【エルミナージュ】錬金システムの魅力
ダンジョンRPGと呼ばれるジャンルのゲームが大好きな私だが、エルミナージュをやっている中でかなり一生懸命取り組んでいたのが錬金だったように思う。そしてそれ以降、別なダンジョンRPGをやる時に(なんだ、錬金はないのか……)と思っている自分がいることに気付いた。
もちろんハクスラ自体も好きなのだが、そこで拾って来たお宝をより強力にカスタマイズができる錬金のお陰で余計にお宝集めに熱が籠っていたのだ。その錬金のための素材探しもお宝探しの一環になるので一生お宝を探しているわけだ。
説明しよう
同胞の皆様方におかれては、今更システムの説明か??と思われることだろう。読み飛ばして頂いて構わない。
38歳の私にとっては、二十歳前後の頃にやっていた懐かしい作品でシステム自体もお馴染みのものだ。
と、いうことはだ。
ゲーム自体はかなり古いということになる。
大きな攻略サイトも最後に動いていたのが6年前とかのようだ。むしろ、よく6年前などという最近まで動いていたなと思うレベルである。
しかもよく見たら、バージョンが古かったり〇〇版ではどうのこうの等となっていたりと、どの情報が正しいのやら分からない自体になっている部分もある。
steamに登場したことで初めて知った人がプレイされることもあるかもしれない。恐らく攻略サイトを探すことになるだろうが、古すぎて不安になったり初めて見るには情報自体が簡潔過ぎてよく分からないこともあるだろう。
ここでは、攻略サイトを見る前にエルミナージュの錬金システムとはどういうものか概要を知りたい人と、エルミナージュをプレイする予定はないが話を聞く上で知っておこうと思ってくれる人に向けての雑な解説を行う。
錬金は錬金倉庫にて行う
錬金のできる場所は拠点のあるトランジェルダの宿屋だ。
ここにさり気なく、宿泊項目以外に「錬金倉庫」がある。
ゲームスタート時にさり気なく王様が案内してくれるが。あまりにもさり気なさ過ぎて聞き流す人や、どういう意味か分からない人も居そうだ。
王様は、ダンジョン内のミニマップが常時表示されるようになる便利アイテムの作り方を教えてくれた上で素材もくれて、今すぐ錬金倉庫でそれを作って持って行くように言ってくれる。
ただし1度しか言わないし口頭で言うだけで、導いてくれたり触ればいいところを光って教えてくれたりはしない。
しかも中盤以降、よりお世話になる鍛冶についてはノータッチだ。
恐らくだが最悪鍛冶についてはやらなくても詰むことはないが、錬金アイテムは進行上どうしても必要となるものがあるので、錬金自体を知らなかったということにならないようにしているのだろう。
ちなみに利用しようとすると、僅かばかり金銭を要求されるのと爆発事故を起こした場合は全所持金没収との脅しの文章が出るが未だかつて爆発事故が起きたことはない。ぶっちゃけここまでくると個人的には一度爆発させてみたいまであるのだが実装されているのかどうかわからない部分だ。特別調べる気もないので、大金を持ち込むかどうかは個人の判断にお任せする。
宿屋のおっちゃんのクエストをクリアすることで無料開放されるようになり、色んな人の助けになってクエストのクリア数が増えることで錬金倉庫に預けられる物の数が増加する。最初は20なのですぐに満タンになってしまう。頑張って人助けをこなそう。
錬金素材の鉱石を持ち帰ってくること
素材を手に入れる方法はダンジョンに潜って宝箱から出るのを待つ。これが基本だ。
ある程度ゲームを進めて盗賊が強くなれば、敵から物を盗めるようになる。そうすると、絶対に錬金素材を持っていると分かっている敵がいるのでそいつを見かけたら寄ってたかって足止めして奪うのがいいだろう。
狙うのは「ピクニッカー」という敵で、背中に背負った籠にトングで石を入れている姿をした超笑顔のおじさんである。スクショを確保してこようと思って何時間かマップ埋めがてら数時間うろうろしてみたが出てこなかったので諦めた。よく考えたら図鑑でよかった。
というわけで、まぁ狙っていたとしても出会えるとは限らない。こちらにできるのはいつ出て来てもいいように、レベルの高い盗賊と足止めができる錬金術師を用意しておくことだけだ。
