのものが楽しいな」という気持ちがわき上がってきた。
沢山書くと手が痛くなることから、万年筆に手を出しはじめ、万年筆とあれこれ格闘しつつ、好きなことを書き綴っていった結果、不意に気付いたというか、思いだしたというか。

ここで記事を書いていることからも分かって頂けるかと思うが、考えを文章でまとめること自体も好きで、それ以前に文字を手で書くことも好きだったのだ。

まだ小学生になる前、祖母に硬筆を教わって、それがとても楽しくて。
学校で少しだけあった「かきかた」の時間が大好きだったくらいには書くこと自体が好きだった。

別に忘れていたつもりもなかったのだが、そんな部分にスポットを当てることがない時間が長かったために、埃をかぶってしまっていたような……そんな印象だった。

自慢にもならないが、私は腰が重い。
「考える前に動く」を強要されると秒で体調を崩してガチで吐くタイプだ。

だが、この時の私の行動は我ながらめちゃくちゃ早かった。
それはモーニングノートを見ていても分かる。
「書く資格をとってみたいな」と書いた翌日には「申し込んだ」と書いている。このスピード感が見返せるだけでも、モーニングノートをやっていてよかったと思った。普段にはない動きを見せることができている。

そして、正にその価値があったと言って間違いない。
技能検定に挑戦するぞ!という目標があったお陰で受講期間を3か月以上残して修了することができた。直近の検定は11月だ。もう、申し込みが始まっている。

最終的には1級取得を目指したいが、さすがに無謀すぎるので、まだ「多少」無謀くらいで済みそうな2級合格を目指すことにした。能力的に追いつかない気はするが、とにかく挑戦してみて更なるレベルアップに励みたい。

まだまだ繋がっていくやりたいこと

現状、試験内容に関する部分の強化をするしかないので「やりたいけど後回し」となっている項目がたくさんある。

例えば「かな連綿」

試験で使ってもいいことにはなっているのだが、使わなくてもいい。
もしかしたら有利不利に関わる部分になるかもしれないのだが、現段階で手を出せる余裕がないので見送りとなっている。ただ個人的にはめちゃくちゃ練習したい気持ちがあって、隙間時間にすこーしずつ手を出している。

例えば「筆ペン」

オマケの冊子として、ボールペン習字の付録に「筆ペンの使い方」もついてきており、筆ペン使いこなせたら、それこそ超カッコイイな!と思うが、こちらはそもそも試験内容に入ってこない。シンプルに憧れなので、こちらも後回しだ。

例えば「草書体」

2級の試験範囲では極平易なものが書ければいいことになっているのだが、基本的には草書体は形を完全に覚えなければ読み書きができない。ちなみにこれは1級の範囲になってくる。さすがに手が出せない。

そんな感じで、やりたいことをあげ始めると「書くこと」に限って話をしているというのにも関わらず、どんどん出て来てしまう。

それも、最初の「やってみよう」があったからこそだ。
それが叶う状況が揃っていることに感謝しつつ、いずれはこの技能を仕事に活かせるようになるといいなと思い、少しずつできることを積みあげている最中だ。

# 挑戦してよかった

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