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刺繍糸のお話

「DMC」「COSMO」「オリムパス」

このあたりは手芸でお馴染みのメーカーで、よくお店で購入することができる刺繍糸です。

まぁ…言うても糸だし、そんなに違わなくない?と思ってたんですが、キットについてきたり少し欲しい糸を買ってみたりしているうちにいつの間にか、この3社の刺繍糸は一通り触ったことがあるようになっていました。

結論から言えば全然違いました!違うんですけど、良いとか悪いとかじゃなくって好みっていうのもあるんかな?と思います。

今回はこの刺繍糸について書いていきます。

画像1

オリムパス

近所に売っているお店があるので買ってみました。画像で言うと一番左の白い刺繍糸です。

質感は固めでビシっとした感じ。芯があって丈夫な印象でした。他のメーカーと比べると艶はなくマットな見た目です。

DMC

刺繍キットについていて結構な量を使わせてもらっています。
始めて触ったのがこのDMCの刺繍糸でした。

艶のある綺麗な質感で、一本一本もしっかりしています。
細かい刺繍をする時はDMCの糸を使うとくっきりとした仕上がりになるようです。

COSMO

株式会社ルシアンが販売する「COSMO刺繍糸」は質感はDMCのものと似ていて艶があります。取り扱っている色合いにかなり違いがあるので好みの色で決めるといいかも。

刺繍をするときに一般的に使われる25番刺繍糸の他にも四季の色合いを刺繍糸で表現した「Seasons」というグラデーション糸のシリーズやキラキラとした光沢が特徴的な「にしきいと」シリーズという変わった刺繍糸も販売されています。

中国産の激安刺繍糸

というわけで、どの糸でどんな作品を作ろうか考えるだけでも楽しい刺繍なのでした。

実は画像の一番右端、これはどのメーカーのものでもなく
ネットで販売されている中国の激安刺繍糸150色合わせて1,000円のものとなっております。

この激安刺繍糸についてなんですが、実際に来てみるまでどんな感じか分からないのが難点ではあります。通常の10分の1というお値段ですからね…。ただ、今まで3回ほど購入してみて、失敗だったなーと思ったことはないです。

色かぶりがあるので実質的な色数はもう少し少なくなりますし、色番号とかがないので同じ色が欲しくても個別注文はできません。でも安いので、もったいないとか気にせずに自由に作品作りができるというメリットがあります。

手触りは艶のあるものと、そうでないものがあるので口コミとかを見て判断するしかなさそうですが数揃えられるのはありがたいですね。

メーカー品と比べると、少し腰がなくふにゃっとした感じは受けます。
シャンとしたメーカーものの糸の方が刺しやすいのは確かです。ふにゃふにゃして作業しにくい時は、スレッドワックスを使うと少しやりやすくなるかもしれません。

ダイソーの刺繍糸はクロスステッチには不向き

ダイソーにも刺繍糸が結構売られているので手軽に買うことができるのですが、こちらをクロスステッチに使用するのはオススメしません。

理由はボソボソしていて布に引っかかりがちになるからです。引っかかるとどうなるかというと、糸が絡まりやすくなります。

慣れないうちはどうしても布の裏で糸が絡まり、解く作業が出てきてしまうのですが、引っかかりやすい糸を使うと絡まる頻度が高くなりイライラします。つまり楽しくないです。

実は、メーカーものの刺繍糸を使う時の一番の快適ポイントは私にとってはこれでした。もつれてしまっても、コシのあるメーカーものの刺繍糸は解こうとするとするんと解けてくれることが多いです。

ダイソーにはクロスステッチ布も売っていますが、こちらもバリっとノリが効いていて硬いので、ここに毛羽立ったダイソーの刺繍糸がゴリゴリに引っかかってしまい私はひどい目に遭いました。

使い道自体はあるダイソーの刺繍糸ですが、クロスステッチには…ましてや不慣れな初心者が手にするべきではない代物です。

刺繍糸のラベルが取れない時の豆知識

私が運営しているクロスステッチのチャンネルで、刺繍糸を束ねるラベルが癒着して取れない時の簡単な取り方を紹介しています!よかったら参考にしてください。


見ているだけでも楽しくなる刺繍糸、選ぶ時はその質感の違いも確かめてみてください。

というわけで、以上刺繍糸を語る回でした。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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