麻痺や石化を狙った上で持っている素材を奪えるだけ奪う。このゲームの「麻痺」や「石化」は、僧侶呪文を使って解除しない限り一生治らない状態異常なので相当重い症状だ。その上で片っ端から物を奪って最終的には留めを刺して戦闘を終えるのだから「思うことがある」どころではないだろう。
もちろん、こんな非道なことを絶対にしなければならないということはない。しかし、練度の高い素材は大変貴重で、手に入れるためにはとにかく大量に手に入れてくるしかない。200個拾って来たが最高の練度のものは手に入らなかった、なんていう話もある。
それに、錬金の素材となる石も複数あり、石によって錬金で得られる効果が変わってくるのだ。
錬金素材は6種類
錬金には錬金アイテムを作り出す錬成と、装備と素材を掛け合わせて特殊効果を得る鍛冶がある。どちらにしても、素材となる石の「練度」がめちゃくちゃ重要だ。
練度が高い素材同士で作った錬金アイテムは効果時間が長かったり使用できる回数が多かったりと、より便利なものになる。
練度が高い素材を使用した鍛冶では、より高い特殊効果を得ることができる。
右端の数字が素材の練度だ。錬金倉庫に持ち込んで作業をする時に判明する。
ご覧の通り、ベースとなる装備品が同じでも鉱石が別のものになると右に表示される効果一覧の内容がかなり変わっている。
そしてAPの値分だけ、練度が必要になる。
つまり、練度7のドヴェル軟鉱ではAC低下はつけられない。ターン回復は3回振りこめるので毎ターン3回復するようにはできる。複数の効果を付けることができるので余った1を猛毒抵抗に振り込んだりすることもできる。ただし1APにつき1%だが。
そういうわけなので、鉱石の練度は高ければ高いほどいいのだ。
ところで、左側の窓に「練度増加率100%」という表記がある。
これは、錬金術師のレベルが高ければ高いほど、鉱石の練度が上がるということなのだ。これこそが、私にとって強い錬金術師が必須となる理由である。
序盤はともかく、中盤以降は色々錬金の力を借りたくなる場面が出てくる。状態異常が厳しい。ゴースト系を普通に殴れるようにしたい。呪い付きの装備を使いたい。言い出したら本当にキリがない状態なのだ。
最悪、錬金術師の存在がいれば錬金は行えるので、強くなくとも強力な練度を持った石を探してくればいいという考えもある。+2の表記がある素材であれば最大練度50のものまで手に入る可能性がある。
無印なら~20
+1なら~35
+2なら~50だ。
ただし、+2でも一桁の練度は普通によくある。なので20以上が出てくれたらガッツポーズだ。錬金術師が多少なりとも練度を底上げしてくれるのは正直めちゃくちゃ有難い。
ちなみに錬金術師のレベルが1000に到達すれば練度は約倍になるようだ。昔やっていた時でもレベルは300くらいまでしかやらなかったような気はするが。
錬金術師の使い方
以前にも書いているが、錬金術師は戦闘において火力を出すことはできない。しかもHPがかなり低いので元気な状態からたったの1撃で葬り去られることも日常茶飯事だ。
だが、敵の攻撃が激しい時、敵の呪文耐性が高くて魔術師が手を出せない時、他のメンバーがいつものように戦えるよう立ち回ってくれるのが錬金術師だ。
高レベルになってくると、呪文で宝箱の開錠ができるようになる。これは盗賊がやる場合と違って失敗することがない。盗賊のミスから突然大ピンチになることも少なくないので、安全に宝探しをしたい場合、盗賊技能に頼らず錬金術師にやってもらうという手もある。
開錠の精度は専業の盗賊なら「珍しく失敗したな」というイメージだが、盗賊技能持ちの他職(忍者など)だと「またやりやがった……」くらいの頻度で宝箱の罠が暴発するので、ある程度各種罠の暴発に備えた準備ができるだけのプレイヤー経験値がないと厳しいものがある。
また、ひたすら金をかけて育てるという方法もある。連れ歩くのが面倒だったり、好みの編成に錬金術師が入っていない場合、錬金術師を育てるのがストレスになってしまうこともあるだろう。
そんなときは、錬金術師を連れて教会に行けばいい。
寄付額と同等(だったはず)の経験値をもらうことができるので、教会と宿屋を往復するだけでレベルを上げることができる。
いずれにせよ、自分が一番ストレスなくゲームを楽しめる環境を自分で構築することができるのが、このゲームの良いところだ。是非、自分なりの楽しい遊び方を見つけてもらいたい。